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心房中隔欠損症について
私は、今月ICUに移動になった看護婦2年目です。早速、心房中隔欠損症と心室中隔欠損症の看護計画の課題が出てしまいました・・・。 小児科の本にはASD・VSDともに載っているのですが、成人ともなるとやはり資料が少なく、困っています・・・。どなたか、いい資料、ありませんか??
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- kurione
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看護計画は手術前後のことでしょうか? それとも、非手術の際の入院から退院までのことでしょうか? どちらにしても、心臓疾患の要点は決まっていますのでそれをふまえて説明いたします。 成人の先天性心奇形は通常は自覚症状もなく体力もあり、歳をとっていった場合に健常者と差が出るので、 予防的な色彩が強い根治術をするケースが多いでしょう。特にASDはそう言うケースが多いのですが、VSDは肺高血圧症となっているケースもあり、この状態はきわめて予後不良です。 全く心機能の低下が見られない人の場合は根治術を目的として入院してきますが、本人の希望で来院される方がほとんどです。逆に家族は手術をしないでもいいのではと手術に懐疑的に思っているケースがほとんど です。このことは大切なので念頭に入れて置いてください。 icu勤務ですから、おそらくは術後管理かと思います。 ASDに関しては、手術自体は簡単です。しかしながら、無血視野での手術ですから、人工心肺を回しながらやります。またASD 孔を縫縮することは、心房中隔を通っている房室結節に糸がかかる事があるので術後の不整脈は非常に問題になります。モニターにて十分な観察が必要です。この場合は3度の房室ブロックが起こりります。大方の方は心機能が良好なので、尿量の減少とか急性心不全、腎不全などに発展するケースはとても少ないようです。ただ心臓の手術後には血栓が出来る事があるので、手、足、の温度差、瞳孔など神経学的チェックを頻繁にする事も大切です。 肺高血圧症になっていないVSDに関しても、ASDとほぼ同様の注意点ですが、少し違う注意点もあります。 肺高血圧症の場合は、手術は行われないことが多いのですが、術後、スパスムにより肺血管抵抗があがり肺高血圧症の兆候がでることもあります。またもともと肺高血圧症の毛がある患者はスワンガンツカテーテルを留置して戻ってきます。ICUナースとしては、急な酸素飽和度の低下に気を配る必要があります。 急な飽和度の低下は要注意です。カテーテルにより肺動脈圧がモニターされているはずですから、それも要チェックです。送管されてレスピレーター管理下のはずですから、抜管の意志がないばあい興奮はスパスムを起こさせ悪化させますので、ドクターにセデーションの許可を貰いましょう。また低酸素症とアシドーシスはいずれも強い肺血管収縮作用を持つので、ドクターと協力して、改善に努めてください。 参考にはならなかったと思いますが、お許し下さい。ただバイパス術や弁置換を必要とする患者と違うてんは患者の家族にとっては成功して当たり前という事は忘れないでください。 メディカル・サイエンス・インターナショナルが出している「心臓外科チームのための患者管理の実際」 は分厚くなく、とてもよもやすい本です。
- kano3
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初めまして。 資料になるかわかりませんが、 ご参考にしてみてください。 http://leo.city.naze.kagoshima.jp/housecall/cgi-bin/view.cgi?123_42_150_0_0_0 http://leo.city.naze.kagoshima.jp/housecall/cgi-bin/view.cgi?123_142_129_0_0_0
お礼
ありがとうございます。参考にさせていただきます。
お礼
ありがとうございました。とっても勉強になりました。私にとってICUにあるものは、初めてみるものばかりで、IABP,PCP・・・,S-Gも初めてです・・・。ope当日は日勤なので、不安は大きいですが・・・。 また、よろしくお願いします。