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スマトラオオヒラタクワガタの幼虫飼育について
スマトラオオヒラタクワガタの幼虫飼育について スマトラオオヒラタクワガタの幼虫飼育は添加剤醗酵マットがいいと聞いたのですが、そのときのマットの醗酵度合いはカブトマットのようにかなり醗酵の進んだ方が良いのですか。それとも茶色っぽいマットが良いのですか。
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>アンタエウスは発酵の進んだマットを好むというので、産卵セットには完熟マットを使用しました。2令からは菌糸ビンで飼育しようと思っているのですが、1令は卵で取り出したので孵化したらそのまま完熟マットでも使って良いですか 観察目的以外では、卵で取り出さないほうが良いです。卵が出てきたらそのまま埋め戻し、1ヵ月程度放置すれば自然に孵化するので、もう一度掘り返し、1頭ずつスプーンいっぱいのマットとともに菌糸ビンの真ん中に入れれば間違いがありません。 完熟マットで飼育しようとしていて、産みつけられた卵を取り出してしまったのであれば、スグにその卵を再び最初のマットに埋め戻したほうが孵化率は高いです。 ただし、孵化したら早い目に個室飼育に移行しないと共食いが始まります。 菌糸ビンに入れないのであれば、産卵させた完熟マットでそのまま飼育し続けても良いのですが、オオクワ系はやはり菌糸ビンのほうが早く大きくなります。一令でできるだけ早く菌糸ビンに入れるほうが大きくなるというのが最近の有力な説です。 昆虫のメスが卵を産むときは、自分で吟味して、自分の幼虫がすくすくと育つ環境かどうか?、幼虫に適したエサが十分にあるかどうか?を十分に確かめて産卵します。 メスが卵を産みつけたというのであれば、「優良環境お墨付き」ですから、飼育ケースの置き場所を変えるなどの環境変化が無ければ、まず100%孵化します。 湿り気が多い、温度が適していないなど、自分が卵を産みつけても幼虫がすくすくと育たないと見ると、メスは決して卵を産みません。 しかし、せっかく理想的な場所に産みつけられた卵を人間が取り出して移動させた場合は、果たしてそこが快適環境かどうかの「お墨付き」はありません。 卵は自力で移動できないので、最適環境でなければ死亡します。 幼虫であれば、ある程度自力で移動して、危険な場所を避けたり、より良い環境を求めることができます。そのため、卵では取り出さないほうが良いと言われているのです。 卵の産みつけられた場所は、必ず周りがその幼虫に適したエサに取り囲まれているはずなので、その環境で引き続き飼育することは非常に安全性が高いです。(サイズのことは別です。安全性の話です) それから、クワガタは体内に共生菌を持っており、フンをすることで、マットの中に共生菌を増殖させ、住みやすく、また、栄養豊かなエサに変化させています。 共生菌はメスの体から卵の殻に移り、孵化した幼虫がその卵の殻を食べることで幼虫の体内に入り、フンによって周囲に増殖していきます。 そのため、小さな幼虫を移動させるときは、周囲のフンを含んだマットも必ずスプーン1敗程度はすくって同時に移動させる必要があります。 卵の殻を食べて最初のフンをするまでは移動させてはいけません。また、周囲のマットを添えずに、幼虫のみを移動させると、上記の理由により、健康に育たない可能性が生じます。共生菌の連鎖が絶たれると幼虫はまったく成長しなくなります。
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- TAC-TAB
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>マットの醗酵度合いはカブトマットのようにかなり醗酵の進んだ方が良いのですか。それとも茶色っぽいマットが良いのですか。 ヒラタ系のクワガタは、一次発酵マットで十分大きくなります。 カブトマットのような黒土化したものはダメです。まったく食べません。 黒土化したものを食べるのは、ノコギリクワガタ系統ツヤクワガタ系統の幼虫くらいのものです。 大きな成虫を狙う場合、大切なことは、できるだけ大きな容器で飼育することです。 クワガタの幼虫は、自分の住んでいるエリアを巡回して、自分がどのくらいのサイズの成虫になるかを決めてサナギになります。狭いところで大きなサナギになっても羽化不全になることを自らが知っているのです。かしこいものです。 大きな容器で飼うと、DNAいっぱいのサイズで羽化します。 いくら栄養のあるマットを食わしても、住まいが狭いとサッサと小ぶりのサナギになります。 私は100円ショップで売っているビデオを収納する容器(25センチの正方形で深さ12センチくらい)で初令から飼育しましたが、100ミリオーバーが出ます。 マットが5リットル入るので、費用もかかるように見えますが、5~6ヵ月後に三分の二くらいを入れ替えればそのまま羽化まで行きます。できるだけ堅く詰めます。 フタと本体を幅広の紙テープでぐるりと巻き、コバエやその他の雑虫が入らないようにします。 マットとしては、市販のもので十分ですが安物はダメです。 一番成績が良いのが、マルカン「ハイパークヌギフレーク」ハイブリッド、 ほぼ同等のが、三晃商会「育成クヌギマット」です。 5リットルだと一袋使って1頭しか飼育できません。 最初は小さな容器で飼育して、オス・メスがハッキリしてから、大型オスのみを5リットルに入れても良いとは思います。ヒラタの幼虫は共食いが激しいので、初令から1容器に1頭ずつ飼うことはいうまでもありません。複数を1容器で飼うと、どんな大きな容器であっても、一ヶ月もすれば一番強い1匹だけになりますが、その1匹も戦いのときにケガをしていると細菌が入って死にます。要するにクワガタの幼虫を多頭飼育すると全滅すると言うことです。 写真は、5リットル容器で羽化した100ミリオーバーの巨大ヒラタです。
お礼
早速回答していただきありがとうございます。100mm超ですか、横幅が太いので迫力ありそうですね。僕も100mm超を作出したいです。
補足
アンタエウスも飼っているので、補足させていただきます。アンタエウスは発酵の進んだマットを好むというので、産卵セットには完熟マットを使用しました。2令からは菌糸ビンで飼育しようと思っているのですが、1令は卵で取り出したので孵化したらそのまま完熟マットでも使って良いですか。
お礼
回答していただきありがとうございます。1令から菌糸ビンに入れると菌に巻かれると書いてあったので。安全第一ということです。僕はせっかちなもので、一ヶ月も待てませんでしたがたくさん孵化してくれたほうが良いので、今度はがんばって待ってみます。アンタエウスは根食い系だから完熟発酵マットでも大丈夫ですよね。もうすでに、2個卵が溶けてしまいました。ヘラクレス・ヘラクレスもそれらのことを応用していきたいと思います。