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「イレブンナイン」など、(半導体の重要な物質として)Siは高純度の結晶
「イレブンナイン」など、(半導体の重要な物質として)Siは高純度の結晶が作れることが知られていますが、そもそもどうしてこのような事実が得られるのでしょうか。たまたまほかの物質よりもSiが優勢だったというわけでしょうか。物理化学的な側面からのアプローチで説明していただけませんか?
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もともと半導体素子としては Ge の方が先 (点接触トランジスタなど) だったんですけどね. ただ, 動作の安定性などは Si の方がいいので, 「努力と根性」で高純度 Si を作るようになったという歴史があります. だから, 「高純度結晶を作ることができる」から Si を使ったというわけじゃなく, 「Si で性能のよい半導体を作りたい」という要求があって, そのために「Si で高純度結晶を作る」ようになったわけです.
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- sanori
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こんにちは。 ゲルマでもいいし、シリコンより高速な回路が作れるガリヒ素とか、ほかに、インジウムなんちゃらとかありますし、たぶん、どれでも純度を高めようと思えば高められると思います。 しかし、シリコンというのは、地表における元素のうち2番目に多い元素です(ただし、原子数ではなく質量)。 http://www.silicone.jp/j/info/begin1.shtml ですので、原料が安いです。 (と、会社の新人教育で習いました) 原料が安いので、重点的に純度を高める工夫が重ねられてきたということでしょうね。
お礼
やっぱりそういうことになりますかね~… もう他の回答は期待できませんが、 一応「Siは物質的に…なので純度を高めやすい」 みたいな情報を待ってみます。 ありがとうございました!!
- indoken2
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Siに特異的な現象であるかのようなご質問ですが、 純度が低いと結晶構造にゆがみが生じるのは、 Siに特異的なことではなく、 言わば全ての物質に共通する現象だと存じます。
補足
質問の仕方が曖昧でした、すいません。 純度が低いことだけでなく、また他の要因(空の部分が生じたり)も結晶構造に影響を及ぼすでしょうけど。 そうではなく…たとえばGeの純度99.99999999999999%とかを容易につくれるようになれば、(熱の放散性やその他のデメリットを持っていても)半導体としてGeが最注目されるかもしれないじゃないですか? なにが言いたいかというと、ここまでの高純度物質を容易に(?)作れるのはSiだからこそ可能なんですよね?(この見解が間違ってますかね)それはどうしてなのですか?
お礼
点接触トランジスタについでの歴史も、その他の化合物半導体についても、みなさんがおっしゃってることは知っている知識なんですけど…やっぱり「ニーズに合わせているうちにできた」といわざるを得ないのですね。 これ以上しつこく追求するのはするのはやめます。笑 ありがとうございました!