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セミの季節
セミの季節 神奈川県藤沢市在中です。昔からセミが好きで、研究とはいかないまでも、毎年、「XXゼミ鳴き声確認」、「XXゼミ、固体確認」等という一文を日記に書き留めるのが年中行事と成っています。一昨年、横浜の瀬谷に行った際、11月1日にアブラゼミの鳴き声を聞いた時には流石にビックリしましたが(因みに非常に暖かい日でした)、今日、やはりアブラゼミの鳴き声を近所で確認しました(今日も比較的暖か)。 そこで質問なのですが、これらの明らかに時期外れの個体は、単に時期を外して出て来たのか、それとも、陽気に誘われて来年出るべきものが出てしまったのか、どちらなのでしょうか?
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どちらともいえますが、あえてどちらといえば、「本来は来年に出るもの」が陽気で出てきたといえます。 理由は多くの羽化する昆虫は、気温と地中温度との密接な関係が有ります。蝶が秋にその年羽化するかどうか決めるのも同じような原理になります。 アブラゼミも幼虫の成熟度合いによって、元々2ヶ月前後の羽化時期の固体差が有ります。そのため9月・10月時点で成熟している固体は、あとは羽化スイッチが入るかどうかだけです。25℃前後の日が多ければ地中温度も高くなります。 成熟している固体は温度が低ければ幼虫の段階で越冬し、翌年早い時期に羽化することが多くなります。10月に25℃前後の日が何日もあれば、中には羽化してしまう固体も出てきてしまうことになります。(アブラゼミにとって25℃前後以上はある程度の羽化の目安になります)。 次に成虫での生存期間ですが、これは気温が30℃などを超えず、やや低めの方が体力の消耗も少ないですから、3週間前後生存できる個体も出てきます。11/1に見たのであれば、暖かかった10月の中旬に羽化した固体という可能性も有りますね。 <10月、11月にもたまに見られる> http://naturecommunicator.com/index.php?%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%BC%E3%83%9F http://homepage2.nifty.com/saisho/autumncicada.html ↓(参考)こちらは今年です。 https://www.mikke.go.jp/post/detail/69493
お礼
非常にために成りました。翌日から案の定寒く成り、何だか気の毒でした。早熟も良し悪しなのですね。