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古文文学史
明治 中央 法政 早稲田をうけるのですが、どの程度文学史を覚えればいいのでしょう? あと、文学史のゴロがあったらそれもついでに教えてください!! よろしくお願いしますm(__)m
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やっぱりあと二つだけ!説話と歴史物語だけ触れておきます。 (5)説話 (平安) 日本霊異記 今昔物語集・・・天竺(インド)・震旦(中国)・本朝(日本)の三部から成る。 古本説話集 (鎌倉) 発心集・・・鴨長明 宇治拾遺物語 古今著聞集・・・橘成季(たちばなのなりすえ) 沙石集・・・無住 特に古今著聞集の作者は「橘成季」だということを覚えて!これは中央あたりで出ました。あと、「本朝」=「日本」という関係も暗記。これも入試に出ました。 (6)歴史物語 (平安) 栄華物語・・・編年体。藤原道長の栄華を中心とした物語 大鏡・・・紀伝体。雲林院の菩提講で二老人、「大宅世継」と「夏山繁樹」と若侍の会話体。この二人の 老人はなんと170年以上も生きている「スーパーおじいさん」。藤原氏の政治を批判する立 場で描いている。 今鏡・・・紀伝体。 (鎌倉) 水鏡 (南北朝) 増鏡・・・紀伝体。 とくに「大鏡」「今鏡」「水鏡」「増鏡」の四つを合わせて「四鏡」といいます。この順番は暗記!特に重要なのが、わかるとおもうけど「大鏡」。これはもうどの大学でも絶対に出すくらいの超頻出文章です。「大宅世継(おおやけのよつぎ)」と「夏山繁樹(なつやまのしげき)」は漢字で書けるようにしておこう。
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こんにちは。文学史って・・・古文の文学史ですか?それとも現代文の文学史ですか? そこがよくわからないのですが・・・とりあえず古文の文学史ということを前提にしておきます。 古文にせよ、現代文にせよ・・・文学史は「本気でやるならやる。やらないならやらない。中途半端が一番だめ!」と教わりました。確かに大学で文学史が出るところなんて限られているし、出てもほとんど点数にはならない。 その代わり、全国の受験生が文学史は得点源にしてくるとも教わりました。つまり、点数にはならないけれど、落としてはならない問題らしいです。 だから、今日は試験によく出る部分だけをピックアップして教えます。 (1)和歌 和歌は「八代集」というのを覚えておけば大丈夫でしょう。八代集は以下の通りです。 古今和歌集(こきん) 後撰和歌集(ごせん) 拾遺和歌集(しゅうい) 後拾遺和歌集(ごしゅうい) 金葉和歌集(きんよう) 詞花和歌集(しか) 千載和歌集(せんざい) 新古今和歌集(しんこきん)(鎌倉) 特に「古今和歌集」と「千載和歌集」、あと「新古今和歌集」をおさえておきたいです。あと、六歌仙なども忘れないで覚えておきましょう。さて、たとえばここでこんな問題を出してみましょう。 問1:千載和歌集は平安末期に( あ )法皇の勅令で作られた和歌集である。編者は( い )である。 (あ)・・・A:後白河 B:後鳥羽 (い)・・・A:藤原俊成 B:藤原定家 間違えてしまったら、要注意!それぞれの特徴をしっかり勉強しておきましょう。答えは自分で調べてね。 (2)随筆 枕草子・・・清少納言(平安) 方丈記・・・鴨長明(鎌倉) 徒然草・・・吉田兼好(兼好法師)(鎌倉) 玉勝間・・・本居宣長(江戸) 特に方丈記と徒然草の作者の違いを間違えないように!鴨長明は鎌倉初期の人、吉田兼好は鎌倉末期の人なので、時代も全然違います。ここで問題! 問2:徒然草の作者である鴨長明は、自然観・人生観などを説き、世の無常のさまを写実的に描いた。 ○か×か? また、鴨長明といったら「発心集」(説話)「無名抄」(歌論)も抑えておきましょう。 (3)日記 (平安) 土佐日記・・・紀貫之 蜻蛉日記・・・藤原道綱の母 和泉式部日記・・・和泉式部 紫式部日記・・・紫式部 更級日記・・・菅原孝標女(ふじわらのたかすえのむすめ) この五つが超重要!特に明治・中央あたりでも頻出の文章です。順番もしっかり暗記しましょう。「と、か、い、む、さ」の順番で暗記するとよいです。 特に土佐日記の「紀貫之」は先ほど出た「古今和歌集」の選者でもあります。また、特徴として土佐日記は「仮名文」を用い、女が書いた形として記しました。 「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」という冒頭部分が有名です。 この日記たちは現古融合問題として、早稲田の文学部や文化構想あたりでも出してくるので、背景として知識を補っておきましょう。 (4)物語 (平安) (伝奇物語) 竹取物語・・・最古の物語 宇津保物語・・・最古の長編物語 落窪物語・・・継子いじめ物語 ⇒⇒⇒⇒この流れをとって「源氏物語」 (歌物語) 伊勢物語・・・別名「在五中将日記」 大和物語 平中物語 どれも超重要!特に伊勢物語は「在原業平」が主人公だということを抑えておきましょう。これは「在五中将」とは誰のことか?という問題がある大学で出されたこともあります。しっかり漢字をかけるようにしておいてね。そして、「源氏物語」も絶対重要。紫式部が作者で「もののあはれ」が基調となっているところも抑えておきたい。 特に、源氏物語と枕草子のジャンルとか、テーマとかの区別などもしておくとよい。そこで問題! 問3:紫式部が作者である源氏物語は「をかし」の文学を追求した一方、清少納言が作者である枕草子は「もののあはれ」について追求した、どちらも日本における最高レベルの文学作品である。 ○か×か? さて、ここまでにしておきますか。他にも説話があるんですが・・・一気に覚えてもあれなので、とりあえずこれらは抑えておくといいと思います。あくまで、これは古文ですから。もし現代文の文学史のほうを質問しているのだったらごめんなさい! 一応問の答えを載せておきますね。 問1:(あ)A(い)A 問2:× 問3:× 問3だけ解説。「をかし」の文学を追求したのは「枕草子」のほうです。
お礼
感謝この上ないです! ありがとうございました!!
お礼
最高です!! ありがとうございます!! 問題まで載せてくださって、がんばって合格したいと思います!