フレームリレー網に関して

質問

フレームリレー網に関して

フレームリレーに関しては、レイヤー2のやりとりで行い伝送方式という事は理解出来ましたが
フレームリレー網とはなんですか？

仮想的な経路の集合体をフレームリレー網というのでしょうか？
また、このネットワークはフレームリレー網にしたいという状態で設定出来るものなのですか？

もう一転、ＰＶＣとはどのようなものでしょうか？

初心な質問で申し訳ありませんが、ご協力お願いいたします。

回答No.3

jeee

フレームリレー網を使用する場合は、ルータを使用して接続します。

LAN　→　ルータ　→　フレームリレー網　→　ルータ　→　LAN

フレームリレー網は、レイヤー２までしか規定しないため、TCP/IP以外のプロトコルを使用することができます。

なお、NTTでは、フレームリレー網の新規販売を終了しています。
http://www.ntt.com/fr/
フレームリレー網と同じ様に利用できる広域イーサネットがあります。

富士通はまだサービスが利用できるみたいですが。
http://fenics.fujitsu.com/services/ns/fr/index.html

これから新規にネットワーク網を構築するならば広域イーサネットだと思いますが。

回答No.2

gyrocompas

下の回答にさらに付け加えますと、
フレームリレーというのは厳密にはプロトコルの名称です。
これ以前にＸ２５というプロトコルがありまして、
Ｘ２５におけるフレームの順序制御機能や伝送誤り時の再送制御機能を
省略し改良したものがフレームリレーです。

また、フレームリレーとＸ２５は下位プロトコルにＨＤＬＣを使用していて
ＰＰＰやイーサネットを下位プロトコルとして使用するということは
まずないので、通常のパソコンと直接かかわることはないでしょう。

回答No.1

jjon-com

>仮想的な経路の集合体をフレームリレー網というのでしょうか？

いいえ。
電話回線網が日本全国に張り巡らされた実体あるネットワークであり，
インターネット網がそれとは別に張り巡らされた実体あるネットワークであるのと同様，
フレームリレー網(FR)もそれとは別の回線と別の交換機によって構成された実体あるネットワークです。ソフトウェアで仮想的に作られたものではありません。

>このネットワークはフレームリレー網にしたいという状態で設定出来るものなのですか？

いいえ。
単なるソフトウェアの変更ではダメで，FR網を所有しておりFRサービスを提供している通信事業者と契約しなければなりません。
また，各家庭の一般利用者まで想定している電話網やインターネット網とは異なり，FRは主に法人を相手にした（例：本社～各支社間の常時接続）ネットワークサービスです。巨大なネットワークである前者と比べて，後者は規模が小さいです。月々数千円程度の前者に対して，後者は比較的高額になります。

次のja.Wikipediaのページからたどることができる外部リンク先で，各社における具体的サービス名やFRの概念図などを見つけることができるでしょう。ちなみに，NTTが提供するFR網とSoftBankが提供するFR網はそれぞれ独立した別のものです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/フレームリレー

>ＰＶＣとはどのようなものでしょうか？

Permanent Virtual Circuitの略で，相手固定接続と訳されます。
FRは，電話網やインターネット網のように不特定多数の接続に使うこともできるのですが，前述のように，決まった本社～各支社間の接続のために用いることがほとんどです。そこでFR交換機に接続先情報をあらかじめ設定しておき，特定の相手間でしか接続できなくするわけです。FR網自体は公衆網ですが，交換機に制限情報を記録することで専用網化する，これがPVC。

それに対して，インターネット網で用いられている技術はＶＰＮ（Virtual Private Network：仮想専用網）と呼びます。FRの場合は，FRサービスを提供するある一社がそのFR網内の全交換機を管理することができますが，インターネット網は一社だけが提供するサービスではありませんから全世界に広がるルータすべてに制限情報を記録することはできません。
そこでルータ自体は不特定多数が自由に利用できる状態のままで，データを暗号化することによって他者にとっては無意味なデータとする＝専用網化するわけです，これがVPN。