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優秀なレポートを集めた論文集の情報を教えてください
- レポートを書くための本は多数出版されていますが、優秀なレポートを集めた論文集などは見当たりません。
- 少ない字数でキーワードも織り込み、なおかつ優秀なレポートが読みたいです。
- 採点側がどういったレポートに100点を付けるかも知りたいです。
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レポートと格闘している大学教員です。 学生さんからの質問のようですね。 単位獲得のための課題としてレポートが課されたのなら、そのとき同時に採点基準も示されたかと思いますが。そうでなければ、採点がフェアとはいえないですもんね。また、教員自身も、予め採点基準をもうけていないと自分で自分の首をしめることになります。 (採点基準を示さずにレポートを出すような教員がいたら、教育者としてどうかと思います。学期末の学生による授業評価でも、必ず指摘されることでしょう。) その採点基準に疑義があるようなら、まず自分の先生に質問、相談することが第一だと思います。 この場で、キーワードいくつというようなことを指示しない教員にあなたの質問をぶつけても意味がないからです。 それから、優秀なレポートですが、これもあなたの先輩たちのものを先生から見せてもらうわけにはいきませんか? 特に優秀なレポートならば、そのコピーを保管していたりレポート集として本棚に並んでいたりすることがあります。私は「先輩たちはこんなにいいレポートを書いたんだぞ! 君らも書けるぞ!!」と言って見せることにしています。 あるいは、講評を行うときに模範例を示すこともよくあります。 学生からの許可を得たうえで、Web上に優秀なレポートを公開している大学教員もいます。なかには大学じたいが教育の成果発表として、優秀なレポートを公開していたりレポート集を公刊していたりしているところもあります。 また、あなたがおっしゃるように、内容をマネするのは剽窃ですが、形式をマネするのはOKです。というよりも、低学年の頃は形式のマネから始めなければなりません。そうでないと、作文と論文の違いもつかめません。下手すれば、高学年になっても私信や日記のようなレポートを書いている、というようなことにもなりかねません。 なお、起承転結は論証には全く不向きです。なぜ不向きかは、次の本もしくは参考URLをどうぞ。 澤田昭夫(1977)『論文の書き方』講談社学術文庫 木下是雄(1994)『レポートの組み立て方』ちくま学芸文庫 戸田山和久(2002)『論文の教室―レポートから卒論まで』NHKブックス
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レポートの採点を続けております。明日、返却したいので、この調子では徹夜となります。ちょっと採点に疲れたので、中休みとしてまた書き込みます。 さて、次のように書いておられますが。 >> ・・・・ レポートで高得点を得るためには、「テキストを要約する気持ちで、キーワードを漏らさず、 >>自分の意見はいらない。」「キーワードを参考文献で肉付けする。」「テキストにない内容は書くな」 >>と言ったアドヴァイスが載っていて、独自のアイデアや視点よりも、テキストをどれだけ理解できているか >>を見る。とありました。なので、卒論を書くためのガイドブックみたいなのは、あまり役に立たないかな~? >>と思ってしまったのです。 私も、自分の意見よりもまずテキストの把握をというのに、賛成します。独自のアイデアや視点なんぞ、そうそう出てくるものではありません。学生が独自の意見と思って書いても、ようは感想だったりします。レポートでは(というより、論理的な文章では)感想は求められていません。(以上から、新聞の社説がレポートを書くのには参考にならないということは、自明のこととなりますね。社説は「今こそ政府が○○する努力が求められている。」とか「□□社の今後の取り組みを見守りたい。」といった締めの文で終わることが多いのですが、「僕は」「私は」という主語を使っていないにしても、かなり感想っぽいでしょ。) 実は、卒論でも独自のアイデアや視点はそれほど求められません。基本となるテキストと参考文献をしっかり読み比べをすることが大事です。