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なぜマスコミはシーベルト被ばく量の時間単位を伝えていないのか?
- 福島第一原発事故で報道されているシーベルトの被ばく量についてマスコミは時間単位を伝えていないが、その理由は何か?
- 被ばく量の数値を伝える際に時間単位を使わないことによって、不安や混乱を招く意図があるのか?
- マスコミは危険性を説明した上で、安心感を与える報道を行うべきではないか?
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良い視点ですね。 単位は非常に大事です。 単位も判らずに、ギャーギャー騒いでる人が多過ぎて・・・。 単位に対する常識と感性の問題でしょうね。 シーベルト(Sv)は、kmが速さの単位では無く、長さの単位であるのと同様です。 Svは、(人体に悪影響を与える)放射線の『量』の単位です。 「400mSv」だと、例えば「長さ100m」とか「ガソリン10l」と言ってるだけです。 長さ(km)も、km/hなら速度(時速)で、更にkm/sなら秒速となるし、km/lなら燃費みたいに、全く異なる性質を持つ、別の単位になります。 マスコミの「400mSv」と言う報道に対し、「これは年間被曝量の国の基準値の〇〇倍に当たり」と言う倍率などから、「mSV/h」と判断される場合もあるでしょう。 モチロン「1時間当たり〇ミリシーベルト」と、正確に表現する場合もあります。 何も言わず、福島第一原発3号炉付近で400ミリシーベルトの放射線量」と言われても、有る程度、知識や常識がある人は、時間当たりをイメージすると思いますが、アナウンサーなどが、ちょっと頭が悪いとは感じます。 一方では、行政の記者会見でも、最近は野菜などから検出された場合、ベクレルを言い出してますが、「これはレントゲン1回に換算し・・」って言うのは、ちょっと無茶だなぁと感じざるを得ません。 ベクレル(Bq)は放射性物質の量であり、摂取してしまうと体内被曝の原因になりますので、「直ちに人体に影響が無い」などと言って、安易に安心感を与えるべきでは無いと思います。 毎日ほうれん草を何kgも食べる人は余り居ないとは思いますが・・。 でも、行政の発表を間に受けて、全く気にせず大量に食べ続ける人がいたら、健康被害が無いと断言出来るんだろうか?って感じますよ。 むしろ「産地が判らない露地野菜などについては、お湯で良く洗えば、放射性物質はかなり除去が出来、この場合に残存する放射性物質は、長期に渡っても健康被害を及ぼすものではない」と言うところまで言及すべきかと思います。 それでも心配な人も居るかと思いますが、その場合には「心因的な原因で消化不良等を引き起こす可能性がある。」とでも言っておき、そういう人には「廃棄することを勧める。」で良いかと思います。 あんな記者会見だと、ほうれん草を食べて気分が悪くなって、病院に駆け込む人が出て来るんじゃないでしょうか?
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- kumap2010
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観測してるのはすべてSv/hだから1時間単位だよ。 1分単位と1年単位なわけないからどうせわかるだろってことで書かなかっただけでは? 「1時間あたり」って書いてある記事も結構見かけるけど。
- yoshinobu_09
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▽16キロ南にある岩沢海岸付近では21日午後11時45分に放射性ヨウ素131が基準値の16.4倍の濃度で検出されました。基準値は、日本人が飲む平均的な水の量を1年間毎日飲み続けると、一般の人が1年間に浴びても差し支えないとされる「1ミリシーベルト」に相当する濃度を示しているということです。これについて、海洋中の放射性物質について詳しい日本分析センターの池内嘉宏理事は「放射性ヨウ素131は半減期が8日と短く、影響はなくなるので、心配する必要はない。ただ、放射性セシウムについては半減期が長く、魚介類に蓄積されていくので、今後、原乳やほうれんそうのように魚介類を継続して調べ、健康への影響について監視していく必要がある」と話しています。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110322/k10014828031000.html NHKは上記のようなかんじて伝えています。 微量だ、微量だと言っても何日も経つと蓄積します。 そのあげくが水道水、農産物などの基準値を超える量。 それでもまだ健康に害は少ないと強弁していますね。 微量でも100人に一1人は影響を受けると言われています。 決して安全と思わないことです。
- gtx456gtx
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詳しくないですが・・・ 正確に被爆した量を測定するには既に被爆した量を確認して、「もう危険」、「もう少し被爆できる」、「余裕で被爆できる」という判断をしない限り無理だったと思います。 そのため簡易的に測定ポストで検出された量から住民の被爆量を推定し「安全」と言っていますが、この辺の考え方を解説した放送は見掛けなず、レントゲン1回分とかの説明なのでご質問者様のような疑問になると思います。 で・・・全ての被災住民に被爆量を測定する「バッチ」を配布というのは、配布の手間と回収&再配布を考えると現実的には無理です。 原子炉へ放水している方々や原発で作業している方々は当然 所持しています。
- radioisotope
- ベストアンサー率47% (22/46)
放射線を知らない方には難しいのは良くわかりますが、お答えします。 時間単位が付いている物は影響が確定しないその時点のその場所の雰囲気線量であり、被ばくによる評価は集積線量を基に行うからです。 簡単に言いますと、仮に400mSv/hの地点をAとしましょう、そこから1Km離れた地点をBとしましょう。Bの空間線量率は、40μSv/hであるとします。移動にかかる時間は1時間です。 地点Aから地点Bに移動する際も、ずっと放射線により被ばくし続けています。しかし、1時間ずっと地点Aに居た訳ではありませんから被ばくは400mSvにはなりません。また、地点Bに居たわけでも無いので40μSvでもありません。 では、どうするのかと言いますとその間に被ばくした全てを加算した数字を使用します。 例えば点Aは111.11μSv/秒です。点Bは0.011μSv/秒です。点A→点Bまでの細かい数値を積算する。この量が被ばく量です。 上記の説明で判りますか?時間単位が付く物は目安であり、単位時間が付かない方が正確な値であるとの認識でもかまいません。 注:実際に計算する際の計算方法はもっと複雑であり様々なファクターが必要になります。上記はあくまでイメージです。また、現場で作業している方は個人線量計を装備しておりこれにより評価しています。