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脳脊髄減少症って、なんの検査をしたらわかるんですか?
脳脊髄減少症って、なんの検査をしたらわかるんですか?
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最初に脳MRI検査を行います。通常の撮り方では髄液減少所見を見るには不十分なので矢状断、前額断でとります。造影剤を用いると静脈拡張や硬膜の造影効果がみられます。 チェックポイントは脳の下垂と静脈拡張です。脳の下垂は具体的には硬膜下髄液貯留、小脳扁桃下垂、側脳室狭小、脳幹部扁平としてMRIにみられます。後者は頭蓋内の容積は一定で脳+髄液+血液=一定というモンロー・ケリーの法則により髄液が減少すると血液がその分増加します。血液が増えることはMRIでは静脈拡張としてとらえられます。具体的には頭蓋内静脈拡張、硬膜造影効果、脳下垂体腫大がみられます。脊髄レベルでも静脈が異常に拡張する所見がしばしばみられます。低髄液症候群の脳MRI所見としてはこれまで瀰漫性硬膜肥厚のみが強調されてきましたが脳の下垂や静脈拡張の重要性を強調したいと思います。 髄液が増えたかどうか客観的に評価するには脳MRI検査は大変役に立ちます。 髄液の漏れを調べるにはインジウムというラジオアイソトープ(放射性同位元素)を用いたRI脳槽シンチグラムがもっとも鋭敏で有効な検査です。腰椎穿刺を行ってアイソトープを髄液中に注入し時間ごとに(通常1.3.6.24時間)アイソトープの分布をみることで髄液漏出の程度と部位がわかります。漏れている場合は3時間以内に膀胱内にRIが集積し、典型的な例ではクリスマスツリーのように漏れが写ります。ただし頚椎のわずかな漏れはRI検査で検出するのは困難なようです。 RI検査の後に症状が悪化することがあります。もともと少ない髄液が腰椎穿刺でわずかでも漏れれば症状はさらに悪化します。RI検査に引き続いてブラッドパッチ治療を行えば症状の悪化を予防できます。近年MRミエログラフィーで髄液の漏れを調べることができるようになりました。ことに頚椎部の漏れに関してはRIよりも検出率が高いようです。ただし硬膜外に髄液が貯留する場合は高率に漏れが疑われます。 http://atami.iuhw.ac.jp/shinryou/nogeka/gensyo1.html
- jkpawapuro
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造影剤を使ってMRIなりCTなりX線撮影をして漏れをみつけます。 逆に言うと、脳脊髄減少症をみつけるつもりで(脳脊髄液を調べるつもりで)検査しないと、みつからないみたいです。
お礼
やっぱりそういうものなんですね。。。 見つけるつもりで聞いてみます。鞭打ち、アレルギーなしの鼻水、本当にずきずきするので。。 ありがとうございました。。
お礼
今鞭打ち治療中なんですが、もうすぐ6カ月…ってところで動かすのも苦痛な痛みに襲われました… ネットで見たら脳髄液とか調べては?とのことだったので… ふつうのMRIはやったんですが、造影剤となるとまた違うみたいなので、お医者さんに聞いてみます。ありがとうございました。