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心室中隔欠損症を手術したら体力が向上するか
当方25歳男、生後すぐ心室中隔欠損症(VSD)が見つかり経過観察を経て今に至ります。 VSDの状態は 肺体血流比QpQs=1.35、Kirklin-I型で主治医の診断では、治療せずとも 生涯に渡り問題を起こすことはないだろう、とのことです。 学生の頃から、長距離走等、持久力系の運動種目はことごとく学年でワースト3くらいの結果でした。 大人になってみると山登りや自転車が好きで時々やっていますが、悔しいながら 仲間についていけず脱落してしまうことがよくあります。 最近、自分の持久力の無さはVSDのせいなのではと疑い始め、 一度しかない人生のうちの余暇を思い切り楽しみたい、との思いから、 もし手術で体力が向上するのなら、手術を検討したいと思っています。 そこでVSDの運動能力への影響を主治医に聞いてみましたが、どうもわからないみたいです。 自分なりに色々調べてもみましたが、資料が見つけられません。 私の体力は手術したらどの程度向上するのでしょうか。 (QpQsが1.35だから35%向上すると思っていいのでしょうか) 又は手術をご経験された方、体力の向上に関してはいかがな具合だったでしょうか。
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- USB99
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通常、運動能力は最大酸素摂取量で規定され、その値以上の結果は得られません。 最大酸素摂取量は、心拍数 X 一回心拍出量 X (動脈のSpO2-静脈のSpO2)XHb量 で規定されます。手術することで一回心拍出量は増加しますが、(動脈のSpO2-静脈のSpO2)XHb量の項目が低ければ、そこそこの増加しか得られない事になります。 通常、一般人がトレーニングで最大酸素心拍出量の増加が起こった場合、一回心拍出量の増加が半分、(動脈のSpO2-静脈のSpO2)XHb量の向上が半分の寄与とされています。 しかし、トレーニングを行っている一流選手だと(動脈のSpO2-静脈のSpO2)XHb量の向上が主な最大酸素摂取量向上の原因となります。 すなわち、最大酸素摂取量で比較すると30%程度の増加が得られる可能性がありますが、その向上がどれだけ運動能力に向上として実感が得られるかは個人差が大きいという事になります。一流選手ですと、実感として得られると思います。 普通はQp/Qsが1.5以上を手術適応としますが、大動脈弁が異常をきたしたり、感染性心内膜炎のリスクがあるので、総合的に手術適応は決めるべきです。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 なるほど、1回心拍出量は確かに増えるがそれと運動能力は直結すると限らないということですね。