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簿記2級 仕訳問題 3月末決算 4月1日の扱い
- 関東商店(年1回3月末日決算)は、平成×0年4月1日に取得した乗用車(取得原価¥2,000,000)を平成×2年4月1日に売却し、手取金¥350,000は月末に受け取ることとした。
- この乗用車については耐用年数3年、定率法(0.536)によって償却し、間接法で記帳している。
- 解答が未収金350,000、車両運搬具2,000,000、車両運搬具減価償却累計額1,569,408、固定資産売却損80,592であるが、4月1日であれば当期の減価償却費19,233が入らないかどうか、3月末日と4月末日の売却場合の仕訳を教えてほしい。
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こんにちは まず、年1回3月末日決算であるということに注意して・・ 本来の仕訳をすると 平成×2年4月1日に売却した場合、平成×2年度の損益に影響する仕訳です。 未収金 350,000 車両運搬具 2,000,000 車両運搬具減価償却累計額 1,569,408 減価償却費 19,233 固定資産売却損 61,359 3月末日に売却した場合は、前年度(平成×1年度)の損益に影響する 仕訳です。(年1回3月末日決算) 未収金 350,000 車両運搬具 2,000,000 車両運搬具減価償却累計額 1,072,000 減価償却費 497,408 ←平成×1年度分 固定資産売却損 80,592 基本的には、上記の仕訳でよいと思いますが、4月1日は売却日そのものなので、 使用したとは考えないという考え方も合理的な考え方です。 未収金 350,000 車両運搬具 2,000,000 車両運搬具減価償却累計額 1,569,408 固定資産売却損 80,592 問題としては、解答するうえで判断に迷うところですが、「4月の減価償却は考慮 しない」というような指示でもない限り、間違いではないと思います。 ちなみに、売却時の1日分を減価償却費として分けて計上しても、売却損のみ計上 しても利益は同じです。 売却した月に影響を与えるだけですので。 無視できる範囲ですので、実務ではいきなり、売却損という場合も考えられます。 むしろ、取得・使用開始時の1日分を減価償却費として計上することのほうが重要で、 3月31日に取得・使用開始すると、平成×1年度に1カ月分計上することになり、 その分、平成×1年度の損益が悪化します。 4月1日に取得・使用開始したとすれば、平成×2年度の損益に影響します。 ご参考まで
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- yosifuji2002
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私がどちらでも利益は同じですといったのは、期首からの償却費を計算して、償却後の簿価から売却損益を出すのと、期首帳簿価格で売却損益を出すのも、売却損益+償却費の合計は同じでしょうということです。 費用が同じならば、純利益も同じです。 簿記の問題では前提条件で期首からの減価償却費はどう計算するか、たとえば日割り計算をするのか月割りかなどは指定されるのではないでしょうか。どちらも間違いではないとしたら、答えが2つあることになってしまいます。 定率法の場合は厳密に言えば年額の12分の一や365分の一ではなくて、経過日数に応じた級数的な金額のはずですが、試験でもそこまでは要求しないですよね。(税法でも年の途中での取得資産は12分のX月で計算します。) 従って、厳密には中途除却の償却費は問題でその指定しないとひとつの答えにならないことになります。 1日のことだから償却費はどうでも良いという意味ではなく、売却した日には使用することはないという意味で償却はないというのも合理的な考え方ではないかといったまでです。
お礼
何回も答えていただいてありがとうございます。 問題自体は記入させていただいたことがすべてで他に指定はないのですが 自分は 3月末日なら 未収金 350,000 車両運搬具 2,000,000 車両運搬具減価償却累計額 1,569,408 固定資産売却損 80,592 4月1日なら(~4月末日) 未収金 350,000 車両運搬具 2,000,000 車両運搬具減価償却累計額 1,569,408 減価償却費 19,233 固定資産売却損 61,359 と思うのですがこれは間違いですか? この問題ではないのですが税理士さんのお話を聞く機会があり1日でも減価償却費を計上すると聞いていたので問題の解答を見て腑に落ちないのです。指定がない以上、「問題」に問題があるのでしょうか?
- yosifuji2002
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期中に売却した場合の期首からの償却費をどう扱うかは会社によってちがうでしょう。 期首から全く償却を入れないで全額売却損益で処理する会社もあり、期首から売却の日までの償却費と売却損益を分けて計上する場合もあります。 理論的には後者のほうが正解ですが、どちらでも当期利益や税額は同じなので、神経質に考えないことも実務ではあります。 でも試験ではどちらかにしなければなりません。 厳密には1日でも使用したら償却費が発生します。 でも実際の月割り償却費は年額の12分の1とすることが殆どです。 従って、問題のケースでは1日なので1月にならないと考えたか、売却の日には使用はないので償却費はなしと考えたかのどちらかでしょう。 従ってこの考え方では3月末日に売却した場合と4月1日に売却した場合は、どちらも同じ答えになります。 4月末日に売却した場合は、今年度の償却費の12分の1の償却費を計上します。 その場合の償却費は(2000000-1569408)*0.536/12=19233 減価償却費 19,233 車両運搬具減価償却累計額 19,233 未収金 350,000 車両運搬具 2,000,000 車両運搬具減価償却累計額 1,555,641 固定資産売却損 61,359 という仕訳になります。
お礼
ありがとうございます。 当期純利益もその分違ってくるのではないですか? 解釈の仕方が間違っているかもしれませんが、一日ぐらいだからというのが試験の解答として納得できないのです。本当にそれで正解になるのか不安です。
お礼
お二方が問題の出し方によることを触れられていらっしゃいますが、問題にも若干不備があったようです。yosifuji2002さん、nayuta_lotさん、ありがとうございました。