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失われた10年

、という言葉が、各メディアでよく使われているのですが、とてもボヤっとした表現できちんと理解することができません。 誰が、なぜ、何を、どのように、失ったのか、分かりやすく教えていただけないでしょうか? (極論かもしれませんが、この10年間で日本の実質GDPは多少なりとも成長していますから、その意味では何も失ってないように思えます) 宜しくお願いいたします。

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noname#4429
noname#4429
回答No.2

こんにちは。 そもそも「失われた10年」という言葉自体は、1980年代における中南米の 国家的債務超過による長期低迷を指したものです。が、それが転じて 日本における1990年から2000年の「平成不況」全体を指して語られるようになりました。 現象としてはバブルの崩壊、土地価格の崩壊、銀行の不良債権問題、株価の低迷、 リストラ、失業問題などです。それまで順調な経済成長をつづけてきた日本が 一気に低迷期を迎えた10年といえましょう。 その要因にはさまざまな意見があると思われますが、マクロには 「グローバリズムに乗り遅れたこと」が指摘されています。日本の政治家も 企業経営者も、安定にアグラをかき、本来やるべき構造改革や技術開発を怠り、 バブル投機に走り、そのバブルの不良資産を隠し、さらにその処理を伸ばし、 なんら解決策も打ち出せないという、将来に向けての戦略の欠如が招いたもの、と マスコミなどは非難してきました。 一方、アメリカは次世代を見つめ、ITを活用したさまざまな戦略商品を作り出し、 ネットビジネス、新しい経営戦略、金融、電力自由化などなど次々と 未来型のビジネスモデルを展開したわけです。 結果、ご指摘の通りGDPは横ばいとは言うものの、国民の間に不安が広がり、 個人消費は冷え込み、企業の設備投資も減りました。つまりは景気の低迷です。 景気はお金が市場を動かなければ上向きません。たとえて言えば、 体は一応健康だが、血液が滞っている状態です。そして現在、「失われた10年」を 取り戻すべく、政府も経済界もその方向性を模索している、というわけです。 つまり、「失われた10年」とは日本の「おごり・たかぶりの10年」であり、 「国家戦略なき10年」「グローバリズムに乗り遅れた10年」、ということにほかなりません。

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  • ben5125
  • ベストアンサー率13% (7/51)
回答No.1

もっと正確な解答は後の方から出てくるとして、よく言われているのは、バブル崩壊後の不良債権(バブル期は銀行が担保もとらずに金を湯水の如く企業に貸し付けていた)問題を中心に述べているのでは?有効な手段をとらずに10年無駄にしたということじゃないですかね。赤字国債に頼って今日本は破綻状態だそうですね、ある情報筋では・・・