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ホーロー鍋に、細かいひび割れがたくさん出てきました。
ホーロー鍋に、細かいひび割れがたくさん出てきました。 使用開始して、約3年経過しているホーロー鍋に、細かいひび割れだ目立つ様になりました。 手で触っても、ひび割れの感触がまったく指に分からないくらいの細かなひび割れです。 このまま放っておいても良いものでしょうか、また綺麗に修理することはできるものでしょうか? よろしくお願いします。
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補足します。 現実的にひび割れのついたしまっているホーロー鍋を なんとか 生かす方法がないものか その傷は割れではなくて、微細なクラックですね。 ひとまずそのままで利用は続けられるとは思いますが、余り長くない時期に割れが発生する恐れはあると思って下さい。 実は微細であってもクラックが入るとその部分に応力集中が発生し、急速に割れが広がる事が懸念されます。実はこれが材料の破壊メカニズムです。靱性がある材料に比べて、脆性が高い材料ほどクラックは伝播します。 そして応力集中の原因は外部からの力の他、調理に伴う熱歪みです。母材の鉄とホウロウは可能な限り熱膨張率を合せてあるはずですが、完全ではありません。加熱と冷却時の温度差もその要因となります。そのために熱歪みが発生します。 クラックを除去する方法には3つの方法が考えられます。 (1)クラックがなくなるまでグラインダで削り取り、表面を再研磨する。 金属の補修には良く行う方法ですが、ホウロウの場合には現実的ではありません。 (2)ホウロウが溶ける温度まで加熱して、クラックを埋める 高温の炉の中に入れて長時間加熱してホウロウを溶かし、徐冷すればクラックはつながると思います。ただしご家庭ではその設備がありません。また表面に絵付けがある場合には溶けて崩れてしまいます。 メーカーにその様な修理が可能かを聞いてみてはいかがでしょうか。 (3)接着剤でつなぐ おそらくこれを期待されていると思いますが、調理温度に耐えて、安全で適切な接着剤がありません。アロンアルファの様な接着剤では耐熱性が全くないと思います。 接着剤の中で一番耐熱性がありそうなのがエポキシ樹脂ですが、やはり調理の温度に耐えるかは疑問な上、環境ホルモン物質が疑われるので、食器にはお勧めしません。 ですから現状のままホウロウが剥がれそうになるまで、暫く使い続けるのが良いと思います。
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- para3gathi
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ホウロウにヒビが入ったらもう使えないと思った方が良いでしょう。修理は原則不可能です。 ホウロウとは、鉄の母材の上に、ガラスとほぼ同等の成分のものを溶融させてコーティーングしたものです。 外観的には大変に美しいものが作れるので、女性の方から好まれていますが、材料学的に言えば、鉄とガラス質とは熱膨張率が異なり、またガラス質は脆い欠点があります。調理の時の熱歪みや、衝撃によってヒビが入る事は、当然予測される事です。 ヒビが入ったまま使い続けるとどうなるのか。煮汁などがヒビの内側に浸透し、母材の鉄を腐食させます。やがて鉄とホウロウ面の間の接合が緩み、ヒビが入ったホウロウが剥がれます。 剥がれたホウロウは、ガラスの破片と同じ様なものです。食べた場合に口の中を怪我する懸念があります。でも生命に及ぶ程の危害はないと思います。 食品製造機械の世界では、JIS B9650の基準によってホウロウの使用を厳禁しています。理由は食品中に異物が混入する事故を防ぐためです。 異物発生などのおそれがないステンレス製品をお勧めします。
お礼
回答ありがとうございます。 確かにおっしゃる通りです。 そういった原理原則は 多少かじっているのですが 現実的にひび割れのついたしまっているホーロー鍋を なんとか 生かす方法がないものかと ご相談申し上げているつもりです、 傷と言っても、指先でもまったく感じないくらいなので 今のうちは ひび割れというよりも かすり傷 の様な感じです。 ひび割れならば 交換するべきでしょうが まだ使用しても良いかと思います。 如何でしょうか?
お礼
再答ありがとうございます。 非常に分かりやすく説明していただき 感謝に堪えません。 結論については きっとそんなもんだろうとは思っていたので 残念ながら 丁寧に使って適当に捨てる様にします。 しかし 外側の紺色と 内麺の白さが織りなす ベイシックな美しさは 様々なデザインの 鍋が出回る中で まったく揺らぎのないもののような気がしています。 ホーロー鍋に一杯に作った 煮物が 鍋とともに台所に ある風景に 懐かしさと豊かさを感じます。 本当に何度もありがとうございます。