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クロスカップリングの発見者に日本人が多いのはなぜ?
クロスカップリングの発見者に日本人が多いのはなぜ? 有機合成化学で重要とされる炭素-炭素クロスカップリングの発見には、 日本人がやたらと貢献しているように思います。 鈴木-宮浦反応に始まり、熊田-玉尾カップリング、根岸反応などなど… この結果は偶然でしょうか。 日本の研究環境や、日本人の思想がクロスカップリングを生み出しやすかったということはないでしょうか。 どなたかご意見いただけると幸いです。 どうぞよろしくお願いします。
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- utyuutarou
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戦時中列強の経済封鎖で資源不足に悩んだ日本は、同じく経済封鎖で資源に乏しい、ナチスドイツが、石油がなければ石炭から人造石油を製造して、戦闘機を飛ばし、爆薬の原料のアンモニアがなければ、空気中の窒素と水素を白金触媒で人工合成して、爆薬を製造して、V-2ロケット燃料は、ジャガイモを発酵させて作ったバイオエタノールで飛ばし、飛行機や自動車のタイヤの原料の天然ゴムは、、人造石油から合成ゴムをタイヤを作るという、ドイツ人気質から学び、戦後は合成繊維のテトロン、ビニロンを生産して海外へ輸出して外貨を稼いだからです、日本は資源がないので、創意工夫で代用することを伝統的に受け継いでいるのです、戦後、町工場であったソニーがノーベル賞発明品のトランジスタの特許を高額で米国から買い入れトランジスタという真空管に比べて、資源が少なく、電気を浪費しない、小型、軽量で電池で動く、これで当時世界一小さいトランジスタラジオを輸出して成長し、ソニーは世界でも知られる有名な会社となり、ソニーの江崎玲於奈博士は、江崎ダイオードの発明で、ノーベル物理学賞を受賞し真下、その後、IBMに転職して米国で在住し、現在日本へ帰国して、筑波大学の学長などをされています、この歴史が物語っています、
- 畑山 隆志(@deltalon)
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日本の町人文化かも。江戸小話などにあるように、今思われているほどお上は日常生活にあまり関わらなかったようです。(役人の人数が少なく、管理しきれていなかった。)そのため町人達の生活にあまり縛りも少なく、趣味に走る連中も多かったようです。(よく話に出る、小唄のお師匠さんは、大奥で小唄を教わったあと、年季明けで町に下ってきた人が多い。/ちなみに火薬の原料になる硝酸だけは、幕府の禁制品) で、化学は他の分野よりも設備がいりませんし、一人の思いつきで実験しやすい面もあるかと思います。(変な例ですが、「ジキル博士とハイド氏」の薬は貴族の実験室で開発された。)特にドイツに学んだ日本の化学は、理論重視の英国風よりドイツ風の実用重視型で、目に見える成果が広がりやすかったからかもしれません。(おそらく「工学」の普及と軸を一つにしていると思われる。) ですから幕末の、平賀源内のエレキテル、東芝のルーツ(田中久重=からくり儀衛門)や、明治に入ると島津源蔵(島津製作所)らのような人が輩出したのではないかと思います。
お礼
町人文化ですか。 ジキルとハイドの例えは興味深いです。 参考にさせていただきます。
お礼
なるほど、日本の資源の少なさゆえの結果というわけですね。 一理あるかもしれません。 また、この質問をした直後にノーベル賞の受賞が決まりましたね。 タイムリーで驚きました。