調査や実験にもとづく論文を書く場合ですら、オリジナリティはあまり求められません。実験や調査のデータはもちろん著者のオリジナルでしょうが、それによって、オリジナルな学説をうちたてるというよりもむしろ既存の理論でどう解釈できるか、既存の学説をどれだけ補強しうるかが重要であることが多いのです。 えっちらおっちらやっているうちに、僥倖のごとく新しいアイデアが浮かんできたらもうけものです。研究者のやっていることだって、そうそう変わりません。もちろん既存の学説をひっくり返すような革命的論文が書かれる数少ない例もありますが、この世に天才がうじゃうじゃいるわけではないんで。 大学の通信教育を受けるおつもりとのこと。慶應で通信教育に長らくたずさわっていた教員がその指導経験をもとに執筆した次のような本もあります。これも、大変よい本です。 河野哲也(2002)『レポート・論文の書き方入門 第3版』
お礼
何度もありがとうございますm(__)m 海外在住なもので、月に一度厳選したw本を注文するのですが、中身をみることができないので「大学教員の方が勧めて下さる」、それだけで安心感があります!(全ては購入できませんが・・・漫画も小説も注文しなきゃだし><) えっと、レポートを書くには テキストや参考文献を理解できるまで読み、読み比べ、そこから課題にあった問いをたて、テキストから外れないような?結論を導きだし、「私」という言葉を使わず、字数制限いないで仕上げる。 でいいですか? 少ない字数制限の見本を読むのに、「小論文指導法」的なサイトにのっている優秀例や、講師の解答例も参考になるかな?と思ったのですが、ありですか?課題文A/B/Cを読んで設問に答えよ。みたいなのです。これって結構レポートに近いかな?とも思ったのですが・・・。 なにせレポートがどんなものなのかまだわかっていないため><参考になるかもわからないのです。
No4です。さきほどは、No3さんとのやりとりを読み飛ばしてしまっていましたので、再び回答します。 あなたが、No3さんに対し >>実際に個人のホームページに学生のレポートを掲載されている方もいらっしゃいます。(了承をとられて) とコメントしておられるのに、 >>学生からの許可を得たうえで、Web上に優秀なレポートを公開している大学教員もいます。 という私の回答は、かなりのオマヌケでしたね。 >>その様なものを、もっと効率よくまとめて読めるサイト・本がないか尋ねています。 については、 >>なかには大学じたいが教育の成果発表として、優秀なレポートを公開していたりレポート集を公刊していたりしているところもあります。 とだけ書いて、具体的なサイトを書いていませんでした。 いますぐ思いつくものとしては、京都精華大学のサイトがあります。(お断りしておきますが、私は京都精華大の関係者ではありません。) 3回生の「調査演習」、4回生の「卒業論文」の優秀作品が紹介されています。大部分は題目だけですが、なかには全文PDF形式で公開されているものもあります。(下記URLの左欄からどうぞ。) 1200~2000字というわけではないですね。ドンピシャでなくて、ごめんなさいね。 なお、架空の事例ではありますが、先に紹介した戸田山の本には、作文ヘタ夫くんの出来の悪い小論文が優秀小論文に改善されていく過程が掲載されていて、かなり役立つかと思います。
お礼
ありがとうございます! 戸田山さんの本は是非手に入れたいです! サイトの紹介もして頂けて嬉しいです! どっかの学生さんのサイトで、レポートで高得点を得るためには、「テキストを要約する気持ちで、キーワードを漏らさず、自分の意見はいらない。」「キーワードを参考文献で肉付けする。」「テキストにない内容は書くな」と言ったアドヴァイスが載っていて、独自のアイデアや視点よりも、テキストをどれだけ理解できているかを見る。とありました。なので、卒論を書くためのガイドブックみたいなのは、あまり役に立たないかな~?と思ってしまったのです。 もちろん採点者によるのでしょうが。 来年から通信制で勉強しようと思っているので、レポートの書き方ぐらい今のうちに学んでおこうと思いました。(学生じゃなくてごめんなさい!) 何冊か「書き方本」に目を通しましたので、次は実際にレポートとはどんなものかたくさん読んで慣れてみよう!とふつーに考えたのですが・・・。これが探すと結構ない!アドヴァイス頂いたように、教員の HPだけでなく大学のサイトや学部のサイトも色々探してみます!
