※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:《イ( i )の折れ》は どうして起こるのか?)
イ( i )の折れの起こりとは?発音の変化例と言語の興味深い関係
このQ&Aのポイント
質問の主題は、「イ( i )の折れ」についてです。青木Aokiやgirlなど、日本語や英語の発音で「イ」の挿入や変化が起こる例があります。また、他の言語でも「りんご」を表す語の推定原形が共通して「*abel」とされ、各言語で異なる形に変化しています。このような現象から、言語間の関係や「イ( i )の折れ」の興味深さを考えることができます。
「イ( i )の折れ」とは、言葉の発音において「イ」の挿入や変化が起こる現象のことです。例えば、青木Aokiの発音がアイオキとされるように、「イ」が挿入されて発音が変化します。他の例として、girlをギャルと呼ぶことも挙げられます。このような「イ( i )の折れ」は英語だけでなく、日本語でも頻繁に起こります。例えば、ma(目)がma-i(目)になったり、koe(木)がkoe-i(木)になったりします。
「イ( i )の折れ」の起こりには言語間の関係性が見受けられます。例えば、「りんご」を表す語の推定原形はインド・ヨーロッパ語族では「*abel」とされています。この「*abel」が各言語で異なる形に変化し、appleやApfel、yablokoなどとなっています。また、イタリア語やギリシャ語では「イ( i )の折れ」が語頭に現れていることも興味深いです。
《イ( i )の折れ》は どうして起こるのか?
言葉についての問いです。
(1) ゴルフの青木 Aoki は エイオキという発音で呼ばれています。これが イ( i )の折れの実際の例です。
○ Aoki →〔イの折れ( i の挿入)〕 →A-i-oki / アイオキ→エーオキ→エイオキ / という発音の変化。
(2) イエス ヰ カンではなくて イエス ヰ キャンのごとく イの折れ(あるいは イのほうに折れる)が発音に入って来ます。ただし イをうしろにではなく 前に置いています。
(3) 同じく girl を ギャルと呼ぶようです。
(4) 次の例はどうでしょうか? つまり英語では イの挿入を前に持って来ています。
○ text →テクスト・〔イの折れを入れると〕テキスト
○ text / tekst / →〔イの折れ〕 / t-i-ekst / → / tjekst チェクスト/
(5) 日本語では特に《イの折れ》と言わずとも この《 -i 》を付け加える例は 多いようです。
○ ma 目(ma-he 目‐辺=前)→ ma-i = me 目
○ ta 手( ta-moto 手‐元=袂)→ ta-i = te 手
○ ina (稲)→ ina-i = ine 稲
○ koe 木(く・こ):〔koe-da-mono = kudamono 果物( -da- は ノの意)・
koe-no-ha 木(こ)の葉・ koe-suwe( zuwe )木(こ)末=梢〕
・ koe-i → kui / クィ / → ki 木
つまり イの折れを経たかたちが ふつうの語となっています。元の語は 裸のまま――さか(酒)‐な(菜)=魚 のサカ(酒)のまま――ではあまり使われません。
(6) インド・ヨーロッパ語族で 《りんご》を表わす語は 推定した原形が * abel だそうです。
推定原形 * abel
英語 apple
ドイツ語 Apfel
ロシア語 yabloko
ポーランド語 jablko
イタリア語 ―mela; 〔 pomo 〕
ギリシャ語 ―mi'lon
☆ けっきょくこの《 abel 》系だけではなくほかにもあるようですが(イタリア語 pomo ) この :* abel の系統をまとめることが出来るようです。
つまりイタリア・ギリシャは 語頭の a- を落として しかも中ほどの子音 - b - を - m - に変えている。というものです。(日本語例:さび( -b- )しい ∽ さみ( -m- )しい)。
ロシア語などに -ko がついているのは まさに日本語で リンゴッコと言うかのように 親愛称もしくは指小辞としてついたものらしいです。
ちなみに メロンは これと同じ語源であるようです。(《果実》といった意味なんでしょう)。
――すなわちここでも一部分の言葉においてですが ロシア語がヤーブラコというように イの折れが 語頭に現われています。アップルを 語頭のアにイをつけてヤップルと言うがごとしです。
(7) 昨今日本人は外国への留学生が減って来ているとか。留学の経験のないわたしは大きなことは言えませんが 海外に行こうという人も少ないのだとか。
ひとつに自分たちの言葉を知らないのではないか? それも原因ではないか? 外国の言葉に通じている方たちのあいだにも 日本語のことはあまり・・・ということがありそうです。
自分たちの言葉に自信を持てばよいのだ。
かくして愛嬌のごとく この主題を出します。何でもしゃべってください。
ただし問いそのものは 本気です。アイウエオなどの母音の中で イはとりわけ発音しやすいとも思えません。愛嬌があるとも思えません。(あるのでしょうか?) なのに何故 こうもやたらに顔を出して来るのか? アイディアがありましたら おしえてください。
なお別の主題でもやっています。
【Q:日本語とはどういう言語か。】
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa6422669.html
