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アマランサスとかつおはどちらが多いの?
先日某テレビ局の番組で、「アマランサスという雑穀に含まれているリジン、メチオニンという成分が脳疲労解消に効果がある」と言っていました。 リジン、メチオニンを同時に含む食材はアマランサスが良いというのですが、以前の同じ番組でダイエットを取り上げた時には、「リジン、メチオニンを含むかつおが良い」と言っていました。 一食で摂取する分量としては、アマランサスとかつおのどちらがより効果が高いのでしょうか? ダイエットにはかつお、脳疲労にはアマランサスという事なのでしょうか? 栄養学に詳しい方、よろしくお願いいたします。
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まず最初の前提、「アミノ酸が○○に効く」というお話についてはワタシもよくわかりませんので、 そこは別の方に回答お願いします。 アマランサスにリジン・メチオニンが多いといっても、穀物の中では比較的含有量が多いという程度です。 アマランサスのアミノ酸スコアは75です。 リジン・メチオニンは人体のたんぱく質を構成するアミノ酸のうち、体内で作ることが出来ず、 食物として摂取しなくてはならないものです。 必須アミノ酸といわれています。 (イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・スレオニン・トリプトファン・バリン・ヒスチジンの9種類) 肉や魚などはたんぱく質食品なので、これらのアミノ酸を豊富に含んでいます。 肉や魚はたいていアミノ酸スコアは100ですから、アミノ酸のバランスのよい食品といえます。 かつおの可食部全窒素1gあたりのアミノ酸組成からみると、 リジン 520 メチオニン 190 です。 (これは他の魚とくらべて飛びぬけて多いというわけではありません。) 次に一食あたりの量ですが、アマランサスを白米に1割程度混ぜて炊くとしますと、一食当たりは14g程度、炊く前では10gくらいですね。 アマランサスのたんぱく質含有量は100g当たり12.7g、10g当たりなら1.27gです。 カツオのたたきを一食80g食べるとすると、たんぱく質含有量は100g当たり25g、80g換算で20gです。 くらべるまでもなくかつおのほうがよろしいかと思います。 ただし、たんぱく質を欠いた食事をしているのでなければ、 リジンやメチオニンの不足をきたすこともないといえるでしょう。
お礼
やはり販売促進番組なんですね。 見ていると「もしかしたら効くかも」と思ってしまいます。 解りやすく説明して頂いて有難うございました。