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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:経済ってそんなに大事なんでしょうか)

経済の重要性について考えてみた

このQ&Aのポイント
  • 今回の地震で「自粛ムード」が広がっているが、被災地のためを考えれば経済を回すべきかについて悩んでいる。
  • 経済活動が停滞すると他国との関係が悪くなる可能性があり、経済戦争に負けると最終的には困難を招く可能性がある。
  • 田舎には農地があり、食べていくだけでは人間は幸せになれない。日本は技術力があるが、経済活動にはネックがある。エネルギーの問題が解決すれば経済活動に躍起にならなくてもよいのかもしれない。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • phj
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回答No.4

現在の日本の人口は1億3千万ぐらいです。江戸時代は3千万(北海道を除く全国)ぐらいでした。 ちなみに今の東京は23区に限っても800万、江戸時代の江戸は世界最大の都市といわれておりそれでも100万ぐらいが限度でした。 これはインフラ(水道、ガス、電気、鉄道、物流)が完備されているからこれだけの人口が23区内に居住しても大丈夫なわけで、もちろん田んぼや畑はこの地域にはほとんどありません。 水も食料もこれだけの人口をまかなうすべての物が23区の外から運ばれてきます。同様に江戸時代も当時の江戸では水も水道を使って運び、食料は船で各地から運んできました。下水道はないので汚物はすべて下肥システムとして屎尿料を払って近郊の農家に運んで肥料としていました。いまでいうリサイクルです。 これらはすべて経済です。 経済がなければ「自給自足」するしかありません。自分でとった野菜や米を食べ、衣料品も自分で作り、医療はほぼ受けられないということです。 つまり食べ物を生産するだけの人口しか養うことができないということで、日本でいれば卑弥呼の時代ぐらいまでさかのぼってしまうということになるのです。 その当時の日本の人口は全国でも1千万は居なかっただろうといわれています。 家を建てる大工、農具を作る金物職人、衣料品のための反物を織る機織職人、医療に従事する医者や看護婦、それらの人々は生活のための技能と食料をお金を通して引き換えているのです。これはすでに経済です。 ですから「経済活動をしない」という選択肢は厳密にいえば不可能です。後はどのレベルでみんなが満足するのか、という問題なのですが、たとえばみんなが一定のレベルで満足するようにした共産国はすべて失敗し、北朝鮮を見ても分かるように非効率に陥っています。中国も資本主義的な経済運営を1990年代に取り入れたからこそ20年足らずで発展したのですが、戦後共産党中国が出来てから50年以上貧困と物不足にあえいでいたのです。 ですから、経済をコントロールして「ほどほど」にというのはかえって危険な罠に陥ります。 日本は石油などの資源を外国に依存しています。外貨を稼がないと石油を輸入することができないのです。ですから経済を回すこと(お金を循環させること)はとても重要なのです。 さて質問の中に「戦争は昔も今もあって、昔は武力、今はお金の戦争だ」という言葉がありますが、これは事実です。しかしこれは副産物でしかありません。 経済をまわすとどうしても景気の波が起こります。これをコントロールするのは不可能です。なぜなら通常の景気の波のほかに疫病の流行や災害による経済の停滞があるからです。これを避けることはみらいを見通すことと同じです。 でもその場合でもなんとか経済のダメージを避ける手段もあるのです。それは先物取引と呼ばれるお金が動く世界です。戦後の世界は戦争を起こさない(核戦争になったら世界が終わる)という前提の下に経済運営がされていますので、どうしてもお金をどこかに投資(投機)して稼ぎ出すということがでてきてしまうのです。しかしこれは投資や投機の必要性からいうと副産物にすぎず、各国の政府はコントロールしようとしているのも事実なのです。 1920年代までは各国の国の中だけで経済活動が原則的に終わっていましたから、その国の経済がうまく行かないと結局戦争を起こして儲ける(言い方は変ですが勝てば儲かるし、戦争中も儲かります。負けるとさらに経済が沈みます)という一か八かの大勝負をすることもあったのです。 核兵器が出来て、戦争自体がもしかしたら得られるかもしれない利益よりも確実にリスク(不利益)のほうが大きくなったため、第二次大戦後は大きな戦争は起きなくなったのです。 今回の事故で原子力の危うさが改めて浮き彫りになりました。つまりリスクの大きさがはっきりしたのです。エネルギーを考えるにしても経済を考えるにしても、原子力事故のリスクはこれまで以上に大きなテーマになるでしょう。 最近いろいろなところで「3.11以後の世界」はそれ以前と大きく変わるという予想が出ていますが、つまりエネルギー=経済から見てリスクが大きいということなのです。 実は人類は原子力を思ったほどコントロールできないのと同様に経済もコントロールできているとは言いがたい側面があります。 今の人類の経済学的なレベルだと「資本主義を選択して、過熱したり極端に冷えたりまた暴走したりする市場をなんとかコントロールして(出来ていないが)豊かな生活を送れるようにする」か「ほどほどの経済を営み規制が強化させる分非効率でも我慢するか」の二者択一しかありません。 いろいろな経済学者が処方箋を書くのですが、どれも成功していませんし、最大の失敗は共産主義であることは間違いないのです

