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GCMSのしくみについて素人の人に質問されて答えられなかったので教えて
GCMSのしくみについて素人の人に質問されて答えられなかったので教えてください。ちなみに私もほぼ素人ですが・・・。 真空状態で気化した試料を入れて電子ビームを当てると分子が壊れてイオンが分離する? 壊れてばらばらになった物質は最終的にはどこに行っちゃうの? 高温で分解されてなくなりますって言ったんですけど、分解されるにしてもばらばらになった破片が残るでしょう、それはどこに行くんですかって言われて詰まってしまいました。
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>分解されるにしてもばらばらになった破片が残るでしょう、それはどこに行くんですか 定期的に装置の中を掃除します。 と言っても、その量は少ないので、もっぱら掃除する場所は電子ビームが分子にあったる場所です。 無精に構えていると、電子機器では補正できないエラーが出ますので、真空を抜いて、手術用手袋をし、イオン源をダイアモンドの粉で磨き鏡面にします。 重症の時は交換します。維持費が結構かかるし、無精な奴にはまかせられません。
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- swisszh
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1)1980年代の(GC-)MSは4.5mもの大きさで、大型ポンプが3台でしたが1990年後半のは コンパクト化され卓上型で、小型ポンプ1台でしたが、どちらも年1-2回のGC-MSの機器の清掃は真空を止めて、ビームのフィラメントの入れ替え、ビームのレンズ付近の大小の金具を磨き、タール(少量)を除去し、メタノール(sound wave 洗浄)で、GC-MSはGCだけでなく、MSも清掃しないと感度がおちます。(清掃前と清掃後)をknown sampleでデータ整理しておくべきです。MSからの廃棄ガス(色々な分子のフラグメント)は車の廃棄ガスよりは少量ですが、色々な分子もものですので、室外に出しておくべきです。最近では、これらの廃棄ガスを吸収する装置もあります。フラグメントの大きい、高真空、高温でも気化しないのは、タールのようになって、MS装置内に残存します。 2)ここ5年位のは、真空を止めずに清掃できる機器もでています。
- okormazd
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GCの注入口から試料が注入され,分子種に分離されてMSに供給されます。MSでイオン化されて分子種特有のイオンになり,これが検出されて,分子種の特定と濃度が決定されます。 >壊れてばらばらになった物質は最終的にはどこに行っちゃうの? 高温で分解されてなくなりますって言ったんですけど、分解されるにしてもばらばらになった破片が残るでしょう、それはどこに行くんですか GCからMSに供給された分子種(フラグメント化されたイオン種を含む)は,当然MSの真空排気系から排出されます。一般的には装置内は高真空・高温で,フラグメント濃度も小さく,それが装置内を汚染して,感度が低下して検出に障害となるため,装置を分解して清浄化する操作は,GC-MSではめったにないと思います。私が使用していた有機化合物の分析ではそのような経験はなかったように記憶(忘れたのかな)しています。