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原子炉の冷却剤
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110318-OYT1T00096.htm 廃炉前提で使う冷却剤があるということですが、何でしょうか? 日本には不足してるということですが…
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「廃炉前提で使う冷却剤」とは海水のことです。廃炉を前提として海水の注入を始めた後も、海水と真水で冷却していますので、それ以外の冷却材はないものと思われます。 ただし、記事にあるのは「廃炉前提で使う冷却剤」ではなく「廃炉を前提にした支援」です。でも廃炉を前提にした支援というのが何のことなのかはわかりません。 福岡第一原発などの軽水炉における冷却材(冷却剤)とは「普通の水(軽水)」だそうです。 調べていて「急速冷却剤」という単語を見かけたこともありますが、そのようなものは存在しないようです。 http://www.atomin.go.jp/yougo/syosai.php?type=2&id=421 http://www.atomin.go.jp/dr_atom_glossary/ra/re/reikyakuzai.html http://www.nisa.meti.go.jp/word/9/0302.html 普通の水ですので、不足しているということは考えられません。冷却作業が遅れたのはポンプが壊れていて使えなかったためです。 クリントン米国務長官が「冷却材が不足している」と発言したことについては、アメリカ内での連絡ミスだったようです。 在日米軍、地震被害の原発への冷却剤輸送は実施せず=米政府高官(ロイター) http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT885857220110312 以下は余談です。 冷却材を日本が断ったとネット上で騒いでいるあわてんぼの人たちがいますが、これは間違っています。 質問者様が示された記事をよく読めばわかりますが、断ったとされるのは「冷却材」ではなく「技術的な支援」です。同じ記事で冷却材の話にも触れているために混同されてしまっているようです。 ただし、記事にある「技術的な支援を断った」とされる話の信憑性は疑わしいと思っています。(読売新聞はなぜアメリカ側に真偽を確かめないんだろう?) また、冷却材とホウ酸(ホウ素)を混同されている話も見かけますが、ホウ酸は核分裂を抑えるためのものであり、冷却材ではありません。冷却時に必要なものではあるらしいですが。 [ホウ酸の効果]中性子吸収し、再臨界を防止(スポーツ報知) http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110316-OHT1T00135.htm
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- kagakusuki
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どの記事の話なのでしょうか? 御質問文中にあるURLにアクセスしても、読売新聞の記事の"見出し"が並んでいるだけで、該当する話が現れなかったので、何の話なのか解りません。 因みに、現在、注入している海水も、原子炉に入れたら最後、原子炉が2度と使えなくなりますから、廃炉前提で使っている冷却剤と言えますが、その話なのでしょうか?
お礼
長くお礼もいたさず、失礼いたしました。 実は一回、お礼をしようと試したことがあったのですが、その時は「これは実行出来ません」とかいう画面になって、お礼の投稿が出來ませんでした。
お礼
ありがとうございました。お礼が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。 なるほど、そういうことでしたか。理解出來ました。 ホウ酸の話は理解出來ています。