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パンク修理していて思うのですが、ゴムのりってどういう成分と言うか仕組み
パンク修理していて思うのですが、ゴムのりってどういう成分と言うか仕組みでブチルゴムを くっつけてるんでしょうか? 加硫とか聞きますが、ゴムのり自体は白濁液ですし、ブチルゴム側が溶けてる 形跡もないし、かといってエポキシやシアノアクリレート接着材のようにある程度の断面積 が存在してるわけではないので非常に不思議なのですが詳しい方御願いします。
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時々パンク修理でお世話になっています。 手許のゴムのりのチューブには ゴム揮発(81%)、ヘキサン(12%)、天然ゴム他(7%) と書いてあります。 より詳しくは、下記URLに有るように、 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011617270 種類 溶剤型加硫接着剤(ノントルエン・非塩素系加硫接着剤) 成分 有機溶剤93%(へブタン(ヘキサンでも良い)・ゴム揮発)、天然ゴム、他 です。 表示の仕方は違いますが、加硫接着剤です。 天然ゴムを有機溶剤と天然ゴムの低分子量物(計93%)に混ぜ、 流れ易く塗り易いようにします。 塗りつけた接着剤から溶剤などが飛んだら、修理するタイヤのゴム面に当てます。 この時に修理パッチとタイヤのゴム面同士が密着するように強く押しつけます。 そのまま保持すると、接着剤の薄く伸ばされた天然ゴム成分とパッチとタイヤの ゴムの分子の間で加硫反応が起こり、ゴム同士は一体化します。 反応したパッチ、接着剤、タイヤは一体化していますのでなかなか剥がれません。 (但し繋ぎはゴム本体ほど強くないので、強引に剥がすと接着面の結合が切れて 剥がれます)。 加硫とは次の様な反応です。 ゴム分子は細長い分子で、スパゲッティの様なものと考えてください。 スパゲティではお互いに絡み合っていて、引き離すのは大変ですが 引っ張ればずるずると離れてゆきます。 加硫は、そんなゴム分子に硫黄を加えて加熱すると分子の間が硫黄を で繋がれ橋渡しされます。これを架橋反応と言います。 架橋反応された長い分子は、3次元的な網目構造を持ち、引っ張る力に抵抗し 戻ろうとします。つまり弾力がでてくるのです。 伸び縮みするゴム同士を接着して、その変形に応答できるのはこのお陰です。 ゴムのりはこの反応を室温で、しかもちょっと待っている間にやってくれる 優れものです。溶剤が非トルエンに成ったりしていますが、昔から有る優れものです。
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- TEOS
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ゴムのりも、調べると5種類ぐらい有るのです。 基本的に、ブチルゴムに、不燃溶剤のトリクロロエチレンなどを使うものが多い。 ゴムとゴムですので、架橋性が良いと思います。 用途的には、パンク修理用、靴底の磨耗防止なので。配合比を変えます。 靴底用を使うと、厚塗りが出来るので、ゴムパッチ無しで補修可能。(乾燥時間は掛かる) 今は業務用でも存在しないと思うけど、昔はベンゼン、トルエンを使用していた。 乾燥が速く、1分でゴムパッチと接着できる。 修理が早い反面、毒性が有る為使用禁止。 (溶剤の吸引とか悪用する人も多いし、発がん性が有るのが主な要因) シアノアクリレートは、乾燥は速いが、硬化膜なので、自転車のパンク修理には不向き。 すぐに剥離してしまう。
- nitto3
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昔は生ゴムを揮発油などに溶かして使いました。 今でも基本は同じでしょうね。 白濁してるならラテックスを使っているのでしょう。 少し松脂のような樹脂を入れているかな。 ゴムの結晶化で接着してるのです。 断面は他の接着剤と同じでちゃんと存在してますよ。