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「価値形態」の定義が知りたい。
「価値形態」の定義が知りたい。 マルクス経済学における、「価値形態」の意味がわかりません。 Wikipediaにも書いてありますが理解できません。 「価値の形態のこと」と書いてあるのと大差ないように思えます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%A1%E5%80%A4%E5%BD%A2%E6%85%8B 経済学の教科書も読んだのですが、価値形態論自体はわかるのですが、 価値形態がわかりません。経済学を専攻された方、ご回答いただけないでしょうか。
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手元の古い社会科学辞典(1989年)によると、 価値形態:商品の価値が目に見える形態をとったもの。商品の価値の大きさは、その商品を生産するのに社会的に必要な労働時間によって決まるが、その労働時間を直接にはかることはできない。だから、一商品の価値の大きさは、別の商品の一定量であらわされるほかはない。たとえば、4メートルの布地=一足の靴、というように、4メートルの布地の価値は、一足の靴の使用価値で表わされる。この場合、布地は、自分の価値を靴との関連で相対的に表わしており、相対的価値形態にあるといい、靴は布地の等価物として機能しており、等価形態にあるという。価値形態とは、このように、商品の価値が、目に見えるかたちをとったもの、(現象形態)のことであり、内容上は、交換価値とおなじものである。4メートルの布地=一足の靴は、布地のもっとも簡単な価値形態である。諸商品の価値形態が発展すると、ついには、すべての商品が、ただひとつの商品(金)でその価値を表わすようになる。この場合の金が貨幣である。マルクスは、もっとも簡単な形態から、貨幣形態にいたるまでの価値形態の発展を追及することによって、貨幣の本質を解明した。 資本論の第1巻、第1部 資本の生産過程 第1篇 商品と貨幣 第1章 商品 85ページくらいあります。読んでみて下さい。
お礼
よくわかりました。ありがとうございます。