• ベストアンサー

米国通貨の価値の低下について。

あるニュースサイトを見ていて気になったので、分かる方がいましたらご説明御願いします。 http://media.yucasee.jp/posts/index/1937?la=top (上記URL)この記事の中ほどに「どうやら、政府はドルをばらまいて、通貨価値を落とそうと思っているようです。これで長期的に成功した試しはありません。」とあるのですが、通貨価値を下げるメリットとは何でしょうか。また何故こんなことをするのでしょうか。 宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • akik
  • ベストアンサー率33% (93/277)
回答No.3

補足説明として、 FRBの金融政策は、資産価格を上昇させる、と明言しています。 このことを認識させておく必要があります。 さて、ジム・ロジャーズさんは昔から過激な発言で知られている 投資家の1人です。だから、よく米国の経済関連のマスコミに 登場しています。このことも認識しておく必要があります。 ロジャーズさんはニュースサイトにもありますように、商品市況 (コモディティ)に多額の投資を行っているので、彼の言動には 充分に気をつけた方が良いのですが、彼の理論は単純明快です。 その投資理論で儲けているのですから、彼の発言には注目するの は自然な流れです。 ロジャーズさんのリーマンショック以降の言動は一貫しています。 不動産のバブル崩壊が発生してしまった以上は、自然に価格が 下落した方が良い。無理に下落を食い止めることは避けるべきで ある。これが彼の考えです。 それでは、困るのが、米国経済です。米国企業は個人は資産価格 の下落で大きな打撃を受ける。資産価格よりも借金の方が多い ことになるからです。日本が体験した「債務を減らす」→「失わ れた10年」が米国でも発生することになるからです。 日本が行ったように「財政支出」を増加させ、誰かがお金を使う ことをしないと、お金が経済で回らなくなる。景気が悪化する。 これでは日本で発生しているデフレとなる恐れがあります。 しかしながら、米国の財政事情を考えれば、かって日本政府が 行ったような財政出動はできません。そこで、考えたのが、 中央銀行による量的な緩和(通貨安)を行い、インフレ状態を 発生させて、資産価格の下落を防ぐことになった。さらに。資産 価格が上昇してくれれば、有り難い。これがFRBの金融政策です。 通貨安政策の問題点は、資産価格への影響以外に、商品市況にも 影響を及ぼすことです。中東情勢が混乱しているのも、食料品の 価格が上昇しているから、とも言われています。さらに今後の 展開として問題になるのは、中東情勢の混乱は、政権交代以降に 鮮明となると予測できるのが、原油輸出で儲けたお金の一部が 米国債の購入に当てられていたが、イスラム色が鮮明となると、 購入してくれなくなる可能性もあります。米国債の下落も視野に 入れておく必要があります。 中東情勢の行方次第では、米国から中東マネーが消える可能性も あるので、米国は新たな自国への投資家を模索する必要があります。 そうなると、米ドル安政策では投資を集めれないので、米ドル高 政策へと変更となります。 このような背景があるので、ロジャーズさんの発言となるのです。

その他の回答 (4)

noname#262316
noname#262316
回答No.5

> 通貨価値を下げるメリットとは何でしょうか。  通貨の価値を下げることで物価の上昇を維持しようとしているからです。 > また何故こんなことをするのでしょうか。  物価が下がり続ける(デフレ)悪影響を防ぐためです。  デフレとは物、サービスなどの価格が下落し続ける現象です。  デフレになると上記のように物やサービスの価格が下がりますが、売上高は増えません(売上高が増えるなら企業は前もって価格を下げるはず)。売上高が増えないので利益も増えなくなります。企業は利益が増えない場合、費用の削減を行うようになります。費用で最大のものは人件費になりますので残業や賞与削減による人件費の低下が発生します。雇用の動きも鈍り失業率は上昇したり、非正規社員雇用化が進みます。  また所得が低下もしくは不安定になると現在の生活が悪化し将来の生活にも不安が発生しますので自殺の増加も引き起こすなど社会情勢が悪化します。  なお借金はデフレによって増減しませんので、所得が低下することで実質の借金負担が増大します。このため民間の住宅投資、企業の設備投資などの投資活動も鈍ってしまいます。  このようなデフレによる悪循環を防ぐのが目的だと思われます。

  • dai1000
  • ベストアンサー率24% (170/699)
回答No.4

>通貨価値を下げるメリットとは何でしょうか。 1.輸出条件を有利にして輸出額を増加させられる可能性がある。 2.1に関連して国内設備投資を増加させられる可能性がある。 3.ドル表示の資産価格が上昇すれば、それを担保にした貸出額の増額が期待できる。 ただし、通貨価値を下げることで大きな効果が期待できるのは、デフレ気味もしくは景気の低迷している経済のときで、インフレが酷いときにやれば、さらなるインフレを高騰させて、逆効果となる場合もある。 >また何故こんなことをするのでしょうか。 米国の景気を維持し、もって雇用の減少を食い止めるためです。

  • eikowings
  • ベストアンサー率39% (125/314)
回答No.2

ジムロジャースは、皮肉で言っていると思いますね。 FRBが大型の金融緩和に出ている理由は、デフレ回避です。 ですから、デフレの兆候が現れた時に、大型の金融緩和に出た。 輸出の事もあるでしょうけど、アメリカは輸出依存度が小さいので 主眼は、デフレ回避。そのために、金融緩和している。

回答No.1

  日本も円安に誘導しようとしてるでしょ。 「円高で○○億円の減益」ってTVでよく言うでしょ... 自国通貨が安くなると輸出企業の利益が出るので経済が好転する。  

関連するQ&A