”機能性高分子”で検索すると既存のアイディアをいろいろと知ることができます。
そして、機能性高分子の特徴や現状の問題点を見つければ、それを改善する方法で新規な材料の提案ができます。
例えば、非常に強靱なプラスティックがあり、問題点として脆性が上げられていれば、柔軟性を付与する高分子鎖を導入することで脆性を改善できます。着目する特徴は、例のような機械的特性の他に電気特性、化学特性、難燃性、環境特性(製造時にも応用可)などがあります。
利用方法については、特徴となる性質の新しい使い方があります。例えば、摩擦係数の小さい材料が滑らせる事に使われているとします。滑るというキーワードでは多分多数の応用が既に提案されているでしょう。これを摩擦係数が低い=(一般に)接触角が大きい(濡れにくい)と読み取れば汚れないとかひっつかないものとして新しい応用が考えられます。他にアナロジーも利用しやすいテクニックです。例えば、高吸水性高分子が紙おむつに使われていますが、紙製の入れ物に入れて液体を吸収するアナロジーで考えると、例えば材料を工夫したら、ひょっとしたら公共の風呂場の足ふきマットに使えるかも知れません。水を沢山吸い取る性質を利用し、不織布と組み合わせれば糸くずの残らないガラスふきになるかも知れません。(今、思いつきで書いているのでレベルが低いですが、ご容赦ください)
もっと、世の中のアイディア情報が知りたければ、特許検索をするといいです。特許には既存の問題点が必ず記載されているので良い資料になります。特許は特許庁のサイトで閲覧ができます。もし余力があるなら・・・アメリカの特許はGoogle Patentが使いやすいです。