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みんながみんな
みんながみんな、ちゃんと自分の子どもを愛せるわけじゃないんです。 「みんながみんな」というように、同じ名詞の間に「が」を入れて言うのはどういう用法ですか。意味がわかりません。ほかに似たような用例があったら例をあげて教えていただけませんか。お願いします。
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こんにちは。 これは、同じ言葉を二度使うことによって、その言葉を強調する手法です。 つまり、「みんな」を強調しているのです。 「[みんながみんな/みながみな]、自分の子どもを愛せるわけじゃない。」 の意味は、 「[親が皆/全ての親が]、自分の子どもを愛せるわけじゃない。」 「[人間が皆/全ての人間が]、自分の子どもを愛せるわけじゃない。」 です。 また、 「みんながみんな、社長の方針に賛成しているとは言えない。」 の意味は、 「[社員が皆/社員全員が/全ての社員が]、社長の方針に賛成しているとは言えない。」 です。 このように、日本人は、この「が」のことを、主語を表す「が」と同じ感覚で用いています。 1つ目の「みんな(が)」は主語で2つ目の「みんな」は副詞であるという解釈もできますし、「みんながみんな」が一体で主語、あるいは一体で副詞であるという解釈もできるでしょう。そういう感覚で用います。 No.1さんがおっしゃるとおり、「ない」などの言葉を後ろに置いて部分否定(全てではない)を表すときによく登場しますが、肯定文でも用いられることもあります。 (自作の例文) 「質素と倹約を美徳とせず、景気さえ良くなればよいと考えるなんて、政府も国民も、みながみな狂ってる。」 >>>ほかに似たような用例があったら例をあげて教えていただけませんか。 すでにご回答のある「全部が全部」は、そうですね。 しかし、「が」にこだわらなければ、同じ言葉を二つ並べることによって一定の意味(強調など)を表す慣用句的な例は、他にもあります。 ・みながみな/全部が全部 (本当に全て) ・あることはある (多くあるわけではないが、少しはある) ・ないことはない (ある) ・人は人。私は私。(他人の考えががどうであれ、私は自分の考えを貫く) ・努力に努力を重ねる (大変な努力をする)
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- marisuka
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前の「みんな」は名詞として、あとの「みんな」は副詞として使われているように思います。 「 全員が 同じように (愛せるわけではない)」と。 他の例を考えてみたのですが、同じようなのしか思いつきません。 ・全部が全部 ・すべてがすべて 名詞だけれど副詞のように形容詞や動詞を修飾できる、かつ、Allの意味を持つ言葉、というのが共通点です。 これらは、ある単語の特殊な用法というより、慣用句に近いものではないかと考えます。 他の方の回答を読むのが楽しみです。
お礼
なるほど、二つ目の「みんな」は副詞として使われているんですね。これで納得です。ありがとうございます。
- cxe28284
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みんながみんなのの同義語で全部が全部 という言葉もあります。~じゃない ~とは言えない など否定の言葉を伴います。 すべての者が出来るとは限らない。中にはできないものもいる という意味で使います。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。参考になりました。
お礼
丁寧な御返事いただきありがとうございます。たすかりました。