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アメリカの大統領選挙のしくみ
アメリカの大統領選挙で、大統領選挙人がいると思うのですが、 この大統領選挙人を、州の投票(国民投票)で選んで、彼らが大統領に投票ということでしょうか? 大統領選挙人の選ばれ方と、州ごとの人数を教えてください。 大統領選挙って候補者2人で争ってるイメージがあるのですが、複数いるときは、 過半数を得ることができた候補者がいなかった場合は、 上位3人から下院の投票で決めるとテキストに書いてあったのですが、 そこに「下院は州ごとにまとまって1票を投じる」とあるのですが、どういうことでしょうか? わかりにくい文章ですみません。 詳しい方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。
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いわゆる一般投票、4年ごとに11月の第1月曜日の翌日、 国民が州ごとに、二大政党他が編成立候補した大統領選挙人団候補人団(例えば「オバマ大統領候補とバイデン副大統領候補に投票します民主党選挙人団~、~、~・・・・・」とかいうかんじ、)を選び投票、ほとんどの州では、一票でも多ければ、その州の選挙人全員獲得できます。 12月の第2水曜日の次の月曜日、各州の州都に、その州の選挙人団が集合、大統領選挙に投票。 各州の集計がワシントンに伝達され、連邦議会が確認し、次期大統領を決定します。 開票集計で第一位が過半数を得てないとき、大統領は連邦議会下院、副大統領は連邦議会上院で 決選投票を行う。 大統領選挙人の数は、50州では、その州の連邦議会議員数と同数、(上院は二名、下院は人口比例なので)53人連邦下院議員いるカリフォルニア州は55人、下院議員一名のアラスカ州は1人というふうに、これに ワシントンDC代表3名加え、計538人 ・大統領選挙って候補者2人で争ってるイメージがあるのですが 法定数以上州民の署名あれば、二大政党以外の中小政党、または無所属から大統領選挙人団候補人団を立候補させれます。2008年は、緑の党シンシア・マッキニー候補の大統領選挙人団候補人団が35の州とワシントンで立候補しました。ただ、近年は共和・民主以外の大統領選挙人団が当選したことはないようです。 ・下院は州ごとにまとまって1票を投じる 州ごとに代議士が集合、州の代議士団を編成、討論投票で、その州の代議士団が、どの候補に投票するか決定したうえ、 代議士団代表が、各州一票(計50票)で投票を行い、決定します。
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- cyototu
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直接大統領選挙の制度とは関係がありませんが、アメリカの大統領制度を考える上で、参考に成ると思えることを、#3の方の補足も兼ねて付け足します。 アメリカの制度では、 >国会議員の互選と異なり、彼らの私利あるいは党利党略による選択を排除する というのは、正しい見方だと思います。アメリカでは、政治家に巨額の寄付をすることが合法化されております。「貴方に賛成するよ、頑張って」と言葉で言うことも言論の自由表現として許されておりますが、「貴方に賛成するよ、このお金使って」と言うのも言論の自由表現の一種であると解釈されております。そこで、金が潤沢にある大企業は次にどちらの政党の候補者が大統領になるかの予測をつけて、どちらの政党であるかに無関係に、従って党利党略に拘ることなく、その時の状況に応じて巨額の寄付をします。大統領候補者は、そのお金で大統領選挙の選挙人の数を獲得するために、各州でいろいろな工作を致します。勿論、選挙には予想外のことも結果も出るので、大企業はそこはそつなく有利は方に幾ら、不利な方に幾らと、バランスを考えながら両方に同時にお金を寄付します。また、その工作にはその政党の政治家が裏で暗躍しますので、各州の国会議員への寄付も怠りません。