odvanscale
質問者

お礼

ありがとうございます。 大局的に教えていただき分かりやすかったです。これまでの経緯とか。 すごく感じたのですが、 「経済」って「=システム」というイメージが強かったのですが、 時代時代・場所場所での、 人の「考え方」のことのなのだなと強く感じました。心理というか。 戦争も先物取引も、人間が何とかしようとしてできた賜物なんだなと。 そして、「満足すること」とか「我慢すること」とか。 「経済」のイメージが変わりました。 そして私の疑問がふたつ解けたように感じました。 ひとつは、やはり人口の問題だなと思いました。日本では。世界でもですかね。 人が圧倒的に多いんですね。日本の国(土地・人・資源とか)だけで成り立たせるためには。 だから他の国から融通してもらってる。 そして国と国とで取引が行われて、突き詰めればそこで心理戦になっているわけですね。 「自分(自国)を幸せにしよう」という。 もうひとつは、資本主義って「主義」なだけであって、 確立されたものじゃないんだなということ。 二者択一しかないんですね・・・。 ありがとうございました。

その他の回答 (23)

noname#143204
noname#143204
回答No.3

>田舎には農地がたくさんあります。 やっぱり食べていくだけじゃ人間は幸せではないんでしょうか。 その食べるものを作るためにも、作った作物を流通させるのも経済です。経済が止まれば農作物は世の中に行き渡りません。 >日本は技術力あると聞きます。 それを使って「日本という国は」幸せになれないんでしょうか。 技術だけでは何も生みません。技術を使って何をするかということが問題なのです。 その何をするか、ということを考えることも経済活動の一つです。 >何か経済活動をしなければならない「大きなネック」があるのでしょうか、日本には? エネルギーとかですか? 現在の経済活動をしないとなると、国が全てを統制する制度になってきます。 つまり、旧ソ連や北朝鮮のようになりたいのですか?ということです。

odvanscale
質問者

お礼

ありがとうございます。 >経済が止まれば農作物は世の中に行き渡りません その通りだと思うのですが、もし今後実際に「経済が止まる」として、 それまでの経過ってどんな感じなのか想像がつきません。 止めないまでも、ちょっとゆるめるってのはできないものなのでしょうか。 ちょっとずれますが、私が感じるのは、 質問者さまなど、経済について深く考えている方も、そうでない方も、 「経済は放っておけば止まってしまう」という考えが多いことに驚いています。 やっぱりそうなんでしょうか・・・。 勉強不足です>_< >現在の経済活動をしないとなると、国が全てを統制する制度になってきます。 >つまり、旧ソ連や北朝鮮のようになりたいのですか?ということです。 これは、共産主義ということですよね。 恥ずかしい話、共産主義というのが実際どういうものか分かっていませんでした。 ちょっと勉強しないとなと思っています。 基本的には今は「共産主義か資本主義か」なのですよね。 ありがとうございました。

