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リン酸系のさび取りを使った後。
先日バイクのメインテナンスの本を見ていたら、市販さび取り剤(リン酸の入ったものらしい)を使った後の事が書いてあり、「そのままでも、リン酸皮膜が出来ているから、さびにくいが...」という趣旨の文章になっていました。 リン酸の入った市販さび取り剤って、「リン酸皮膜」を発生させて、防錆効果をもたらすんですか? 私は、あの、さび取りした後の金属面は、てっきり「剥き出しの鉄」かと思っていました。 原理を御存知の方、教えて下さい。
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- yyukami
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リン酸の処理により出来るのは鉄を焼き付けて出来る黒錆(Fe3O4)ではなく、リン酸第二鉄の皮膜だったと思います。ですので黒錆に比べると経時的に皮膜がとれてしまう、ということがあるので、「錆止めを塗れ」ということになるのではないでしょうか?
- nag3
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再度nag3です。 実際のところ私自身は猟銃に付いたキズの補修などで使うだけですので銃全体に黒錆びを施した事はありませんが銃メーカーの関係者の言によれば銃口を塞いで一定の温度に保たれた槽につけて(時間は使っている鋼材によって違うって話なので)その後清水の曹で洗浄すれば綺麗に仕上がるとの話でした。 っで、私が使用しているのは銃の補修専用に発売されているスーパーブルーと呼ばれる製品です。 その成分が判らなかった為、化学に詳しい方に分析してもらったらリン酸だったと言う事なのですが。 下記URLの中にクレー射撃競技の談話室と言う掲示板があります。 ここの過去ログでスーパーブルーを検索すると銃砲界で知らない人はまぁいないかな?って方がこれを使った方法を詳しく説明されています。 ちなみに何故スーパーブルーって製品名なのか?ですが、これは発売元のアメリカでは黒錆びの事をガンブルーと呼ぶからです。 眼の青い白人さんは銃の色はブルーだと言うんです。絶対にブラックではないと・・・・・ でもどう見ても黒にしか見えないんですけどねぇ。 白人さんの言うブルーと我々日本人の言う青とは意味合いが違ってるのでしょうかね? まぁどんどん本題から離れていってるのでこの辺りで失礼しますね。
- 参考URL:
- http://www.gunsmith.jp/
- nag3
- ベストアンサー率28% (103/361)
一応本当の話ではあります。 銃の黒錆で酸系のものはリン酸を使って作っていますので間違い無いと思います。 ただしこの様な積極的な防錆効果を期待しての使い方の場合は強酸であるリン酸でそれなりの時間化学反応をさせて使うので効果は良好ですが、その際あまりに速くリン酸液を洗い流すと色も付かずにすぐに錆びますので理論的には間違いは無いと思いますが過大な防錆効果は期待しない方が良いと思います。
- yyukami
- ベストアンサー率46% (110/237)
どの位効果があるかという話は別にして、本当の話です。 剥き出しの鉄の表面は酸素と水によって赤錆になります。この赤錆は内部に進行しやすいので、どんどん錆びていきます。 一方でリン酸を施した表面はリン酸が空気よりも鉄と反応しやすいためリン酸塩となり、これが皮膜となって赤錆が発生しにくくなります。
お礼
ありがとうございました。 やっぱり、「リン酸皮膜」が出来て、錆止めという点ではプラスなんですね。 製品の説明書には 「処理したらすぐに液を拭き取れ」 とか 「処理後の部分は錆止めペイントを塗れ」 とか書いてあるから、ほっておいたらだめなのかと思ったら、案外黒錆が出来て良さそうですね。
お礼
情報、ありがとうございました。 銃の「黒錆」(の一部)は、リン酸で長時間処理して形成させている、というお話なのですね。 確かに、リン酸系の錆落としを使っていると、拭き取るのが遅れると黒くなりますね(これの原理も知りたいので、質問に入れようとしていたのに、書き忘れていました)。やっぱりあれはいわゆる「黒錆」だったのか... 銃に黒錆を付けるときのやり方って、どこかに載っていますか? 判るものなら知りたいのですが。