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アメリカ大統領選挙
テレビでアメリカ大統領選を見ていて・・ 一般の人達が投票所に並んでいましたが、 アメリカの大統領選挙は国民選挙なんでしょうか? でもその後の説明を見ていたら、なんだか違うような・・ 詳しい方、教えていただけますでしょうか?
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#2です。 どう説明しようか迷いながら書いたので、ちょっと分かりにくい文章になってしまいましたね。 少し補強してみますね。 米国のこうした特殊な選挙方式を理解するには、少し歴史を紐解く方が良いかもしれませんので、参考に回答してみます。 通常、米国大統領選挙は「選挙人団方式」と呼ばれます。 この制度が始まったのは、19世紀頃にさかのぼります。 米国は広大な土地を持つ国です。 東部と西部では、大体3時間位時差が発生するような国なのです。 そんな国で、情報伝達手段が未発達だった当時に考え出されたのが「選挙人団方式」です。 各州では、どの候補に投票するかをあらかじめ表明している代表者を用意します。 これを「選挙人」と呼び、人口に応じて各州は何人の「選挙人」を首都に送れるかが決まっています。(複数人いるので選挙人団と言います) 一般の人は、「自分の州は、A候補を支持している選挙人団を首都に送るべきだ」という意志を決定するための一票を投じます。 そうして選ばれた選挙人団は、決められた日に首都に行って一票を投じることになります。 そして、各大統領候補はこの「選挙人」によって選ばれることになります。 ※ほとんどの州では、その州で一番得票率が高かった側の選挙人団が選ばれますが、州によっては得票率によって分配するところもあります。前者が「総取り方式」後者は「比例割当方式」と言われます。 こうした方式になったのは、先に述べたように米国の広大な領土と情報伝達が未発達だった事に単を発します。 まぁ、簡単に「各州ごとに人口に応じた代表者を大統領選挙に送れる。州に住む一般投票者は、どの候補者に入れるかを決めるための選挙をする。その選挙結果を受けて代表者は首都に行って一票を投票する。その代表者の票の数を、各大統領候補者は競い合う」 ってかんじに理解すればいいかと思います。 そして、これが伝統となって現在も続けられているのです。 とはいえ、こうした複雑な方式を米国人の多くも理解していないそうで、国民投票で決めてると思ってるようです。 ただ、国民投票による直接選出と違うのは、選挙人の数を競うので、時には全国の総得票数と選挙人の獲得数で逆転が起こる可能性があるということですね。 それが、8年前のブッシュ対ゴアの戦いで起こりました。 似たようなモノに、自民党総裁選の「地方票の扱い」がありますね。 まぁ、自民党がこの米国のシステムをまねて作ったんですけど。 各地方に3票を与えて、地方ごとにどの総裁候補者に入れるか決めてくれってやつでね。 それの本家本元です。 詳しくはこちらを http://japan.usembassy.gov/j/amc/tamcj-066.html
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- mat983
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http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899563/news/20081105-OYT1T00380.htm 基本的には国民投票です。 ただし、538人の選挙人獲得の方式です。 州ごとに選挙人の数が決まっており、その州で1票でも多い候補者が 総取りします。 過半数の270名を獲得すれば勝利となりますが、 上記サイトではオバマ氏 338人(27州) マケイン氏 163人(21州) と出ています。 オバマ氏圧勝には違いありませんが、得票数はオバマ氏5200万票、 マケイン氏4800万票と大差ではありません。 特に20代の大半がオバマ氏を支持したのが勝利とCNNでは分析しています。
お礼
こんにちは。回答ありがとうございます。 史上初の有色人種の大統領って、やっぱりすごいことなんでしょうね。 ありがとうございました。
- tyr134
