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日商簿記1級 半年で合格
日商簿記1級 半年で合格 最近簿記学校やネットスクールなどの広告で半年で簿記1級を目指すコースなどを見かけ、とても興味を持ちますが、実際に半年の勉強で簿記1級に合格した方がいらっしゃるのでしょうか? 簿記1級は2級よりもかなりレベルが高くて難しいと聞きます。2級までは資格をもっていて、次は1級の取得を考えているところです。 ので、実際半年コースで簿記1級を合格された方がいましたら、ぜひ勉強法・勉強時間など教えていただけるとうれしいです。
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>実際に半年の勉強で簿記1級に合格した方がいらっしゃるのでしょうか? 今から15年ほど前の日商簿記1級検定試験に、半年程度の学習で合格した友人なら、私の周りにいます。 ただし、「当時の日商簿記1級といえば、現在の日商簿記2級とほぼ同等の知識レベルがあれば受かる難易度」というのが友人の弁であり、それは、デリバティブ取引、税効果会計、連結会計など、現在の日商簿記1級出題範囲の分野の多くが、まだ導入されていなかった時代における話のようです。 私自身は、2007年春辺りから本格的に日商簿記1級の受験勉強を始めたものの、なんとか合格点をもぎ取れるまでには、軽く半年以上はかかってしまいました。 私と同時期に学習を始めた仲間にも、半年内での合格者は皆無です。 もちろん、僅か半年で合格できるスーパー受験生もいらっしゃるでしょうけど、実態としては、半年コースを1クールに、それを何往復か繰り返し、合格地点に辿り着く受験生が大半なのではないでしょうか。 「月単位の学習で事足りるほど、ナメてかかれるような資格試験ではない」というのが、実感として出てくる感想です。 実際、日商簿記1級を学習してみれば解ると思いますが、商業簿記(会計学)では「企業会計基準」や「実務指針」、工業簿記(原価計算)ですと「原価計算基準」といった、法律面からの観点をベースにした知識の習得も、この試験からは必要になってきます。 特に、商業簿記(会計学)の出題区分に関与する法律は、頻繁に改正が行われる傾向が強いため、要注意なのです。 近年の大規模な法改正といえば、会社法の導入(2005年7月公布・2006年5月施行)でしたが、それ以外にも、細かな会計基準(簿記上の取引の理論的な裏付けをとりまとめる条文のこと)の変更は、年々、相次いでいます。 今後5年の間にも、比較的大きな法改正が予定されています。 そうした目まぐるしい動向を、独学で追いかけるのは至難の業ですし、受験に立ち向かう際には、簿記受験指導校のアドバイスを請う方がよいとは思います。 が、受験生を甘い謳い文句で誘い込む、専門学校の広告PRには、くれぐれもご注意下さい。 「半年で合格できた」といったところで、その実績が、受験生個人の指標のアテになるとは限りません。 蓋を開けてみれば、10年前の受験生の話だったり、たまたま、過去問や模試の内容と一致した試験問題に恵まれた受験生の話だったりするかも知れません。 また、「専念受験生か?社会人受験生か?」といった、個々に与えられる学習環境の違いによっても、話は異なってくるはずです。 上で述べたように、簿記会計の世界は、国際情勢の変動や時代のニーズに合わせ、日々刻々と変化を遂げつつあるわけですし、試験の回によっても、出題の傾向や難易度は微妙に異なってくるので、「どれだけの勉強時間を費やせば、あなたが目指す本試験の合格レベルに達することができる」とは、一概に断言し難い状況にあるのが、簿記検定試験の実情です。 なのに、一刻もはやく合格したい受験生の心理につけ込み、軽々しく「あなたも短期合格できる」などと煽りたがる学校に対しては、「甘い話ほど必ず裏がある」とばかりに疑ってかかった方が無難でしょう。 勉強法として思いつく言葉を列挙してみますと ●とにかく手を動かして、内容を丸憶えするくらい、問題を繰り返し解く。 ●出題の背景にある理論をきっちり押さえ、どの方向から出題されても解き切れるよう努める。 ●苦手科目を作らない。 ●公開模試にはなるべく参加し、本試験の雰囲気や自身の偏差値を知る機会を作ることで、自分にムチを打つ。 ●過去問を使い、本番の8割の時間内で合格点が取れるスピードを身に付ける。 ●(できれば)互いに励ましたり刺激し合える良きライバルを見つける。 ありきたりですが、こんなところでしょうか。 日商簿記1級には、「受験生全体の答案の出来栄えに沿って、配点が決定される」といった一説もあるため、TACや大原など、より多くの受験生が集う大手専門学校のカリキュラムに参加し、腕を磨いてみるのも、得策なのかも知れません。 (確証はありませんが…。)
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- ben0514
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日商1級は不合格でしたが、同レベルといわれ、税理士試験の受験資格にもなる全経上級を半年程度で合格したものです。 私は、商業高校出身ですが、一時期に大学進学を考えてしまったため、選択授業で簿記科目を取り損ねました。後悔もしましたが、両親に相談し、専門学校の夜間の講習に参加し、4ヶ月程度で日商2級を合格しました。その後、その講習を行っていた専門学校の税理士を目指す学科へ進学しました。その学校では、入学前に講習会のような授業が受けられ、2月頃から受講し、6月の日商1級と7月の全経上級を受験しましたね。結果、40人程度のクラスのうち、2割程度が日商1級を合格し、同程度の人数が全経上級に合格しましたね。ほとんどが重複合格でしたが、私は全経上級のみの合格でしたね。 私は、特別な勉強方法はありませんでした。学校のカリキュラムに従って、授業を受け、演習問題をより多く解き、それぞれの間に暗記を行いました。当時の授業は、朝9時から夜9時の授業などを学校で受け、1時間程度の暗記を宿題などとしてこなしましたね。学校の休みの日は数時間程度ずつの暗記の時間を作った程度です。 税理士などを目指す場合には、睡眠時間を削り、上記以上に勉強時間を作らなければなりません。それでいて勉強すれば合格するという検定とは異なりますし、長期間の持続が必要です。 頑張ってください。
お礼
参考になりました。ありがとうございました
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