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ホモサピエンスはスターウィスプからチーラの映像を見るか?
仮定の話を前提とした質問です。 1.「もし地球外生命体が存在し、その姿を電波でとらえることができるのなら、それはやはり炭素+酸素型の生命だろうか?」 2.「もしその地球外生命体が知性を獲得しているのなら、論理体系は我々と同様なのだろうか?」 物理学者でSF作家でもあるロバートフォワード博士は、地球外生命体を発見するためにスターウィスプというものを考えました。 詳しい説明は省きますが、スターウィスプをたくさん地球からばら撒けば、あるいは、未来に地球外生命体の映像を見るかもしれません。 そのとき映る生命体は、やはり地球上の生物と同様に炭素と酸素の結びつきによって構成され、生命活動を行っている生命体なのでしょうか(チーラは核子でできていましたが)? また、宇宙上で通用する物理法則が同様ならば、物理学上の普遍定数とともに、論理演算体系も同一なのでしょうか? 例えば、光速度や重力定数が普遍的なように、ユークリッド幾何学上での三角形の内角の和は10進法でいう180度(その知的生命体が何本指かは知りませんが)なのでしょうか? 最近人間原理に関して考えるようになり、上記のような疑問を持つようになりました。 人間原理、ドレークの式、意図的パンスペルミア、テューリングマシン・・・色々と絡み合っている質問ですが、娯楽的にでも、学問的にでも全然どちらでもかまいません。業務が多忙のためレスが遅くなるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
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補足
ibm_111さん、ご回答どうもありがとうございます。 >フレッドホイルの「暗黒星雲」では、 >知性を持った星雲という概念が登場します。 >ですが、惑星上に存在する知的生命という限定のしかたをすると、>炭素型以外は難しいかもしれません。 >ケイ素生命については、 >http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=369878 >をどうぞ。 SF小説の話で恐縮ですが、いくつか弗素型の生物についてかかれている作品もあるみたいです。未読ですが。 実はつい最近にSFに興味を持ち始めまして、いつかたくさんのSFを読む際に、自分自身の知識の再構築を促すためにもあって、この質問をしました。 珪素型。。。難しそうですね。 ただ、高温環境下ならまだ可能性があるようにも思えます。 >で。論理体系なのですが、 >およそ地球上で考えられている論理体系は >形式論理 >直覩主義論理 >量子論理 >様相論理 >等々ありますが、 >決して無から作られたわけではないことに注意しましょう。 >その前提として、形式論理があったわけで、 >これはもっとも素朴な我々の直感(直観ではない;わざわざ辞書で調べてしまいましたが)に、 >合致しています。 非常に論理学にお詳しい方とお見受けしました。一般人とありますが、専門家に近い方でしょうか?しばらくは門外漢の私にお付き合いください。 例えばラッセルのパラドクスから従来の集合論の危機が生まれ、直観主義論理やゲーデル、コーエンへと導かれたのならば、論理学自体の進歩--というよりもっと積極的なという意味で進化とするべきでしょうか--は、普段の生活を送る人々に経験則(直「感」)以上の論理を与えたのでしょうか? とすれば、我々が持ちうる論理体系について形式論理に則った方法論と言うのは、ibm_111さんが仰るように、あらゆる論理に対して基本的なことだったのでしょう。 そう考えると結構宇宙に普遍的なものなのではないかと思えてきます。矛盾性を追求していく論理(もはや論理ではないかもしれませんが)が無い限りは。 >では、いきなり非・形式論理から入る知的生命というのはいないのか? >「彼ら」の直感的な自然観に量子論が組み込まれていれば >最初から量子論理は発達するでしょう。 >そして、形式論理はそれのもっと単純な形として「発見」されるはずです。 >「彼ら」は相当小さいでしょう。 仮に量子論理が通常の方法であった場合、果たして形式論理はもっと単純な形として認識されるでしょうか? 結局は、常識からの逸脱を行うのは難しいと言うことになりそうな気がします。 量子論理がどのようなものかは存じ上げておりませんので自信がありませんが、0と1が共存する確率で状態を決定するようなイメージがあります。 とすると、トンネル効果やマイスナー効果が日常である状態からマクロな世界に思弁をくゆらせたとき、形式論理が直「感」的であるかどうかは。。。・・・おそらく否定されると思います。 長々と駄文を書いてしまいました。 間違っている箇所いっぱいあると思います。 ご回答どうもありがとうございました。