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英語と日本語ではどちらが早く情報を伝えられると思いますか?
- 「英語と日本語ではどちらが早く情報を伝えられると思いますか?」という疑問について考察します。
- 日本語と英語の情報伝達速度を比較するためのデータについても調査しています。
- 海外経験のある方々の感覚的な回答も参考にすることができます。
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質問者が選んだベストアンサー
1 同じだと思います 2 私は第一母国語が日本語で、第二母国語が英語。日常的に翻訳をやっていて、稀に通訳もなるので、両方の言語でそれぞれに情報伝達を実践していますが、私のそれにおける速度は同じだからです。ようするに「感覚的」で適当な根拠です。 3 残念ながら存じません。 ちなみに、NHKでゆっくり話すのは、それが局のポリシーだからです。NHKは「全国の、どんな田舎の、どんなお年寄りにも理解できる放送」を心掛けているのです。そして、お年寄りには、ゆっくりしゃべってあげるのが一番です。また、総じて日本文学においては「わかりやすい文章」を心掛けるよう指導されますし、また、それが好まれます。 一方で、とかく英語という言語文化においては、小難しい単語や捻った表現を多用して文面を飾るのが好まれます。アメリカ人が書くものは、まだシンプルでわかりやすいほうなのですが、イギリスは顕著で、何かを形容するにしても、どうでもいい修飾語や比ゆを5つも6つも並べるのが好まれます。 こうしたことは、情報伝達量とは関係ないと思います。現に、民放の人気キャスターだった久米宏氏などは、CNNの人気司会者ラリー・キングよりも遥かに早口でしゃべっていました。逆に、例えばNHKのニュースのアナウンサーがゆっくりとしゃべっているあいだに、BBCのキャスターが倍の速度で単語をたくさん詰め込んでいたとしても、その単語は「情報」という意味においては、わりと無駄であったりもするのです。 それから、同じ小説やエッセーの翻訳版の量が違うという指摘をする人も確かにいますが、私の手元に『パティ・ボイド自伝』の各国版があります。一番体積が多いのがイギリス版、次が日本版、一番コンパクトなのがアメリカ版です。サイズは単に、読者層の好みに合わせているのだと言えましょう。 余談ですが、慣れない言語は早口に感じるものです。日本人は早口で日本語をしゃべると感じている外国人は少なくありません。
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読む、という点に関しては、日本語は3つの種類の文字を駆使できるので、単純なアルファベットの羅列より視覚的に読みやすいでしょう。確か、日本人が日本語を読むときとアメリカ人が英語を読むときに活性化する脳の部位が違うという研究結果を見たことがあります。ディスレクシアという病気は日本人には聞きませんよね?3つの文字を使う日本語が視覚的に読みやすいわけです。これは、「書く」事にも関連しますから、ハリポタ翻訳者も平気で量を増やせたのでしょう。翻訳に関しては、この逆もあり、量からどちらが「優」かを決めることは難しいでしょう。 しゃべる、に関してですが、言語の物理的構造(アルファベットよりはるかに多い文字、読み、おのまとぺなど)から、複雑な内容ほど短く表現できるのが日本語でしょう。何倍速までしゃべれるかは言語の差ではなく、人間の舌などの機能の限界の問題でしょう。英語はコンピュータのプログラミング言語に使われるように、構造は非常にシンプルなのでそのメリットはあるでしょうが、複雑な内容を表現するにはそれなりに長くなるというのが一般論でしょう。
お礼
