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民主党政権は、積極的に円高を是正しようとしていませんが、何か理由や策が

民主党政権は、積極的に円高を是正しようとしていませんが、何か理由や策があるのでしょうか? 民主党を支えている労働組合員の働く場所の海外への移転圧力が、ますます高まってしまうと思うのですが。

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  • rikukoro2
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回答No.3

理由は3つ  外の原因  中の原因  能力不足 【外の原因】  為替介入は1カ国では不可能です。他国の協力は必要不可欠です。しかし民主は散々米国を敵に回してきました。それを今更許すはずがありません  せっかくの円高で米国の貿易赤字が減るチャンスですからね 【中の原因】  外為特会(外国為替資金特別会計)が抱える膨大な含み損があります。  過去に散々行ってきた為替介入(殆どがドル円なので、円売り、ドル買い)によって大量のドル資産を保有する日本は、昨今の円高によって為替差損が膨れ上がっています。  保有資産は1兆ドルくらいです  たしか、95円くらいの時に25兆円の含み損であったと記憶していますので、85円で計算すると、35兆円マイナス。  しかも、米国の金利が高かった時には金利収入だけで年間数兆円ありましたが、現在は米国も異例の低金利水準ですからそれも期待できません。  要は、こんなにやられてるのに、まだ買うの?ってことですね。  (ちなみに、最近単独介入で頑張っていたスイスは、2010年上期で143億スイスフランの損失になってしまったようです。) 【能力不足】  『通貨マフィア』と云う言葉を耳にした事はおありでしょうか?  簡単に云いますと、『G7の通貨当局者』の事となり、『国際金融市場のルールを作っている人達』と云う事にになります。ですから、大まかに云って、G7諸国の財務省トップや中央銀行のトップがそのメンバーで、年に数回開かれる『G7・財務相・中央銀行総裁会議』等に参加する人達です。  ここ数年、日本では、毎年の様に首相が交代し、その度に財務相も代わって来ています。そして、現在の民主党政権は、政権を担って、漸く1年になろうとする処ですが、その間に、財務相は、藤井さん、菅さん、野田さんと3人も交代していますね。先日のG8・サミットの時を思い出すと、首相になったばかりの菅さんの影が非常に薄かった事、それから、『G8・サミットに中国を加えるべき』等と云う、実に頓珍漢な発言をして、顰蹙を買っていた事等がありましたが、どうも、現政権の人々は、未だに、欧米主要国の首脳陣や、況や、通貨当局者との間の人脈を巧く築けていない様に思えます。  ですから、もし、どうしても、介入がしたくなっても、米国や欧州の誰を頼って、容認してもらうのか、菅さんにしても、野田さんにしても、今ひとつ、ピンと来ていないのでは無いかと思うのです。  嘗て、『ミスター円』との異名を取った、榊原・元財務官等は、欧米通貨当局者と密に連携を取って、1995年当時の円高を止めたのだと思われますが、現・民主党政権が脱官僚等と言っている立場上、財務官僚がどこまで本気で強力してくれるのかも疑問です。通貨政策には国際協調が不可欠である事を心しなければ、相場の流れを転換させる事は難しいのではないかと思います。

oyokaitas
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 たいへん分かりやすい回答で、お陰様で、そのまま理解できました。 民主党って金融に関して、おとなしいですね。

その他の回答 (3)

  • chubou3
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回答No.4

現在の円高はドル、ユーロの信用不安で勝手に度ドル、ユーロが下がっているのです。 この状態でドルやユーロを買って円安を誘導するのは馬鹿げてます。 政府紙幣等をガンガン刷って円を薄めるのが手っ取り早いです。 アメリカがドルを刷りまくってますので、それに合わせないと日本がダメージを食らってしまいます。 多分oyokaitas様の労働組合から議員が出てると思われますので、渇を入れに労働組合に文句言えば良いのではないでしょうか。 個人的に思うのは昔は組合が必要だったと思いますが、今の組合は既得権益を守るまるで公務員の様な者なので現代の社会においては悪で有るとしか思えません。

oyokaitas
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 景気が悪く、国債が膨れ上がり、年金生活者が非常に多い、このご時世に、紙幣を大量に刷って、何も起きないのかなあと思うのですが、、、、 組合員の職場や生活を守ろうとしない労組に対しては、私も同感です。もう少し賢い人が幹部にいればと思います。

  • juyjuy
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回答No.2

アメリカがドル安を目指しています。 この展開で、従来の日銀、経産省、財務省とも動きが取れなくなっています。 もうちょっと早くインフレ政策をとっておけば良かったのに・・。 民主党もなかなかインフレ政策は取れないようですね。年金受給者や社会保護を受けている人にもろに響くので・・。 当分、デフレスパイラルが続きます。労組も賃上げ闘争をさぼれるので具合がいいのでは・・イイスギデス。

oyokaitas
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 おっしゃる通り、もしもやる気があったとしたら、遅いみたいですね。 働く場所が海外へ移転してしまうのを、このまま座視しているだけでもいいのかも。 働く場所がなくなることに危機感が無いのかなぁ。

noname#160362
noname#160362
回答No.1

野党の頃から今まで、外貨での運用に対して(国の外貨準備でも、個人投資に対してでも)、 ドル(米国の外交)に押された政策とでもいうか、ドルに偏った与党と日銀の外貨準備の政策を、 さんざん批判していた経緯があるので、今更積極的に円高を是正する事はし難いでしょう。 過去の民主党の総理も、円高が騒がれても介入なしでしたし、 過去から、民主を代表する方々の多くが、円高容認や円高黙認にもとれる発言をされていますから、やりにくいだろうと思います。

oyokaitas
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 そういった経緯があったのですね。 私の地元は典型的な自動車産業の集積地なのですが、いつ海外へ移転してしまうのかヒヤヒヤしています。 他の国の政府は、自国通貨安へ誘導する政策をとっているようですが、それをうらやましく思っています。 民主党には、本気で自国の産業や労働者を守ろうという気があるのか疑問に思っています。単に権力や地位が欲しくて政権をとったのでないことを祈りたいです。 日本の企業が国内での操業が困難になり、海外へ移転すれば、移転先の国は喜ぶでしょうが。。。 与党ではありませんが、特に、日本共産党は、法人税を下げるなと、企業に日本から出て行けと言わんばかりの主張ですし。中国共産党とまだ結託しているのかしら。