固定費ではなく「固定資産」ですね。
備品・機械・車両など1年以上に渡って使用出るものは、購入時に経費して処理すると、使用による効果が数年間に及ぶにもかかわらず、購入時の経費が増えてしまい、期間損益が把握できません。
そのために、会計上は固定資産に計上することになっています。
税務上は、次のように規定されています。
10万円以下の固定資産についは、購入時の経費として処理できる。
10万円以上20万円以下のものについては、固定資産に計上して3年間で償却して経費にする。
20万円以上のものについては固定資産に計上して、法定の耐用年数で減価償却をして経費にする。
なお、今年の税制改正で、資本金1億円以下の中小企業や自営業者で、青色申告をしている場合は、30万円以下のものについては、購入した年に一括して償却することが認められています(適用される期限があります)。
購入時に経費に出来ると、その年の利益が少なくなり納税額も減ることから、経費処理をするほうが有利ですが、税法の規定によって処理する必要があります。
なお、固定資産に計上しても、毎年減価償却をして経費として処理できますから、経費の計上時期が遅くなるだけで、最終的な経費の額は同じです。
(厳密に云えば、固定資産に計上した場合、その固定資産を使っている限り、購入価格の5%は減価償却できず、破棄するまで経費に出来ません)
お礼
なるほど・・・ 大変よくわかりました。 ありがとうございました!!