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小学生の留年

あくまで例えばなのですが、小学四年生まで殆ど学校に行けなかった子供が 通常通り学校に通っていた子供と同じ年に中学に進学する事は可能なのでしょうか。 また、原級留置されるとしたら何年間されるのでしょうか。

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  • hukuponlog
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回答No.1

1.可能です。 日本の義務教育制度は基本的に履修主義を採っています。この履修主義というのは、ものすごく乱暴な言い方をすると、「修得したかどうかは問わない、在籍したかどうかを問う」という考え方です。 さて、「ほとんど学校に行けなかった」理由は様々あるでしょうが、基本的には現代の子どもであれば「学籍」は持っているはずです。そうなると、行っている・行っていないにかかわらず年度が替われば自動的に学籍上進級をします。 したがって、6年間学籍があれば、小学校卒業になりますし、そのまま自動的に中学に学籍は移る=進学することになります。 これは、現代においては奇妙に思えるシステムかもしれませんが、歴史的には必然性がある仕組みなのです。戦後から昭和30年代までは農繁期など家業の手伝いで子どもが学校に通えないことは普通にありました(田植え休み・稲刈り休みなんて、普通にありました)。また、中学卒業と同時に、一家の働き手として就職をする子どもがいくらでもいました。 そうした子ども達に対して「お前は学校に来てないから進級させない、卒業させない」というのは、言う方が無茶苦茶だったのです。その制度が今でも続いているということです。 2.原級留置は15歳になった年の3月末日までです。 したがって、原級留置という考え方が義務教育には無いのですが、仮にそれを保護者なり児童なりが望んだ場合は法令(学校教育法)により15歳になった年度の年度末までです。 第十七条  保護者は、子の満六歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満十二歳に達した日の属する学年の終わりまで、これを小学校又は特別支援学校の小学部に就学させる義務を負う。ただし、子が、満十二歳に達した日の属する学年の終わりまでに小学校又は特別支援学校の小学部の課程を修了しないときは、満十五歳に達した日の属する学年の終わり(それまでの間において当該課程を修了したときは、その修了した日の属する学年の終わり)までとする。

chako_tia
質問者

お礼

丁寧に教えていただきありがとうございました。

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