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回答No.2

そうね。 極端な話をするなら、 日本全体で経済活動をほとんどゼロにして暮らそうとしたら、、、 自給自足で、ないものは物々交換で、電気、水道、ガス、灯油はない。 教育や芸術は家族等に伝承するもので、医療は魔術に頼る。 衛生状態は劣悪で、予防接種もしないため時々疫病が流行し 人口が壊滅的な状態になることもあり。   みんなで木を燃料につかうので、燃料が足りなくなり、食べ物は生がほとんど。 行動範囲は10km程度にとどまり、毎日同じものをたべる。 平均寿命も50歳を下回り、一日の大半を重労働に費やす。  犯罪を有効に取り締まる方法もなく、力の強い武器を持ったものが権力を持ち、 財産や食べ物を召し上げるといった社会になってしまうかもしれませんね。 自分の食べ物だけを作って生活できるためには、それを支えている人がほかにいなくてはなりません。 ので、みんながそれをやれるわけではありません。

odvanscale
質問者

お礼

ありがとうございます。 >自分の食べ物だけを作って生活できるためには、それを支えている人がほかにいなくてはなりません。 ふと思ったんですが、自分の食べものだけを作って生活している人に対して、 「支えている」側からすると「自分だけで生きていきやがって」と心の底では思っているのですか? 「みんながそれをできるわけじゃねぇんだぞ」と。 また完全自給自足ではないにしても、 お金を使う量が少ない人=経済に参加する度合いが少ない人というのは、 今の世の中ではあまりいい風には見られていないと思われますか? また、おっしゃるように >経済活動をほとんどゼロにして暮らそうとしたら とありますが、 やはり経済活動というのは常に上を目指す or ゼロにする という選択肢しかないと思われますか? じゃぁお前は何かいい案があるのかと問われると、 私は何も出てきません・・・。

  • mojitto
  • ベストアンサー率21% (945/4353)
回答No.1

質問者さまがどこぞの山奥で、自給自足生活をする分には経済なんてのは不必要でしょう。 でも鍬一本から鋳造しないといけません。 今の経済があるからこそ、どっかの会社が大量に鍬を作り、どっかの会社がまとめて輸送し、どっかの商店が売ることで、価格と手間が抑えられているんです。 モノだけでなく、サービス、銀行や保険などの金融だって、経済がないと成り立ちません。 経済が滞れば、品不足になり、値段が上がり、給料が下がり… “物欲”なんて贅沢なことを言えなくなります。 一人分より、より大勢のための“モノ(例えば鍬)”を。 みんなが分担してそれぞれの生産(場合によってはモノに限らずサービス等)をすることで、今の経済が成り立っているんです。 経済的な制裁を受けて、うまく経済が回ってない国が、日本の近所にありますよね? あぁなるんです。

odvanscale
質問者

お礼

ありがとうございます。 おっしゃるように、極論はそうなると思うんです。 ただ、値段が上がっても、給料が下がっても、 本当に不幸なのかと感じるんです。 「価格と手間」が抑えられるのが本当に幸せなのかと思うんです。 昔の日本は価格も高くて手間もかかってたんだと思うんです。 そのときと今は何が違うんだろうと。 >経済的な制裁を受けて、うまく経済が回ってない国が、日本の近所にありますよね? というのは、北朝鮮ですか? あぁなるというのはどういうことなのか教えてください。 国と国とで見ると相対的に北朝鮮は貧乏だから、他の国に甘えている、 だから「甘えるな」ということで制裁を加えられている、という認識で合ってますか? そこで制裁をしたりせず、仲良くってのはできないんでしょうか。 それは経済が戦争だからでしょうか。 そうすると、経済社会?に身を置いている日本というのは、 もうノンストップで上(勝ち)を目指し続ける運命にあるということなんでしょうか? ちなみに、私はみんながみんな自給自足をすべきという考えではないつもりなのですが、 経済社会というのは、 ノンストップで上(勝ち)を目指し続ける or 完全自給自足で足るを知る のどちらかしかないのでしょうか。やはり。 質問ばかりですみません。 ありがとうございました。

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