ガラパゴスを毎日連呼している人は無知文盲
今日、こんなブログを目にした。
読むとなるほどと考えさせられる。
もし、このブログを事情通が読んだらどう思うんでしょうか?
皆はどう思う?
2009年05月07日
「ガラパゴス化」なんて言葉を得意げに使う人は、まずはイグアナさん達にごめんなさいするべきだと思った
私はイグアナ、特にガラパゴスのリクイグアナやウミイグアナがとても好きで、ガラパゴスゾウガメやガラパゴスペンギンも割りと好きで、しかも今やっている音楽グループは何故かロス・ガラパゴスという名前で、だから言う訳ではないのだが、「ガラパゴス化」という言葉が何となく気に食わないのでちょっとDisってみることにした。
Google検索:ガラパゴス化
Wikipedia:ガラパゴス化
↑お前らちょっとそこ座れ。
そもそも、「ガラパゴス化」という言葉を「悪い意味での鎖国状態→世界に取り残されて衰退」などという意味で使っている人々は、一人残らず認識不足であるといわざるを得ない。ガラパゴス諸島の皆さんは鎖国などしていないし、外界の状況の変化に応じて恐るべき適応能力を発揮している。
勿論、その端的な例がハイブリッドイグアナである。
Wikipedia:ハイブリッドイグアナ
ハイブリッドイグアナは地球温暖化によって起こると見られる気候変動により海水の温度が大きく変化し、ウミイグアナが主なる食料とする海草が減少し、新たな食料を求めてウミイグアナが島の陸に住みつき、その中の雄が雌のリクイグアナと交配して派生したものである。
ハイブリッドイグアナは雑種ではあるものの鋭い爪をそなえており、サボテンに登りそれを食べることができ、また海に潜り海草も食べることが出来る。この優れた身体能力によって陸上のサボテンと海中の海草のいずれも食べることが出来るハイブリッドイグアナは、今後も継続する地球温暖化によると考えられている気候変動によって彼らの食料の不作や不足が起こったとしても生き延びられる雑種と考えられる。
取り残されてないよ!全然取り残されてないよ!というか外界の変化に応じて新種まで生まれてるよ!なんだこの適応能力!(まあ生殖能力があるのかどうかまだ分かってないらしいけど)
今、まさに目の前で起こっている進化。驚異的な力で生き延びようとしているイグアナさん達。そこから考えれば、脅威に対する適応能力を身につけるという意味で「ガラパゴス化」という言葉を使うならばともかく、閉鎖・衰退とワンセットでガラパゴスという言葉を使うなどとどんな狼藉か。お前らガラパゴス言いたいだけちゃうんかと。
ということで、「悪い意味での鎖国状態」を何かで喩えたい人は、ガラパゴス以外で何か分かりやすい比喩表現を是非考えるべきだと強く思った。双葉社の後期ゲームブック化、とか。違うか。
ところでマジレスしたい人はいますか?
http://mubou.seesaa.net/article/118810958.html
お礼
あぁ、社会現象ではなくて、あくまで、企業内部での戦略の傾向を表している言葉なのですね。 早々のご回答をありがとうございました。