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反応速度式について
反応速度式について たとえばA+2B→3C+Dという反応については d[D]/dt=(1/3)d[C]/dt=-d[A]/dt=-(1/2)d[B]/dt と書けますが、 A+A→A*+Aという反応においては 書けないんでしょうか? リンデマンの機構の問題を解いていて、混乱してしまいました。 [A]の速度式をかこうとしたとき、 左辺のAに注目して書くと係数は1/2なのに 右辺のAに注目して書くと係数は1になるんでしょうか。。
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■考え方その1 d[A*]/dt={1/(1-2)}×d[A]/dt=-d[A]/dt 中辺の分母(1-2)の2は反応式左辺のAの係数、 中辺の分母(1-2)の1は反応式右辺のAの係数。 ■考え方その2 A+A→A*+Aは素反応なので、反応A*の生成速度はd[A*]/dt=k[A]^2 反応式左辺のAに注目して書くと、Aの消失速度はd[A]/dt=-2×k[A]^2 反応式右辺のAに注目して書くと、Aの生成速度はd[A]/dt=+1×k[A]^2 正味のAの消失速度はd[A]/dt=-2×k[A]^2+1×k[A]^2=-k[A]^2 よって、d[A]/dt=-d[A*]/dt ■考え方その3 素反応A+A→A*+Aより、2分子のAが反応すると1分子のA*と1分子のAが生成する。 これから、2当量のAが反応すると1当量のA*と1当量のAが生成することがわかる。 つまり、1当量のAが反応すると正味1当量のA*が生成することになり、反応式はA→A*になる。 この反応は二分子反応なので、二次反応である。 d[A]/dt=-k[A]^2, d[A*]/dt=k[A]^2 よって、d[A]/dt=-d[A*]/dt ■考え方その3’ 素反応A+A→A*+Aより、反応式がA→A*になるので d[A]/dt=-d[A*]/dt
お礼
なるほど…よくわかりました! 以前もご回答いただいた方ですが、今回も詳しく教えていただき本当にありがとうございます(;_;) また質問のせてしまうかもしれませんがよろしくお願い致しますm(_ _)m