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海上に旅に出た人に対し送る歌
海上に旅に出た人に対し送る歌 海に船で旅に出た好きな人、もしくは 遠くに旅に出た好きな人に対し、送る歌(短歌)を ご存知な方、教えてください。著名な人のでも 読み人知らずでも、回答者様オリジナルでも かまいません。 自分で作ろうと思いましたが、上手いのが 思いつかず(短歌なんて作ったの中学生くらいまでだし)、 和泉式部などの歌を探しましたが テーマに合うものが見つけられません。 よろしくお願い致します。
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No.2です。 まずは、質問者さまの一日も早いご回復を祈念いたします。 「あらざらむ」なんて悲観的にならないで、明るい気持ちで闘病生活をお送りくださいませ。 もし「虎造『君』」だったら、エールを送るのみですが、恋する乙女ということでしたら、微力ながら喜んでお手伝いいたします。 > 最初から、もっと詳しく書けばよかったですね。 いえいえ、ネットのことですから個人情報の開示には慎重になるにこしたことはありません。万一、大学院の同級生の方などがここを見たとしたら、「あ、あの人だ」と気付いてしまうかもしれませんし、これ以上具体的なことはお書きにならない方がよいでしょう。 補足にお書きいただいた情報で十分なんとかできると思います。 欲を申せば、先生のお歌を目にすることができたら、その言葉の一部を織り込んで返歌ということも可能になるのですが、せっかく質問者さまがあこがれの方からいただいたお歌。お心に秘めておかれるのがよろしいかと存じます。 ベッドにいらっしゃるということでしたら、港に立ち尽くすのは無理ですね。失礼を致しました。 前回の歌の結句「立ち尽くしけり」を「立ち尽くさまし」とすれば、古典の助動詞の「まし」には「(実際はそうではなかったのだけれど)~したらよかった」という意味を示す用法がありますので、質問者さまのお気持ちに添う形になるかなと思います。 先生が古典(佐用姫の伝説や、「まし」の用法など)に詳しい方でいらっしゃるとよいのですが、まあ、歌とは別に文章を付けて、そちらに「見送りたかったのです」とか書けばよろしい。 汝(な)が船に添いて吹くとう風(かぜ)羨(とも)し 海(うみ)空(そら)の果てに吾(わ)を誘わなむ ※歌の表記は現代仮名遣いです。 あなたの船に添って吹くという風がうらやましいですわ。 海と空の果てへ私をさそってほしいものです。 最後の「なむ」は英語で言うと " I want you to ~ " 「~してほしい」です。ちょっと恋心があらわに出すぎでしょうか。「吾を」を「吾も」にすれば多少やわらぐかな。個人的な好みをいうと「吾」は万葉調で「あ」と読ませたいところ(意味は変わりません)。 「もしかして俺のことが好きなの」とつっこまれたら「海と空が見たかっただけですわ」とおとぼけになるとよろしいでしょう。 もし前作と合わせてご採用いただけますならば、「佐用姫」の歌の方は「汝が船の出でし港に」を「君が船出でし港に」にすれば、「汝が船」の重複は避けられます。別に重複して悪いことはないのですが、表現がやや単調になるかと。 あるいは、携帯を題材にして、 君が行く海を思えり携帯を両手のひらに握りしめつつ 「思えり」=「思っている。」です。また「ベッドから」ということを出していいなら 君が行く海を思えり病床に君のメールを握りしめつつ 「君が行く船を」とか「海を行く君を」とかにする手もありますね。微妙に感じは違ってきますが。
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- spring135
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決定打と行きましょう。 あらざらむこの世のほかの思ひ出に いまひとたびの逢ふこともがな
- kogotokaubewe
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ええと、ご質問さまがお尋ねなのは、好きな人が船旅に出て、それを見送る立場での歌であって、自分が出港したり旅に出ていたりする歌ではないですよね……(^^;) お名前からは判断しづらいのですが、和泉式部の歌を探したと言うことなので、もし質問者さまが女性で、恋人の方が舟で旅に出たとかいうのなら、「松浦佐用姫(まつらさよひめ)」のエピソードがシチュエーション的には合います。ただ、これ、ハッピーエンドじゃないんですよね。悲恋の物語。 ともかくも一度以下のページをご覧下さい。ただし、引用されている万葉集の歌は佐用姫自身の歌ではなくて、佐用姫の伝説を知った後世の人が「佐用姫は~だったそうだ」という形で詠んだ歌です。 http://www.geocities.jp/kakitutei_pickup/matsura/sayohime.html まあ、「私も松浦佐用姫と同じ気持ちであなたを見送っています。」という形で詠めばいいかな。 佐用姫の領布(ひれ)振るごとく汝(な)が船の出(い)でし港に立ち尽くしけり (松浦佐用姫が狭手彦の船を見送って領布を振ったように、私もあなたの船が出て行った港で立ち尽くしていました。) なんてね。 これこれこういう内容でともっと具体的にお示しになれば、ここの回答者の方々なら代作してくださると思いますが。 あと、宇津保(うつほ)物語や松浦宮(まつらのみや)物語にも主人公が遣唐使として出かける場面があったと思うので(うろ覚え)、そちらにぴったりの歌があるかもしれません。
補足
詳しい内容で本当にありがとうございます。 さよ姫の歌もすごく素敵なのですが、 ちょっとシチュエーションがずれてしまうのです。すみません。 最初から、もっと詳しく書けばよかったですね。 私は女で大学院生ですが、今、病気で療養中です。 相手は大学院の元教授であこがれの先生です。 今、その人が休みをとって長期航海に出ていて メールを書いたら、歌が返ってきたので (風の導くままに航海をする、みたいな) 歌で返したいなと思いました。多少、淡い恋心的な ものも織り交ぜて返したく… まとめると、私はベッドから携帯でメールを送っている 状態、相手は航海中にメールを受け取り 返信したということ。私は航海中のその人の 様子を想像したり、安否を気遣っている。 こんな感じです。 何かいいのありますでしょうか??
- spring135
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熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな 晴れた空 そよ吹く風 港出船のドラの音 楽し 実をとりて胸にあつれば 新たなり流離の憂 海の日の沈むを見れば たぎり落つ異郷の涙 思いやる八重の汐々 いずれの日にかくにに帰らん
補足
ありがとうございます。 実は2番の回答者様のおっしゃるとおり、 こちらは見送る側なんです。言葉たらずで 申し訳ありません。
お礼
素敵すぎます!!ありがとうございます。 作ってくださった歌、拝読しただけで うっとりです。 短歌・川柳・俳句等、趣味にされる方の 気持ちわかった気がします。