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セルを充填させると何でチップやメモリーなどに応用できるんですか?
セルを充填させると何でチップやメモリーなどに応用できるんですか? 教えていただけませんか?
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- 正親町(@Ohgimachi)
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回答No.3
>セルを充填させると何でチップやメモリーなどに応用できるんですか? パソコンのCPUやメモリなどのデジタル回路のICは全てトランジスタ(CMOS)で作られています。 しかし、こういう回路を設計するときにトランジスタを一個ずつ組み上げるとべらぼうな時間がかかってしますので、複数のトランジスタをまとめて単純な機能の回路を作り上げます。 AND(論理積)、OR(論理和)、FlipFlop(ラッチ)・・・等 こうして、トランジスタや抵抗などで構成した回路を『セル』といいます。 セルは、コンピューター上の論理的なものだけでは無くて、半導体のマスクパターンなのです。 http://www.ccad.sist.chukyo-u.ac.jp/~mito/ss/Hardware/ICDev/mask/index.htm ICの設計者は、このセルを電気配線で接続しながらジグソーパズルのように組み上げて行くのです。 セルの結合そのものはVHDL等の言語を使い、コンピューター上で行います。またレイアウトもコンピューターが自動的に計算して行ってくれます。(昔は手作業だった ><)セルはトランジスタで構成されていますが、セルごとに遅延時間などの電気特性や面積などが決まっています。そのため、その値を使って回路の特性の計算をすればよいので高速で回路のシュミュレーションや配置ができるのです。回路が完成したら、セル毎のマスクパターンと配線のマスクパターンを合成して、ICのマスクパターンの完成です。レゴのブロックに近いイメージなのかな。