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羊の毛について
ウール100%のセーターを水に濡らしたり石鹸で洗ったりすると縮んでしまうのに、羊(綿羊)は水に濡れたり石鹸で洗っても一回り小さくなったり毛が縮まないのはなぜですか?? 自分でもかなり調べたんですけど全くわかりません!! 教えてください!!!!
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こんばんは。 羊さんが雨にぬれて縮まないのは私もラノリンオイルのためだと思います。 貼り付けたURLですがラノリンの特徴としてヒトの皮脂に近いとありますね。 分泌している動物がヒツジとヒトの違いがありますから まったく同じものにはならないでしょうが、近いものではあるようです。 ”皮脂が水を弾くのではないと言われてしまいました” この部分は良くわかりませんが・・・。 ただし、ラノリンは親水性があるようです。 牛脂や植物油のように完全に”水と油”ではないようです。 と、ここまでくると”雨で縮まないのはラノリンのため” と言う意見に矛盾するような気がしますよね。 しかし、一度「グリージーフリース」と呼ばれる ヒツジから刈り取ったばかりの毛を見てみると納得すると思います。 まず第1に、生きているヒツジからは常に新しいあぶらば分泌されえいる 第2にびっしり密集した毛は、房状になり毛足も10センチ以上ある。 ちょっとやそっとでは中まで油が抜けて濡れ鼠なんてことにはなりません。 もし興味がおありでしたら、ご自分でグリージーフリースを洗ってみたり、 脱脂されたウールでフエルトを作ってみてはどうでしょうか? 私もやってみて納得しました。 油分のあるウールと、脱脂されたウールの違いは一目瞭然です。 油が残っていてはまったく縮みません。 次のURLは原毛を個人にも販売してくれる業者アナンダさんです。 http://www.ananda.jp/ メールでも注文できますが、初めてでしたら 電話で相談しながらのほうが良いと思います。 私のおすすめは カタログの中の簡単キットで”フエルトセット” グリージーフリース(ヒツジの種類は何でも可)を少々、のダブル購入です。 グリージーフリースは私もはじめて買った時には 電話で、いじくってみたいから少しだけ分けて下さいとお願いしました。 ウールはいじくりだすと面白いですよ。 ぜひ興味を凭れたついで楽しんでみてください。
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- r-suzuki
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アランセーターは未脱脂の毛糸を使うとされますが、 未脱脂といっても、ある程度まで油分を残す程度に脱脂したものです。 実際の未脱脂の羊毛は油とほこりがついていて臭く、そのままでは毛糸になりません。 刈り取った羊の毛はまず脱脂します。 これをスカーリング(洗毛)といいますが、石鹸とソーダで洗います。 回収した油はラノリン(口紅などにも使ってますね)やグリースに精製されます。 羊さんが雨に濡れても毛が縮まないのは、毛に油分が含まれているからです。 この油が水を弾き、内部までしみこむのを防ぐようになっています。 ということで、牧場の生きてる羊さんは石鹸で洗わないんじゃないでしょうか? ウールはたんぱく質で出来ているので高温のお湯で洗うと変性して元に戻りません。 ウール100%でも30度程度のぬるま湯で中性洗剤を使って押し洗いすると家庭でも洗濯できますよ。 濡れた状態で長く置くとか、こすり合わせて表面のうろこが絡み合ったりすると縮んでしまうわけです。
- e4011001
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専門家ではないので、間違っているかもしれませんが、私が今まで聞いた話と、私の考えを想像すると次のような感じだと思います。 羊毛は羊の身体についている時は、表面に油膜が張っており、水をはじきます。そのため、保熱性に優れ、羊の皮膚が直接ぬれたりすることは少ないようです。 しかし、羊毛をして、羊から切り離され、精製される過程で、この油膜ははがされます。ちょっとにおいとかもあるみたいですし、あぶらなので。そのため、加工されてしまった羊毛は水を浸透させてしまいますが、保熱性は保たれます。 こうして、水を含んでしまうと縮んでしまうみたいです。 あまり自信を持って答えているわけではありませんので、どなたかもっと詳しい方がいらっしゃると良いのですが、参考になれば幸いです。
お礼
詳しく答えていただきありがとうございました!!! 自分で調べても何もわからなくて・・。 本当にありがとうございました。
補足
とても詳しく答えてくださりありがとうございます!! 補足というか質問になってしまうのですが、 ある人に皮脂が水を弾くのではないと言われてしまいましたが毛に含まれている油分と皮脂は別物でしょうか?