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血清検査についての質問です(臨床化学系の疑問)
健常人の血清検査値は個体間差があり、そのばらつきが基準範囲ということになるんですよね? 縦軸を人数、横軸を検査値にしみると、正規分布するものがあります。ナトリウム・総蛋白など、正規分布する物質には何か関係があるのでしょうか? あと、対数正規分布する物質もあるということだったんですが、どんなものがするのか?また、それにもなにか関係があるのか?などについても解る方がいらっしゃいましたらお願いします。 PS 基本的なことなのですが、対数正規分布もイマイチわかっていません。できたら、お願いします。
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内科医をしております。 自然界には、いろいろなばらつき方をするものがあり、正規分布(度数分布のグラフを書くと左右が対照な釣り鐘方になるもの)をするものが多くあります。 身長や体重がこの分布です。 分布の仕方で、相互に関係があるわけではありません。 対数正規分布とは、その数値の対数 log(測定値) が正規分布となるもので、度数分布のグラフでは、右肩がなだらかな、左肩が急峻な釣り鐘型の分布になります。 肝機能検査のGOT, GPT, ALP などがこういった分布をします。 いずれも、分布の仕方がそのようになるということだけで、相互に関係があるわけではありません。 詳しくは、統計学の書籍を参考にしてみてください。