二回目の回答ありがとうございます! 読みについて、 「視覚的には日本語が見やすい」ということですが、確かに、日本語を母国語とする側が見ると見やすいですが、英語圏の人は視覚的に英語(一応単語ごとに区切りの空白がある)を見にくく思っているのか分からないのでなんともいえません・・・。 ディスレクシアのかたは確かに英語圏に多いそうですね。ただ、日本人のディスレクシアの方がおっしゃるには、カタカナは特に読みにくいとのことで、一概に文字の種類が多い日本語だから視覚的に読みやすい→ディスレクシアが少ないとは言いにくいかもしれません。 こちら(http://warabipoem.exblog.jp/11236393/)はディスレクアの方のブログですが、 ・「特にカタカナと数字が苦手。」 ・「一字一字がはっきりと見えないので。 アルファベットも読み分けがなかなか難しい。 でも、単語が一つずつ分かれているので、一語を写真か図柄のようにして暗記している。」 ・「まず文字がぎっしりのものはしんどい。」 とあります。 翻訳に関しては、私もこれまでの議論からみても「量からどちらが「優」かを決めることは難しい」と思いました。 表現力の面では日本語はは多くの文字数・読み・語彙・オノマトペなど圧倒的ですね。 http://ushi8.com/mau/design2/index.html >>しかし1200種類に及ぶと言われている日本のオノマトペはやはり特徴的で、英語の350種類と比べると3倍以上になります どうやら、それぞれの文化特性を踏まえた上で、日本語圏での日本語と、英語圏での英語の情報伝達の速度は有意な差はなさそうですね。この質問についてみなさんと議論する中で、改めて日本の文化、英語圏の文化の違いを考える機会が得られ、大変有益で愉しかったです。また機会ありましたら、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 まとめ ■NHKとCNNのニュースキャスターの話す速さについて(NHKよりCNNの方が速い!?) ・NHKがゆっくりなのは独自のポリシーによるもの。このことから言語の特徴とは言えない。 ・一般的に話す速さは実際は大差がない(慣れない言語は速く聞こえるもの)。 ・英語圏では「小難しい単語や捻った表現を多用して文面を飾るのが好まれる」という傾向がある。 ■英語の日本語への翻訳本の厚さについて(邦訳すると厚くなる!?) ・本のサイズは読者層の嗜好に合わせているという面もあるから、単純にページ数で言語の情報伝達のしやすさを議論できない。 ・「量からどちらが「優」かを決めることは難しい」 ・文字数=実際の情報伝達量というわけではない。 ・元言語にあって、翻訳言語にない言葉を表現するにあたって量が増える(かも)。 <結論> 日本語圏での日本語と、英語圏での英語の情報伝達の速度は有意な差はなさそうです
- 砲術長(@houjutucho)
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お礼ありがとうございます。 さてハリーポッターの件ですが、こう考えては如何でしょう 実際に英語の中には、日本語に無い言葉(言い回しも含む)もあって それを言い表すのにどうしても、文字数を使ってしまうので ページ数が多くなってしまうのでないのでは?
お礼
二回目の回答ありがとうございます! 別言語に翻訳すると、もとの言語にない言葉・言い回しを表現するため文字数が多くなる、とも言えそうですね。あるかもしれません、私にとって新しい観点です。参考になります!
読み書きも含めた総合的な観点で言うと、3つのキャラクタ(漢字、ひらがな、カタカナ)にくわえ英語も組み入れることができる日本語が圧倒的に優れていていることは言うまでもありません。NHKのアナウンサーがゆっくりしゃべるのは優れた言語にとってそのスピードが最適で十分であり、早口=バカに見えるからだと思います。
お礼
回答ありがとうございます! 確かに日本語は、漢字、ひらがな、カタカナ、英語※と多様な文字表現ができますね。 しかし、情報を伝える速度という観点で見たとき、それが圧倒的優位となる理由にはならない気がします。 ※日本語は英語を含めることができますが、日本語で使えるのは英語のほんの一部だと思います。使うことは出来ても理解する側の問題で、平均的な日本語を母国語とする人が完全な英語を理解しているわけではないので・・・。 NHKのアナウンサーがゆっくりしゃべる理由は品位を考慮しているから、そうかもしれません。バラエティなどノリといいますか、盛り上がりを気にするところではやはり話す速度も速いですね。 参考までに「ハリー・ポッターの翻訳が、日本語版だと、原版の約二倍」というデータが見つかりました。平均的な英語ネイティブと日本語ネイティブではどちらが速く読める(理解も含めて)と思いますか?