- kgu-2
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>優れたレポートの例・優秀なレポートを公開、など先生方も使っていらっしゃいますよ。なにかおかしいですか? 成績が良い、というのは、テストの点数が良い、て゛異論は無いと想います。ところが、優秀という言葉は、話題としては相手に合すために使います。ですが、「優秀な学生」という表現は、私は極力使いません。人によっ基準・評価法が違うからです。優秀なレポートと、といっても、所詮学生のレポートです。私の上を行っているわけではありません(一人だけは、手許において育ててみたい、という学生がいました)。卒業時の成績は、留年しそうなほど悪くても、社会に出てから活躍している者を多数知っています。逆も。 「独自の視点があるかどうかが、私の場合、点数の配点をもっとも高くしています。」では、不十分ですか。「独自の視点が何か」は、ご自分で学んでください。それが学生の利点でしょう。というのも、奇人・変人は、他の人の違った思考法をする、他人は理解できない、すなわち、独自の視点・思考法をもっているかもしれません。私は、「教科書に書いてあることは、自分で読め。書いていないこと(=独自の考え)を教えるようにしています。私に授業料を払ってくださるのなら、教えますが。 とりあえず、一つだけ。「公害の公は、公務員の公。公の害との表現は適切ではない。代わりの命名せよ、というと、工害、醜害、回害、など、公害よりは『なるほど』と感じる名前を考えてくれます。「日本を駄目にしたのは、高給官僚(公務員)。だから、公害の公は、公務員の公であっても適切かもしれない」という冗談は、学生には少しも受けませんが(外部での講演会ではかなり受けます)。 それと、レポートの例と簡単に言わないで下さい。No2で書いた「恥ずかしいから嫌」と言われてものを公表すると、著作権に抵触する可能性が大きいということを理解されていますか。
お礼
補足の補足です。 優秀なレポート・優れたレポートという言葉が、どうしてもひっかかるようでしたら「Aのついたレポート」・(採点者に寄るところが大きいのは百も承知です。)「Aをつけるレポート」として考えて下さい。 前回頂いた回答での「採点者側からの採点基準」はとても参考になりました。ありがとうございます。 もし私の欲しているレポート集の様な本・サイトをご存じでしたら、是非教えて下さい。
補足
> それと、レポートの例と簡単に言わないで下さい。No2で書いた「恥ずかしいから嫌」と言われてものを公表すると、著作権に抵触する可能性が大きいということを理解されていますか。 あなたにお願いしているわけではありません。レポートが読みたいと言っているだけです。実際に個人のホームページに学生のレポートを掲載されている方もいらっしゃいます。(了承をとられて) その様なものを、もっと効率よくまとめて読めるサイト・本がないか尋ねています。そして、欲を言えば、授業で課せられるような条件の下で書かれたレポートであれば尚ありがたい。と言っているのですが。 (拒まれているのに公表しようとするんですか?びっくりです。) >「独自の視点があるかどうかが、私の場合、点数の配点をもっとも高くしています。」では、不十分ですか。 いいえ。全く。 >優秀なレポートと、といっても、所詮学生のレポートです。 字数(キーワード)制限の下どれだけつっこんで書けばAなのか、それと形式や論理の組み立て方(道筋の示し方)を身につける一助にしたいだけです。 もちろん先生方が書かれた「見本レポート100例」「悪い見本例20」のような本が出ているとか、サイトにまとめているとか・・・。そういった類の情報もありがたいです。
- kgu-2
- ベストアンサー率49% (787/1592)
>優秀なレポートを集めた論文集 「優秀」という言葉は、納得しやいすい単語ですが、「美しい」「立派」「改革」なんぞは、ほとんど悪用されています。「美しい国」を汚い政治家が実現できるとは想いません。「合理化」なんぞは、「首切り」に利用されています。 質問者も、「優秀」が分かっているとは思えません。できたら、『こんなレポートが優秀』というのを示してください。それがないと、回答しづらいのですが。 レポートやテストの解答は、誰のものか、という議論があります。レポートの著作権を、学生に主張されると、外部に発表する場合は、抵抗できません。「優秀」だからと口説いて発表されても、世間の人は「たいしたことはない」「この程度で」という人も多いので、まずOKは貰えません。「恥ずかしいのでイヤ」ト逃げられます。 私の場合、誤字・脱字、字がうすくて小さいので読みづらい、文字を並べているだけ、はレポートとは想いません。と言うと、ひらがなばかりの手書きレポートになるので、「大学生レベルの文章、漢字を使え」と話します。 起承転結になっていて、論理が一貫していること(起承転結が出来ていれば、普通は一貫している)、というのがレポートの書き方のような本に書いてあるはずです。しかし、どうすれば起承転結になるか、ご存知ですが。