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柔道の「形」
柔道の「形」について教えて下さい。 空手には「組手の試合」と「形の演技」がありますが、柔道にも「形」があると知りました。 柔道でも、空手のような「形の演技」があるのでしょうか。 その場合、個人の「形」だけでなく、空手のような3人の「団体形」のような演技も行うのでしょうか。 柔道の「乱取り」とは、空手の「組手」の稽古を意味するのでしょうか。 ご存知の方、ご教授下さい。 お願いします。
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柔道には、蹴りも突きも、立派にあります。例えば、前蹴りは、膝頭を狙う「下蹴り」です。 今日、市販されている書籍にも、そういう形は掲載されています。 形稽古は、まず、しません。二人組にて、一方の者が、上から殴りかかることから始まる形は、昇段試験の前日に、全員稽古が終ってから、秘かに(?)短時間、手順だけを教わります。審査で相手になってくれる未だ見ぬ相方が、しっかりと形の手順を勉強してきてくれることを祈って、早目に、切り上げます。 通常、柔道の乱捕稽古では、寝技に移行しません。投げられた方も速やかに立ち上がるよう、初心の内に指導されます。周囲には、他の稽古者もいるわけで、何時までも寝ていては、投げられた人が飛んでくるかも知れず、危険だからです。 寝技稽古は、現場の指導者によって違いますが、普通は、両者が立ち膝姿勢で組みあったところから開始されます。限られたスペースでの稽古なのですから、全員が、立ち技なら立ち技、寝技なら寝技をやるというのが基本です。ですから、柔道の実際の試合と、乱捕稽古は別物と考えるべきでしょうね。 また、空手の「組み手」の場合、かつては、「約束組み手」と「試合組み手」と「自由組み手」(フリーとも呼ばれた)に分類されていました。約束組み手では、打突部位と突き蹴りを宣言して、一本、あるいは、三本までの突き蹴りを繰り出します。それを受け切ってから、突き蹴りを極め、「残心」姿勢をとります。二人一組みで、交互に、約束されていた技を「上段」、「中段」、「下段」と順に出し合い、受け合います。 そして、「試合組み手」と言ったら、昔は、正拳突きと前蹴りのみが許される技でした。その昔、回し蹴りはなかなか一本にはならず、伝統空手界では、邪道視されていた時代があったのです。一方、「自由組み手」では、回し蹴りも、肘打ちも、膝蹴りも、手刀、裏拳もOKでした。 しかし、多分、今日では、「試合組み手」と「自由組み手」の区別はないと思われます。通常の組み手試合と同様な組み手のみが稽古でも行われていると思います。膝も肘も裏拳も手刀も使っていないでしょうね。なにより、今日的には安全が第一なのです。
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- azides2008
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柔道についても『形』は存在しますよ。 団体での形はなく、二人一組で演技しています。 昇段の条件に形の試験もあるので有段者は必ず練習したことがあるはずです。 また、段位によって課される形の種類が違うので、すべての形を一度に演技できる人はいないと思います。 形の世界選手権に出場するレベルの「投げの形」「極めの形」などは柔道を知らない方が見ても見栄えがして感動すると思います。 柔道の「乱取り」≒空手の「組手」と考えて問題ないと思います。 ただ、道場のスペース等の問題や指導者の方針で「寝技のみの乱取り」「立技のみの乱取り」と時間を区切って練習する場合が多いと思います。
お礼
詳細なご回答、ありがとうございました。ベストアンサーは一つだけなので申し訳なかったのですが、お礼を書かせて頂きました。
- uissu
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こんばんは。 柔道の形は空手の形とは違って、ほとんどが二人で演じる二人形で、個人で演じる形は「五方当ての形」しかありません。 そして、柔道の形をもって競技演武をすることはありません。 現在では昇段審査の時に、それぞれの段位に応じた形を演じる審査科目となっているだけです。 しかし、本来は昇段審査で形の審査も行うはずなのに、現在は形の指導ができない(知らない)指導員が多いため、乱捕り(空手でいう組手)本位の審査になり、その乱捕り審査に受かった者に形の講習をして済ませているようです。 柔道には「極の形」といって当身と立ち関節技で敵を制する真剣形もあるんですが、ほとんどの柔道をやっている人は知らないみたいです。 ちなみに、「五方当ての形」は、柔道創始者の嘉納治五郎が、空手の一人で演じる形をみて深く感銘し、「柔道にも一人で当身を練習できる形を創ろう」ということでできた形だそうですが、やってることは、棒立ちのまま、前、左右、上、後ろに拳を突き出すだけの、なんとコメントしてよいかわからない形です。
お礼
ご回答下さり、本当にありがとうございます。ベストアンサーは一つのみという事で申し訳なく思っておりますが、お礼を書かせて頂きました。
お礼
柔道と空手の両方について詳細にご回答下さり、本当にありがとうございます。