炭酸は水溶液の液性(pH)によって異なります。
液性が酸性の場合、炭酸はイオン状態ではいられなくなり、炭酸ガスが発生しやすくなります。
この状態ですと、空気や窒素をブクブクしたり、熱することで簡単に炭酸は抜けてしまいます。
なので、加熱し、かつ炭酸を溶かし込む状態を作るのは、大気圧ではほぼ無理です。
圧力釜で加熱しても、圧力が抜けた瞬間に炭酸ガスが抜けてしまうでしょう。
温度にもよりますが、液性が中性または酸性ならば温めるほど炭酸が抜けるのは間違いありません。
しかし、液性をアルカリ性にすると、炭酸は水中でイオン状態となって安定化します。
ただ、これだとシュワシュワ感がありません。
(推測ですが、重曹を溶かしたときのように、おそらくただ苦いだけです。)
なので、シュワシュワ感が出るためには、温めたアルカリ性液に酸を加えてアルカリ性を中和する必要があります。
というわけで、以上を踏まえて思いついたのは、
1)レモン果汁(クエン酸が含まれているので、これで中和します。)を口に含む。
2)温めた重曹水を口に含む。
3)口の中で混合。
という口の中で温かい炭酸水を作ってしまう作戦です。
口の中で作るソーダ水といったところでしょうか。
ただ、おいしいかどうかは保障しかねますが…。(汗
※少量を試す分には問題ないと思うのですが、重曹はナトリウムの炭酸塩です。
あまり摂取しすぎると、ナトリウムの過剰摂取になります。気をつけましょう。