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深層心理の謎 ~ 恐怖のダイビング衝動 ~
- 売れないタレントがリストラ手順を受けるテレビ番組が話題に。アイドルの夢を失った少女たちに最後のチャンスを与える。
- 女子プロレス入りを目指すためのテストでは、10メートルの飛込台から飛び降りる必要がある。多くの参加者が恐怖から逃げ出した。
- 残った少女たちは恐怖に立ち向かい、飛込台に立つが、恐怖のあまり飛び降りることができなかった。
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質問者が選んだベストアンサー
んーー それ観てないというか、私テレビ見ない人だから、最近のことはわからないので、質問自体には答えれないのですが、、、、、 私が毎日やっているのは、クリミナルマインドってアメドラを観ること。 クリミナルマインドってのは<犯罪者の心>みたいな意味で、FBIのプロファイラーが状況を見て、犯人の特徴を特定していき、次はどういう行動を取るだろうと予測して、先回りして犯人をつかまえる という内容。 現実、プロファイリング技術はまだ未熟で、当たらないことが多いのですが、人間が作り出した技術として、一定の評価はしていいと思っているんですね。 で、ドラマの中で犯罪者が、トラウマからきているのか、人を支配したがるボス猿タイプか など分類して犯人像を特定していくんです。 「飛び降りろ」と平気で言う人物は、ボス猿タイプ。 他人と共通のことをやって喜びを分かち合うってことに興味は無い。 人を支配し、支配された側によって自分の夢を実現させることに快楽を感じる。 例えば「ビルから飛び降りろ」というとき、相手は飛び降りないとわかっていて言うわけです。 もし、飛び降りろと言って飛び降りる人が何人かはいるのなら、そんなこと言って本当に飛び降りられてしまったら、犯罪者になってしまいますから。 命令した側は飛び降りないと<知っている>。 要求に従えなかった人の心理はどうなるか<知っている>。 命令されたことができなかったことに負い目を感じると<知っている>。 「何故? 負い目を感じる必要など無いのに」と思うかもしれませんが、心をボス猿に握られてしまったので、ボス猿の要求にこたえられない自分を能力無しだと勘違いするように誘導され、負い目を感じてしまうわけです。 これはセールスマンも同じ戦略を使う。 さんざん商品の機能を説明し、相手に欲しいと思うように誘導した後、金額を提示する。 「10万です」 相手は「10万! とても自分のお小遣いじゃ買えない」と言うわけです。 「ですが、あなたは非常にこの商品が気に入っているというのはわかるし、あなたがこの商品を買ったら、ビジネスに活用してうまくいくことは、既に買って使っている人をみてもわかる。なんとかしてあげたいな って思った。 そこで、ここだけの話し、ファミリー割引ってのができるんですよ。本当はこんなことしちゃいけないが、私はあなたを非常に気に入ったから、ファミリー割引できるようになんとかします。他の人には絶対に言わないでくださいね。半額にできます。5万円です」 こういわれると、相手はすっごいいい人だって思うし、危険を冒してまで融通を利かしてくれた、って恩すら感じますよね? そこまでしてくれる人に<恩>を返さなくてはおられないように心理操作されてしまうわけです。 飛び降りろ⇒できなかった⇒それでもクビにしないで雇用してくれる⇒恩を感じる⇒恩を返さなければならない、と言われた側は言った人に引け目を感じる。 そのように相手を心を支配した後、もっと難易度が低いものをやれと要求するわけです。 なんとかやると「できるじゃないか」と褒めてやる。 褒められて、より忠誠心を高くする。 そのうち、相手に対して盲目となり、倫理観と比較できなくなり、相手に言う犯罪行為に対しても従ってしまう。 その都度褒められうれしくなる。 支配です。 ボス猿と、ボス猿に従う人とが共存関係になる。 殺人の実行犯である支配された側は逮捕される。 殺人を示唆した人は、「俺は命令していない、勝手に部下が勘違いして俺が望んだと思ってやった、俺のためにと思って勝手にやった」となり罪に問われない。 そんなことは稀? いえ 日常でふんだんに見かけます。 政治家の秘書だけが犯罪者として逮捕されてますよね。 あなたも過去を振り返ってみてください。 気づかないうちに、今考えれば不当な要求に、疑いもせず従ってしまっていたことがあったはずです。 今考えればいらないものなのに、相手に口車に乗せられ買ってしまったこととか。 売れないタレントに無理なことをやれと要求して怖気ずくのを観て楽しいと感じる視聴者がいるから、番組はそれを企画するわけです。 裸になれ とか 売れたかったら身体を売れ とか そこまで体張らないと芸能界では生き残れないんだぞ、その覚悟がお前らには無かったから売れなかったんだぞ、どうだやれうか! 命令した相手と寝るか! とか。 実際は身体を売らないと芸能界では売れないってのは迷信。 根性者が勇気を出すシーンを視聴者は観たいわけです。 「やーれ! やーれ! 意気地なし! やれってば!」 普段支配されている側の視聴者はスクリーンの中のできごとに自分を投影して挑発してしまえるわけです。 人の心にあるクリミナルマインド。
お礼
kigurumiさんの回答は、ざっくばらんなようで、何度も読むと核心を ついた要所があり、この種の問題に深い翳りが感じられます。 他の視点からの回答を待ってみましたが、叶いませんでした。