主題分けしていただければうれしいです。
お礼
こんにちは。ご回答をありがとうございます。 そうですか。 ★ 「イ」は一番わかりやすい母音です。 ☆ 周波数が大きいのでしょうか ほかの母音にくらべて。 ▲ 国語音声学:声紋を読んでみよう! ~~~~~~~~ http://homepage3.nifty.com/francais/kokugakuin1206.htm ○ フォルマント周波数はだいたいこれくらい… [a] [i] [u] [e] [o] 男性 F1 775 263 363 475 550 F2 1163 2263 1300 1738 838 女性 F1 888 325 375 483 483 F2 1363 2725 1675 2317 925 * F1 と F2 の二つのフォルマント周波数があるとのことです・ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ☆ 日本人の場合だそうですが F2 のフォルマント周波数が ほかのどの母音よりも高いようです。F1 のほうは 低い。 日本語で動態用言(=動詞)の法活用で 実質的に概念法(概念を表わす名詞形)である連用形は すべて このイの折れによって成り立っているようです。 na :名(一般的な対象に同定している相) ↓ na :似(同定までは行かず 比定している相) ○ ni :似(に) ○ ma-na-bi :ま(真)‐似(な)‐び=学び ○ ma-na → ma-na-i ⇒ ma-ne :真‐似(ね) ☆ すなわち 初めから -i というかたちで成る場合と イの折れを加えて成る場合とがあるようです。 イの折れの頻出について決定的にこの特徴によっているかどうかは分かりませんが なるほどと思います。ありがとうございました。
補足
いくらか違った考え方も思い浮かびましたので おぎないます。 その内容として: 言葉の生成にあたって母音にかんしては先に 母音としての役割が決まった。その結果として 《周波数がひときわほかの母音と違っていて目立つ》ところの イ がたまたま《概念法(たとえば動詞の連用形=名詞形)》を担っていた。この概念法は――つまり イの折れが―― 言葉を語として確定するため・またその語の確定を安定にして保つため 使われるようになった。 こういう捉え方です。 というのも ひとつには 母音としてアでもウでも 《ひときわ目立つ音》でないとしても けっきょく聞いて分かるという音ではあります。それとくらべてイが使われやすいという事由が いまひとつという見方にもなり得ます。 ひとつには 《分かりやすくする》には たとえば長母音化によることも出来るかと考えられます。イの折れではなくてもよいでしょうし あるいはひょっとしてこの母音の長音化とイの折れとの併用でもよいかと考えられます。《おおおおーーイ》だとか 《だれだれやああああーーイ》といった事例。 こんなわけです。 おまけとして 母音の機能について仮説を述べます。 言葉を確定するに際して人は 対象を捉えたという時点から確定までのその内面における《うごき》として 三つの過程を持つと捉えてみます。それぞれの段階(または局面)に対応する母音を 仮定しておきます。 1. 対象の知覚そのままの局面: a 2. 知覚を認識として得る局面: i 3. 認識を留保しておく局面 : ö 母音は 仮説として これら三つに割り当てています。(1)の局面は アァとかオォと言い出している段階であり (2)としてはいくらかでもそのアァとか言って捉えた対象の中身をこれこれの中身なのだと捉えようとする段階。そしてそれを終えれば ひとまづは記憶の中に保留しておく段階が (3)です。ö は オともウとも聞こえる母音(オ ウムラウト)です。この曖昧母音で 簡単な概念認識( i )の(2)を保存しておこうというかたちです。 いま仮説につぐ仮説ですが 動態用言(つまり 動詞)の活用形に対応させるなら つぎのごとくです。 1 -a :不定法(未然形):向か( -a )‐ず 2.-i :概念法(連用形):向き( -i ) 3.-ö :連体法(連体形):向く( -ö )‐〔とき〕 すなわち 不定法活用(未然形)は 《1.知覚のままを発出するという表明のかたち》です。したがって 判断は《不定》であって そのあとにたとえば否定法(打ち消し法)の補充用言(助動詞)の ‐ズがついて その判断の表明は最終的に決まります。《向か‐ない》。 《2.概念法(連用形)》は 体言(名詞)と同じですからそのままポンと文の中にあたかも主題としてのごとく投げ入れられます。 《3.連体法(連体形)》は 体言につなげるかたちであり 概念法のごとくに体言として扱いますよという判断は下していない保留のかたちで 次の体言に連絡します。《1.不定法》によっても ちょうど判断保留という意味では同じようなので 次に体言に連絡することも出来ます。《むかっ腹》。《向か‐し(方向)=昔》。 だとすると 《2.概念法》も そのあとに体言を引き連れることが出来ます。《向き‐変わり》。 このような母音の役割組織の中で イならイが決まっていて そのあと 《イの折れ》として頻繁にこの母音が引っ張り出されるというそういった順序であるかも知れません。その場合には イという母音の《周波数の高い》という特徴もそれほどかかわっているとも思えなくなります。 分かりません。いろんな可能性を考えておくことは大事だと考えます。