- 砲術長(@houjutucho)
- ベストアンサー率20% (327/1566)
ケースバイケースだとは思いますが 言語的に言って、日本語と英語の違いは 1.関係詞を必要としないのが、日本語 2.主語が無くても、話が通じるのが日本語 これ以外にもあったとは思いますが、大きな違いはこの二つ だったはずです。 これから察するに、日本語の方がある意味伝わり易いかも知れないですね。
お礼
回答ありがとうございます! 確かに実感からも翻訳するとき、関係詞は略せることがありますね、主語も同じように。 全体の文字数は少なくなると思いきや、さきほど「ハリー・ポッターの翻訳が、日本語版だと、原版の約二倍」という情報が見つかりました。 これでも日本語の方が速く伝わる(この場合は読める)でしょうか?
- allwinner
- ベストアンサー率25% (159/624)
「以心伝心」で伝わる日本語(というか、日本人のコミニケーション)の方が、英語よりも早く伝わると思います。 一を聞いて十を知るのが日本語ですから。英語では、十伝えようと思ったら、十話なさなくてはなりません。
お礼
回答ありがとうございます! 確かに、私も日本語は良い意味であいまい(多義)、英語は厳密(日本語ほど多義でない)と聞いたことがあります。 日本語はあいまいだからこそ少ない言葉でも、相手が察してくれる。英語で同じ情報を伝えようとしたら、言葉の数を尽さないといけない。感覚的には確かにそう感じます。 しかし、以下のような情報を見つけてしまいました。 http://q.hatena.ne.jp/1258793705 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q129476407 >>ハリー・ポッターの翻訳が、日本語版だと、原版の約二倍になってますよね。 「文字上では、同じ情報を表わすのに英語の倍ほど日本語が必要」のようです。 この場合、果たして日本語の方が速く読めるのでしょうか? 私の質問では「話す・聴く」で比較していましたが、「読む」スピードも比較対象にいれてみようと思います。「それぞれの言語版のハリー・ポッターを欧米人と日本人が同時に読み始めて、読み終えた時かかった時間」なんてデータはどこかにないものでしょうか・・・
お礼
回答ありがとうございます! 感覚についてのご意見、お待ちしておりました。なるほど、大差はありませんか。 NHK局のポリシー、確かに放送法第7条で「あまねく~」とあり、誰でも分かるように、かつ視聴者の嗜好も踏まえてあえてそうしているのですね。 私は英語に関してはまだまだ未熟者なのですが、英語圏のブログなどを読んでいても、どうも日本語に比べて小難しいというか、言い回しが薄々大げさに感じていたのですが、そういう文化なのですね。 ではこのあたりで、この場をお借りして一度これまでの議論を総括してみます。 ■NHKとCNNのニュースキャスターの話す速さについて(NHKよりCNNの方が速い!?) ・NHKがゆっくりなのは独自のポリシーによるもの。このことから言語の特徴とは言えない。 ・一般的に話す速さは実際は大差がない(慣れない言語は速く聞こえるもの)。 ・英語圏では「小難しい単語や捻った表現を多用して文面を飾るのが好まれる」という傾向がある。 ■英語の日本語への翻訳本の厚さについて(邦訳すると厚くなる!?) ・本のサイズは読者層の嗜好に合わせているという面もあるから、単純にページ数で言語の情報伝達のしやすさを議論できない。 ・文字数=実際の情報伝達量というわけではない。 ・元言語にあって、翻訳言語にない言葉を表現するにあたって量が増える(かも)。 そういえば、今頃思い出したのですが、日本語は最後まで聞かないと文の意味がとれなく、英語は途中まで聞けばその時点までの意味がとれると聞いたことがあります。 (例) 明日10時にiPhone4を買いに行きます。 I'll go to buy iPhone4 at ten o'clock of tomorrow. →同じ時間で、日本語では「明日の10時」まで、英語では「I'll go to buy iPhone4」までが聞き取れたとすると日本語の方は何をするのか意味がとれず、英語ではとりあえず何をするかが分かる。 という感じの話だったと思います。 このような面も、何かの参考になるでしょうか。