まず、恒星の周りを回る惑星の運動ですが、keronyanさんが
おっしゃるとおり、朝夕力などが原因で軌道がずれていきます。
地球ではこれが一番おおきいです。しかし、重力波の影響もあります。
地球では、太陽の周辺を周回するときに、常に重力波を放出しています。
(これは全ての運動する物質間で必ず発生します)
この力は、地球全体でわずか1ミリワット程度です。
地球はこのチョットしたエネルギーの損失で、減速しているため、
10年に1000兆分の1cmだけ、太陽方向に引きずられているそうです。
それから、原子内の電子のことですが、punchan_jpさんの「回ってはいない」
というのが正解です。電子は「粒子=つぶつぶ」として存在するには
小さすぎるため、「回る」という行動をとることができません。
(プランク距離より小さいため、ハイゼンブルクの不確定性原理が働く)
電子は雲のように、「そのあたり」にある・・としか言えなくなります。
電子はそれ自身は運動をしません。
(スピンしているという話もありますが、これは電子を構成するクオークの
都合でそう見えます)
また、「原子核内に電子が存在する」ということも、不確定性原理のせいで、
「より電子らしきもの」が「そこらへんに」存在するということになります。
たとえば、水素は電子を1個持っているといわれていますが、水素の原子核
の電子価量のせいで、その周囲に「電子1個に相当するくらいの」電子の
ようなものがあるね~ということになります。
これは、0.3個分の電子と0.7個分の電子らしきものが周辺に存在する
場合もあります。(観測できないけどね)
ここらへんに興味があるのでしたら、
「オーム社(名前悪いよね)」の「量子の国のアリス」という著書をお勧め
します。わかりやすくて、面白いです。
お礼
なにげなく書き込んだ疑問について、これほど多くの方々に回答していただき驚きました。 専門用語が飛び交う、非常に刺激的な論議に発展したことを嬉しく思います。 原子という極めて小さな世界の話が、非常に大きなスケールを持つのは、どうしてでしょうね。 これからも、ここの問答を何度も読み返すことになるとおもいます。 ありがとうございました。