だから、その巨額な寄付をされた政治家は、もちろん、#3の仰るように私利私欲や党利党略などで動くなんてことはせずに、その企業のために身を投げ出して働きます。 具体的には、オバマ大統領は、アメリカの歴史的に最も巨額な寄付を大企業から受け取った大統領です。たとえば、オバマさんはアメリカの健康保険会社から巨額の寄付を受けており、案の定、公の国民保険制度をはじめから外した改革を行ってみせ、保険会社の連中も胸を撫で下ろしておりましたね。 そして、大統領が選ばれると、どの方も、巨額の寄付をした企業の幹部をその大統領の各閣僚として、長官に選びます。例えば、アメリカの発電所の燃料は未だに圧倒的に石炭ですが、石炭は空気を最も汚します。そこで、それを取り締まる環境庁長官を石炭会社の幹部がしばしば指名されます。また、アラスカの油田の発掘や、つい最近のメキシコ湾の海底油田発掘の許認可を司る鉱物資源管理局の幹部も、巨額の寄付をした石油会社からの天下りが占めています。勿論、歴代の財務長官も金融関係の幹部が成り、特にゴールドマン・サックス社からの天下りは突出しております。彼等は、どちらの政党が大統領になるかにほとんど影響さることなく、従って、党利党略に影響されることなく安定してその地位を手に入れております。 他にも歴史的に有名な例としては、実業家だったケネディー大統領の父親はフランクリン・ルーズベルトの大統領選出時に対して多額の寄付を行った功によって、初代証券取引委員会委員長、連邦海事委員会委員長、在イギリスアメリカ合衆国大使の任命を受けましたね。それがなかったら、息子のケネディーが大統領になれることは先ずなかったでしょう。 大統領は日本や英国の総理大臣のように国会議員の互選で選ばれるわけではないので、大臣や長官を原則として国民によって選ばれた国会議員から選ばなくては成らない理由がないからです。また、国会議員の互選で選ばれたわけでもないので、大統領は国会での説明責任が一切ありません。従って、英国の首相や日本の首相のように、国会でガンガン叩かれる必要がないのです。その反対に、アメリカの大統領は、国会に対して説明責任はないものの、それでは国民も不満なので、一年に一遍だけ年の始めに議会で一般教書演説と言うのをやります。しかし、これは宣伝文句が並んでいるだけで、一切の質疑応答は有りません。もちろん、ブッシュ大統領がが国会で叩かれたなんて話も聞いたことがない。 また、時々、自主的に大統領本人、あるいはスポークスマンを使って私企業のジャーナリストを記者会見を開きます。別にそれは義務ではないので、息子ブッシュの時には、はじめの2年間大統領記者会見を一切開きませんでしたね。しかも、記者会見をしたとしても、アメリカの大メディアは全て大企業の傘下に入っておりますので、大企業に都合の悪いニュースは流しません。要するに、アメリカの制度では一旦大統領になると、国民に説明したことのに対する質疑応答をすることなく、次の選挙が近づくまで独裁的な政治が出来るように制度上で来ています。 だから、アメリカが >上手いことに、衆愚政治を防ぐ巧妙なシステムになっている のは、正しい認識です。愚衆政治を見事に排除して、企業の賢人達による企業政治が上手にできるようになっているのがアメリカです。
お礼
お気遣いありがとうございます! 参考にさせていただきます。
- Hexa-6
- ベストアンサー率25% (47/186)
移動に時間が掛かった交通未発達・通信未発達時代の選挙方法 だが上手いことに、衆愚政治を防ぐ巧妙なシステムになっている 選挙人投票を行うことで愚民を排除し、一定の信任を得た、有識者の投票によって大頭領を選ぶシステム 大衆の意見は選挙人の信任票として一定の意見を吸い上げつつ、政治に理解の浅い低レベル民を本選から排除する仕組みである 国会議員の互選と異なり、彼らの私利あるいは党利党略による選択を排除する
- kusirosi
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・下院議員一名のアラスカ州は1人 ↓ 下院議員一名のアラスカ州は3人
お礼
分かりやすく適切な回答ありがとうございます。 細かく質問に答えてくださって大変参考になりました! ありがとうございました☆