- ベストアンサー
現在、高3女子です。
現在、高3女子です。 スクールカウンセラーになりたいと思っています。 大学院では臨床心理士の勉強をしたいと思っています。 さて、大学の人文系の心理学専攻科かまたは、教育学部の教育心理専攻か どちらにしようか迷っています。 アドバイスをお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
臨床心理士で、大学の教員です。 結論からいえば、どちらでも構わないと思います。 国立大学の一般的な傾向としては、文学部系統の心理学は、基礎心理学や実験心理学の研究や教育が行われ、教育学部の教育心理学専攻では、応用心理学や臨床心理学が中心となっていることが多いと言えます。 学部の学生のときから、臨床心理学もかなり学べるという点では、教育心理学専攻の方が良いといえますが、基礎的な心理学をきちんと学んで、心理学の研究方法や実験的アプローチを身につけてから、臨床心理学に進んだ方が良いという考えもあります。 ちなみに、私自身は、どちらかといえば、学部のレベルから臨床心理学に絞ってしまうよりも、広く心理学の研究方法、とくに実験心理学が採用する「仮説演繹法」の考え方を知っておいた方がよいと考えています。 ちょっと難しい専門用語を使ってしまいましたが、心理学とはどのようなものか、どういう分野があるかなど、高校生向けに書かれた、次の本があります。 現在も入手できますので、進路を決めるにあたって、一読をお勧めします。 海保博之(著)心理学ってどんなもの、岩波書店(岩波ジュニア新書)、2003年発行、¥777 私自身は、50代半ばになりますが、国立大学文学部と、同じ大学の大学院修士課程で実験心理学を学び、現在の国立病院機構の病院に就職し、臨床実践を積んでから臨床心理士の資格を取りました。 病院には、13年ほど勤務して、大学の教員に転職したというキャリアを持っています。
お礼
いろんな分野で活躍された方の ご意見は大変参考になります。 ありがとうございました。 お勧めの本をぜひ読んでみようと思います。