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金属線のエッチングについて
金属の細線をエッチングすると先端径の非常に小さい針ができるそうなのですが、その原理や詳しいノウハウを知っている方がいましたら是非教えていただきたいです。よろしくお願いします。
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金属ワイヤの先の部分だけ電解液に入れて電解研磨すると、液面周辺が集中的に溶けて細くくびれ、最後には切れて下側が落ちます。すると残った上の部分がとがっています。(落ちた下の方もとがっている。) STM(走査型トンネル顕微鏡)の探針の作成法のひとつとして使われており、日本語の文献でしたら例えば「電気化学および工業物理化学」63:3巻(1995)p.230 "電解研摩法によるSTM探針の作製" というのがあります。詳しいノウハウが書かれていますので見てみて下さい。 この文献の場合、材料はPt合金(径0.25mm)、溶液はCaCl2+HCl、電圧は交流25Vでやっていますが、これ以外には、材料としては金やWなど、溶液にはKOH、NaOH、HClなどの例もあります。電圧はさまざまです。
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noname#21649
回答No.1
原理は.ふどうたい皮膜の生成の場合と金属樹枝の生成の場合があります。 「ノウハウ」とは.どうする「ノウハウ」ですか. 界面活性剤とかの有機質をうまく入れれば.いくらでも生成できます。だから.とくにノウハウというものはないのですが。
お礼
大変貴重な情報ありがとうございました。実際に文献を見ましたらとても参考になりました。これから実際実験をしてみようと思っているところです。