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米国の大統領は、イメージ的には国民の直接的に選ぶ方式です。(日本は、国民から観ると議会を挟むので間接的に選ぶ) ただ、システムとしては幾つかのプロセスに分かれます。 ・前提条件 米国大統領選挙に投票できる人は、米国国籍を所有しかつ選挙人登録をしていることが条件となります。 被選挙権は、両親が米国人である35歳以上の人で米国に14年以上住んでいる事が条件となります。 プロセス1 まず、各政党で大統領候補になるための選挙があります。 これは国政選挙ではなく、あくまでも各政党内の手続きです。 まぁ、日本で言えば自民党や民主党の総裁(代表)選挙みないなものと考えればいいかと思います。 それに一般人も参加できるってことですね。 この時、大統領になりたい人が立候補します。 そして各党の党大会が開かれ、そこで選ばれることになります。 この選挙は、選挙権があれば党員でなくても参加することが出来ます。 但し、有権者は直接候補者を選ぶのではなくて、その候補者支持を表明した代表者を選ぶことになります。 この代表者の事を代議員と呼びます。 そして、各州には人口に応じて代議員の数が決まっています。 各州の有権者は、どの候補を支持する代議員を選ぶかを決めるのです。 その代議員はかならず各州の選挙結果と同じ候補者に投票しなければなりません。 また、そのほかに各州の選挙結果に左右されない党の幹部や政治家なんかの票も加え、その総数を競うことになります。 ※因みに、党員でなくとも出来ると書きましたが、極端な話共和党員が民主党の予備選に参加したりその逆も出来ます。 プロセス2 予備選で各党の候補者が出そろうと、各候補者は副大統領候補も決めた上で大統領選挙本戦に臨むことになります。 大統領選挙本選は、有権者は直接候補者の名前を選びます。 そして、各州でどの大統領候補を大統領とするかを決定します。 プロセス3 各州は、選挙の結果を受けて、あらかじめ人口ごとに割り振られた選挙人を出します。 彼らは、選挙の結果に応じて各候補者に投票します。 つまり、各州ごとに誰を大統領にするかが決まるのです。 そして、大統領候補者は、その選挙人の数を競うことになります。 と、米国選挙は結構まわりくどいシステムになってます。 まぁ、イメージとしては国民が直接大統領を選ぶというよりは、各州ごとに誰を大統領にするかを選ぶという事ですね。 そして、人口比率に応じた投票権を各州はもっていて、住民の意思によってその投票権を行使する。 で、ほとんどの州は住民の意志で白黒出た方に全ての票を入れるけど、州によっては得票率によって入れる票を決めるところもある。 ・・って感じでしょうか。 参考になりましたら幸いです。
お礼
回答ありがとうございます。 丁寧な解説をしていただいて恐縮です。 よくわかりましたと言いたいんですが、 一通り読んだだけではすんなり頭に入ってきません・・。 でもなんとなくはわかりました。 何回か読んでみます。 ありがとうございました。
- negitoro07
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国民選挙という用語はありません。直接選挙とおっしゃりたかったのではないでしょうか? でも、米大統領選挙は、間接選挙です。 ただし、気分だけは直接選挙みたいねですね。 それは、有権者が各州ごとに選挙団を選びます。 奇妙なのは、この選挙団です。最初から、だれに投票するか分かっているのです。 なので、有権者は投票用紙に、どちらの陣営を支持するのか書くんです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8%E6%8C%99 その結果、その州で一番多い得票を得た陣営が、週に割り当てられた選挙団の人数分の票を得ます。そして、12月に選挙団による選挙が行われますが、これはほとんど儀式です。(制度上は裏切りの可能性を排除できません。) だったら、選挙団なんか選ばずに直接投票すれば、良いんじゃないかと思いますよね。 これは、人間の体でいえば、盲腸みたいなものだと思ってください。 元々は、選挙団の選出方法について各州が決めていたんです。 しかし、候補者の気を引くため、各州が思い切った制度を導入しあってみたら、ほとんどの州が今のような制度になってしまいました。
お礼
回答ありがとうございます。 質問と全然関係ないですが、 私はヒラリーVsオバマが面白かったです。
補足
>国民選挙という用語はありません。直接選挙とおっしゃりたかったのではないでしょうか? 国民総選挙っていうのかと思っていました。 いろいろ読んでみましたが 分かりにくいですね。
お礼
こんにちは。再度の回答ありがとうございました。 なるほどー、今度は結構分かりました。(^ー^) 全部理解出来たかと言われれば、甚だ怪しい感じではありますが・・。 (でもとても興味深く読むことが出来ました。 私は学生時代歴史の授業が大好きで 友人から「歩く歴史年表」と呼ばれていました。 「歴史を紐解かれると」わくわくします。) 今のような複雑なシステムも長い歴史があってのことなのですね。 何度も書き込みしてくださって、本当にありがとうございました。 皆さん本当に親切で、感動しちゃいます。