精神分裂症(今では、統合失調症というらしい)でも無い限り、必ず起承転結で書ける方法があります。「起承転結に出来ない者は、段落の書き出しは、こんな単語で始めろ」と指示しています。 そうすると、内容を知らなくても(学生が不得意な社会ネタなど)、500字程度はレポートらしくかけます。1000字だと、知識不足で、20%程度に急降下ですが。 >考察はしていなくても可、とか。 考察というのは、理系の論文ですが、考察の無いのは、単なる記録です。政府関係のレポートなどは、意見を書かない記録が多いのですが、学生のレポートは本人の意見、というより、独自の視点を第一に評価しています。独自の考え方を持つ、それが大学生の資格だと考えているからです。 社会に出ると正解の無い問題は、いくらでもあります。安心して病院にいける保険制度にしたい、でも保険料の負担は増える、どうするべきか、正解は無いのです。でも、社会生活をするには、保険料をどう負担するのか、病気にはならないからこれ以上払わないと決めるのか、どちらかにしなければなりません。日本人の笑ってごまかす、ではレポートでありません。 学生が提出した同じようなデータを何度も読みたくはありません。同じデータでも、解釈や意見はことなります。独自の視点があるかどうかが、私の場合、点数の配点をもっとも高くしています。
お礼
採点側から回答を頂けて嬉しいです。参考になりました。 >できたら、『こんなレポートが優秀』というのを示してください。 kgu-2様が採点なさってきたレポートでA以上を付けたレポートのことです。優・良・可・不可の優です。 >独自の視点があるかどうかが、私の場合、点数の配点をもっとも高くしています。 ↑これです。点数の高かったレポート^^。 優れたレポートの例・優秀なレポートを公開、など先生方も使っていらっしゃいますよ。なにかおかしいですか?
- pullmandsg
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残念ながら、例というのは示せません(まあ、折角なので気が向いたら質問が閉じる前に適当なサンプルを投稿するかもしれませんが、あまり期待せずお待ちください 10日後くらい?)。 別に出し惜しみしているわけではなく、以前に100点を取った実例を例示するような事は可能なのですが、大学の先生は奇人が多いので、質が高くても模範解答や以前のレポートの優秀例を参考にしたことを臭わせるレポートには100点をつけないからです。このあたり、一定の水準を満たしていれば高評価をする高校の評価とは異なります(まあ、中身がしっかりしていれば8割の得点は得られますが)。 「優秀なレポートを集めた論文集」が出てこない理由の一つは、こういったひねくれた先生が、論文集を参考にした論文は0点といった評価をする可能性が結構あって、論文集の編者に、学生から「あなたの論文集を参考にしたせいで単位落とした」という苦情が来かねないからだと考えられます。 一般的な100点の条件を書くなら「キーワード3つのうち、2つには数十字程度でもいいので核心をついた考察があること。さらに1つには、核心をついた考察とキーワードを展開した論述があること。さらに、全体的に独創性が見られる事」が条件かと思います。全体的な質が低ければ、不十分な内容でも8割つくことはあると思いますが、100点は難しいでしょう。
補足
早速ありがとうございます。 そうですか・・・。論文集を参考にするといっても、形式をみたいのであって、(あとキーワードにどれだけつっこむか、キーワードを全て織り込んで低字数でどれくらい書けば優秀か・・・。)内容をお手本にしたいのではもちろんありません。 卒業論文ですと、関連の紀要論文がお手本です(数を読んでいくと、良い論文と、悪い論文が=参考にならないがわかってくる)といってる先生もいらっしゃるので、レポートもお手本が見たい!と思ってしまいました。数を読めるほど、でまわっていないですよね、授業で課せられるレポートなんて・・・。 小論文もですが、読んだこともないもの書けません。しかもルールだけはある。小論文なんて、新聞の社説は見本になるっていう本と、社説は小論文ではないっていう本と・・・。 20日位は締め切らずに置いておきます^^ 一般的な一〇〇点の条件、ありがとうございました。参考になりました。キーワードは漏らしてはいけないということですね。
お礼
>なかには大学じたいが教育の成果発表として、優秀なレポートを公開していたりレポート集を公刊していたりしているところもあります。 おお~~~~!是非頑張って探したいです! >この場で、キーワードいくつというようなことを指示しない教員にあなたの質問をぶつけても意味がないからです。 いえ・・・。キーワード3つが提示され1200字。キーワード4つが提示され2000字。という指示の下でレポートを書く場合に、同じような条件下で書かれた物なら参考になるな、と思いまして。 >なお、起承転結は論証には全く不向きです。 ですよね。「転」の意味を論文向きにして?解釈させることで、相変わらず、起承転結と言い張っている先生もいらっしゃいますが。 大変参考になりました。ありがとうございますm(__)m