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身体能力と運動能力はどう違う? 最近運動能力と言わないのはなぜ?

身体能力と運動能力はどう違う? 最近運動能力と言わないのはなぜ? 身体能力というと腕力とか背筋力とか柔軟性とかをイメージします。 一方、運動能力は、走力、持久力、ジャンプ力、機敏さなどがそれにあたると思われ、スポーツなどでパフォーマンスが優良な選手への形容は“高い運動能力”のほうが適切であると思います。なぜ、このように表現せずに“高い身体能力”というのでしょうか。

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  • ppk1415
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回答No.1

まず、身体能力と運動能力の違いですが、簡単に言うと運動能力とは「体を動かすパフォーマンス能力」、身体能力とは「体の筋肉の能力」です。 例えば「走力」で考えてみると、50mを走るという運動。この運動能力(体を動かす能力)は誰でももってますよね。 でも、50mを5秒台で走る能力はほとんどの人間はもってません。5秒台で走ろうと思えば、5秒台で走る為の筋肉が要ります。この筋肉こそが「身体能力」なのです。 「腕力」で考えてみると、全く同じ腕力の人間が二人いて腕相撲をしたとします。同じ力(パワー)ですが、勝敗は必ずつきます。全く同じ力でも、その持ってる最大限の力を最短時間でマックスまで出せる人間が勝ちます。これは運動能力が高いとは言いませんよね、筋肉の能力、すなわち身体能力なのです。 スポーツ選手の全ては自分の身体の筋肉で勝負してます。身体の筋肉が最終的に自分の動き(運動能力)に繋がってくるわけです。良い筋肉がなければ、良いパフォーマンスは出来ません。 つまりは、良いパフォーマンス(運動能力)を発揮する為には、良い筋肉(身体能力)が必要なのです。 簡単に言うと、良いパフォーマンスは、良い「身体能力」のおかげ。ということです。 日本人は結果より過程を重視する所があります。 なので、良いパフォーマンス(運動能力)より、それ以前の選手が持ってる「身体能力」が褒められるわけです。

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質問者

お礼

ていねいな解説ありがとうございます。 少し屁理屈を言わせてください。 「良いパフォーマンス(運動能力)を発揮する為には、良い筋肉(身体能力)が必要なのです。」 このテーゼ風のものを逆にしてみます。 よい筋肉があれば、よいパフォーマンスが得られる。 これは真でしょうか。よい筋肉があっても、それをコントロールできる力がなければ宝の持ち腐れです。 例えていただいた腕相撲。腕力の強い人が必ず勝つとはいえません。 徒競争、マラソンについても同じです。 ましてや、複雑な体の動きを求められる野球やサッカーについてはいうまでもないことです。 最大限の力を最短時間でマックスまで出せる人間が勝つ、といってみえますね。 最大限の力を最短時間でマックスまで出せる能力、これこそ単なる筋肉ではなく運動能力だと思います。つまり、筋力=筋肉の強度ではなく、運動神経の働きをコントロールする運動能力です。 身体能力と表現するのは、もう少しちがう理由がありそうな気がします。