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福祉大国スゥエーデン

福祉大国スゥエーデン おはようございます。 よく上記のように言われ、最近では素晴らしい面が報道されており、うらやましい限りです。 税金が大変高い、という事はありますが、実際はどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか? 「いい面」ばかりが強調されると「本当に?」とつい思ってしまう、心の狭い人間で申し訳ありませんが、ぜひ教えて下さい! よろしくお願いいたします。

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  • ベストアンサー
  • takuranke
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回答No.1

スゥエーデン型福祉の特徴は「高い税金を納めれば、社会保障を受けられる」ということです。 日本では福祉と言えば児童福祉、障害者福祉、高齢者福祉が主流のように考えがちですが、 北欧の福祉は社会保障そのものです。 国民の所得税と社会保障費用を合わせると国民の負担率は70%で消費税が25%です。 よほどの金持ちでないと、貯蓄ができないのが現状だそうです。 (学校や病院、公共施設は全て無料ですが) ただし、昨今の不況で貯蓄の奨励をしています(財政難になっているため)。 スゥエーデンで上手く行っていても、他の国ではどうかという話になると思いますので、 メリット・デメリットという論点は無意味かなと思います。 逆にデメリットと思われるものが他国ではメリットになるかもしれません。 例えば、スゥエーデンでは「同一労働同一賃金の原則」が働いています。 「雇用形態(正規雇用や非正規雇用、契約社員)」ではなく、「労働の内容(この仕事の内容は幾らという形、欧米では多いです)」によって賃金が決定されます。 日本では、「同一労働同一賃金の原則を導入すると、資本の弱い企業が倒産して失業者が出る」という意見を言う人がいです。 これは、当然のことで、低生産部門や体力の弱い企業は倒産します。 ですが、スゥエーデン政府はこれを政策として行っています。 不況や倒産は悪いことという認識が強いのですが、資本主義経済においては、悪いことではありません。 市場が合理化する作用を生むからです。 そして、失業者に対する社会保障を充実させ(失業給付や再就職のための教育給付等がものすごく充実している)、限られた労働者を、効率の良い(優良な)企業へ誘導しています(北欧企業が伸びている理由の一端)。 ですが、今の日本でこれをとりいれてうまく回るかと言えば疑問です、大手の企業は拠点を海外に移していますので、国内雇用が上がるかといえばそれほど上がらないと思います。 スゥエーデンは一時期は若年者の就労問題が指摘されていたけど、 単に失業給付金を与える方法から、就労優先に変更しています。 スゥエーデンの福祉の考え方の最初は、先にも書いたように社会保障がメインでした、 そのため優生学(1975年に不妊手術は本人の同意が必要という法改正ができた)はを取り入れて断種手術等(対象は障害者やスゥエーデン国内の少数民族)を行ってきた歴史があります。(生産性がなく特別な支援が必要な障害者を減らせば、他の社会保障のサービスが増えると考えていたのもあるけど、元々親NSDAPの国家だったので、NSDAP政権下のドイツの思想をとりいれていたということだと思います)

noname#140643
質問者

お礼

早速の回答、ありがとうございます! スゥエーデンの福祉の歴史を含め、大変わかりやすい説明、ありがとうございました! 日本にそのままスライドできるとは思わないのですが、実感としてスゥエーデンの人は「自国のシステムが一番」と思っているのでしょうか? もしくは、あの国はいいな~といった部分も、やっぱりあるのですかね?

その他の回答 (1)

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.2

1、福祉についているのは女性が殆どです。   女性たちは、自分の子や親を他人に面倒みてもらい   自分は、高額の税金を払って   他人の子や親の面倒をみている、という   図式になっています。   一体、何をやっているんだろう、といいたくなります。 2、スエーデンは、実は犯罪大国です。   10万人あたりで、婦女暴行事件が日本の20倍以上、   強盗は100倍以上で。   銀行強盗や商店強盗10万人あたりの平均犯罪数は、   日本の7倍、米国の4倍である。

noname#140643
質問者

お礼

回答ありがとうございます! なるほど~。 1については、他人の介護が収入になるのでまだいいですが、 2は、どうしてなのでしょうね?若い人は税金が高いから、フラストレーションがあるのでしょうかね? 興味深い統計でした。

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