- ベストアンサー
スポーツ時の自然な体の反応とイメージの自己再現について
- 若い頃テニスをしていて、展開の速い中で得意なショットを打つとき、「自然に体が反応する」ことがあったなあと思います。その後、そのイメージを明確に、かつスローモーションで頭の中で再現できたように思います。
- このような感覚はアスリートにとって普遍的なものであり、野球やバスケットボールでも同じような体験をすることがあります。優秀なアスリートはさらに多くのシチュエーションでこの感覚を得ることができるでしょう。また、スポーツ以外の分野でも同じような感覚を得ている人々が存在します。
- この感覚は脳生理学的に説明することができますが、まだ研究が進んでいる段階です。アカデミックな分野でもこのテーマに関心を持つ研究者が存在し、様々な視点から研究が行われています。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 #2の再入場です。 各質問に私なりに知っていることを書いて見ます。 参考になれば幸いです。 (1) アスリートにとって普遍的なものなのか 普遍的なものだと思います。 良く『彼は今ゾーンに入っている』という表現を使います。 (2) 優秀なアスリートはそれを感じるシチュエーションが多いのか 優秀かそうでないかは関係ないと思います。 優秀なアスリートかどうかは調子が悪い時にもそれなりに結果を残せるとどうかで決まると思います。 (3) スポーツ以外でも、そういう感じを得ている分野の人はいるのか あらゆる分野に共通しているのではないでしょうか。 (4) 脳生理学的にはどのように説明されるのか 興味ある記事を見付けましたので添付します。 フィギュアスケートの安藤美姫さんが好調な時の行動から感謝する心がすべてを円滑にするというものです。 感謝する心が脳細胞を活性化するのでしょうか。 http://ameblo.jp/kaba1/entry-10404920287.html (5) アカデミックに研究している人はいるのか、それはどんな分野の人か たくさんおられます。 スポーツ生理学の普遍的な研究項目です。 水泳で北島康介選手を育てた平井伯昌(のりまさ)コーチなんかはその道の権威の一人です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E4%BA%95%E4%BC%AF%E6%98%8C 絶好調を脳科学的に解明することは、全世界で最も普遍的な大脳生理学の研究項目ではないでしょうか。 よく新聞記者がスポーツ選手に『今日はどこが良かったのですか?』と好調な原因を聞いたりします。 こう言う時、賢い選手は答えないものです。 好調は脳の状態ですから分析することで逃げて行くことがあるからです。 こう言う時、『わかりません』と答えるのが正解です。 また賢い選手は『ゾーン』に入る時、どんな儀式をしたのかを克明にノートに記録して再現しやすいように工夫しています。
その他の回答 (2)
- IXTYS
- ベストアンサー率30% (965/3197)
> 「自然に体が反応」した後のイメージの自己再現について こんにちは。 とても興味のある深い質問です。 私は間もなく古稀(こき)を迎える男性です。 四十数年前の経験を書きます。 もしピントが外れていましたらご容赦下さい。 ● 種目:野球 ● 場所:中国地方の或るバッティングセンター ● 年月日:1966年の10月の或る日のこと (二十代半ばでした) かいつまんでいうと、或る日突然ホームランが打てるようになりました。 子供の時から大の野球少年でしたが、引っ張り専門でたいしたバッターでもなく普通に内野ゴロばかり。 それが或る日大変身してしまったのです。 その時の感覚は今もはっきりと覚えています。 しかもそれは極めて高度なバッティング技術なのだと知ったのです。 これは偶然に知り得た技術ですが、『インサイドアウト』と言われるものです。 現在の日本のプロ野球でも数人しか到達出来てはいません。 しかも知り得る限りでは、この打法を取るとチームの監督さんから叱られ、或る方は退部、もう一人の方は『その打法は間違いだ』と厳しく叱られています。 (このおふたり名前は伏せさせて頂きますが、大変高名な方々です。) 今でもフィーリングと身のこなしで再現出来ます。 教えることだって出来ます。 まさに『インスピレーション』でした。 今でも自分のような普通の野球少年がこんな高度な技術を会得してしまって良かったのだろうかと自問することがあります。
お礼
>今でもフィーリングと身のこなしで再現出来ます。 それですそれです。その感じだと思います。共有できてとても嬉しいです。 私も中学校3年時、テニスを始めて間もなく、バックハンドのスライスを初めて打てたときのことを鮮明に覚えています。 (それから数少ない得意のショットとなった) そういうフィーリングって、ごく若い頃に感じないと再現性がないものなのかなと勝手に決め付けていたので、 IXTYSさんが二十代半ばで、そのフィーリングが降りてきたというのが興味深いです。
- LIE51
- ベストアンサー率46% (109/235)
1-5を総合し、”マッスルメモリー”がこの回答に当てはまるんではないかと思います。 リンクをよんでもらうとわかりますが、我々の筋肉は色々な状況反射を覚えています。 そこにうまく行った際の反射と脳の満足、幸福感を生み出すホルモンが反応し、 俗に言う”ランナーズハイ”になる説です。 ですから、すべての人間の行動にはランナーズハイになる、要素があります。 http://www.know-dt.com/TrainingARC/abtrain3/020_memory.html
お礼
こちらも有難うございます。 このような質問をしたくなったのは、随分前に宮沢章夫氏のblogで、「よろこびの記憶の再現」というタイトルで、 「ロナウドにはグルーブがある。あのうれしそうな、のびやかなシュートするときのからだには生き生きとしたグルーブがある。おそらくあらゆることがそれにあてはまる気がしてならない。くりかえすが、「形」の再現ではなく、「よろこびの記憶の再現」だ。」http://u-ench.com/t_body/index2002_12.html というコメントがあり、それがずっと気になっていたからかと思います。 夢中になってのめりこむ感覚を「ステュディオス(studious」っていったりもしますが、それとはちょっと違って、 はっきりとした脳内でのビジョンの再生が出来る体験というものが、スポーツ以外でもありうるのかなと思った次第です。 (夢中になったときの感覚がホットに残っているというだけでなく、あくまでビジョンが再生可能なあのフィーリング) ステュディオス(studious):http://www.clubking.com/contents/taidan107.html