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どうして日本社会は中流階級が減り、貧困の差が生まれたのか

どうして日本社会は中流階級が減り、貧困の差が生まれたのか 私は歴史や経済のことについて全く知識がありません。 しかし、日本は中流階級が多かったと聞きます。 現在のように貧困の差が激しくなかったと何かのテレビでいってました。 どうしてこのような社会になったのでしょうか? どなたかご親切な方、教えていただけますと嬉しいです。 よろしくお願い致します。

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回答No.3

どんな社会も長年のうちに、欲のある者、有能な者、努力する者達が富を寡占化してゆくものだと思います。 日本の江戸時代など、ごく一握りの者が代々の富を蓄積し、時の政権とも癒着し、圧倒的な財力で日本の文化すなわち歌舞伎や浮世絵や和風建築などを支援しました。 明治維新で大名、旗本、武家に集中していたすべての材は一旦、ガラガラポンされ、今度は有能で欲の深い財閥が台頭しました。財閥はわずか数十年の間に日本の産業資本のほとんどを独占するほどの富の集中をもたらしました。 第二次大戦後、第三者であるアメリカ人が財閥解体、不在地主からの土地没収などを通じて、二度目のガラガラポンをしたため、日本人は一瞬、貧富の差がなくなりました。というより、全員が貧乏になりました。 戦後65年の間、欲のある者、有能な者、努力する者達が富を蓄積し、徐々に貧富の差をもたらし、一時は、米国ニューヨークのロックフェラーセンターを買収するほどに富が蓄積されました。バブル経済ですね。 その後、バブルの崩壊で日本の国富は半減しましたが、この過程で、本当の意味のガラガラポンができなかったので、貧部の差を継承したまま、日本全体が世界第二位の経済大国から普通の国になってしまったのです。 下の方、すなわち、欲の無い者、有能でない者、努力しない者たちは、世界第二位の経済ではそれなりに恩恵を受け、海外旅行をしたり、学費を払ったりする余裕がありましたが、それも時間の問題で、いまや海外旅行はおろか子弟の学費を払う事もできず、否、結婚するための必要最小限の金さえ稼げない人達が現れてしまいました。 昔の日本は、有能な人が社会に「大きく貢献」し、「少しだけ余計に」報酬を得る社会だったと思いますが、今や社会貢献(=企業の利益貢献)に比例して報酬が計算されるようなドライな社会になったので、貧富の差はますます広がるり、縮むことはないのです。 対策は大きく分けては二つです。 1.明治維新や戦後の米国占領状態の時のようにすべての資産を没収し、全員が再スタートするガラガラポンを実施する。 2.一代で築いたい財産は一代限り、すなわち遺産相続を禁止し、人生はみな同じスタートラインから開始する世の中とする。 まあ、どちらも簡単ではないので、ますます貧富の差は広がって行くでしょう。

noname#118346
質問者

お礼

とても詳しく教えていただいてありがとうございます! 「実力主義」の慣れの果てでしょうか。貧困層が増えると犯罪も増えそうな気がするのですが… 大きく分けて二つの対策、実現するのは難しそうですね。 私が富裕層だったら嫌ですwww

その他の回答 (4)

  • yyssrt
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回答No.5

すいません。補足になるんですが、この格差に対する対処は 1.結果を平等にするために所得再分配率をたかめる。⇒ジニ係数を0に近づける。(ジニ係数は1に近いほど格差が広く、現在の日本は所得再分配後の数値で0.39くらいで)              ↓ つまり簡単にいえば、福祉国家や社会主義のような国を目指すこと。⇒最近は新自由主義に対する批判が多く、こちらの意見がよく聞かれる 2.格差を認める⇒しかし、機会の均等(たとえば、金持ちの子は金持ちになるなど格差の固定)をきちんと是正し、努力や才能によってなら格差が生じる格差は生じてもよいと認める。 ↑ フリーターの7割は1日8時間週40時間を正社員と同様に働いていて、フリーター7割が正社員になりたいと答えています。つまり努力しても貧乏なのです。http://www.koho21.co.jp/NEWS/article0698.html

  • yyssrt
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回答No.4

1.累進課税である所得税の税率が1985年ごろから10%から60%だったものが5%から40%に減少していき格差拡大。 2.IT化やグローバル化により、海外への外部委託(アウトソージング)により、雇用が減少。また、海外に対抗するため労働派遣の奨励。⇒非正規雇用(全雇用者のうち3割以上)などのワーキングプアの増大 3.財政健全化(国の借金883兆円、一般会計の歳入の3割が国債で占める、また歳出の4分の1が国債返済のために使われる。⇒これらのように財政が健全でない)のために小さな政府を目指す⇒民営化、公務員の給料の引き下げ、公務員の臨時職員の増加。 4.教育格差⇒東大生の親の平均年収は1000万円近く。に対し、年収200万円以下の親をもつ子供の大学進学率は3割にも及ばない。⇒生まれた家柄で将来の年収が決定? 5.企業の成果主義導入⇒年功序列型、終身雇用の崩壊                       是正の動き?⇒民主党は登録型派遣、製造業の派遣の原則禁止を訴える。                     ↓           しかし、実際には8割が原則に当てはまらないといわれています。また、禁止することによって海外に企業が流出し失業率をあげる可能性があります。 gonzaresu1 さんは理系の出身者の公務員さんですか?僕は高校2年生の完璧なるゆとり教育世代です。新聞を毎日よめばゆとり教育世代でもわかるので頭のよい世代だともっとと分かるおもいます。まぁ、ゆとりってバカにするやつほどバカだと思いますけど。

  • taekweng
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回答No.2

一時期は日本全国総中流階級といわれていた時もありますね。 それで、会社が給料を払いますが、日本人に支払う額が大きいので儲けが少なくなる。 よって海外の安く使える国へ工場などをシフトしていったわけです。 そうすることにより、「肩たたき」(解雇)といわれる現象が起こり始めて今に至ります。 その他にも原因は複雑にあるのでしょうけど、最初の原因はこれです。

noname#118346
質問者

お礼

なるほど、確かに日本人に支払う額が大きくなると、安くて済む海外の工場を使うようになりますよね。 経済は変化していくのでとても面白いです。 常に先を見ていないと「取り残されて」しまうのかもですね。

noname#185422
noname#185422
回答No.1

はじめまして、よろしくお願い致します。 小泉前総理の時に派遣社員を大いに使い人件費を縮小できるように 経済連に協力したからです。 そのころは、これほど不況が続くとは思わなかったのもありアルバイトの方が 正社員より気楽で良いと考える若者が多かったのです。 実際に、給料にすると契約社員と正社員ではあまり開きがなかったように思います。 教育方針もゆとり教育がマイナス方向になってしまったようです。 外国人に比べて日本人は、ど根性精神がなくなったように思います。 ご参考まで。

noname#118346
質問者

お礼

なるほど。回答ありがとうございます! 確か、製造業での「契約社員」をOKにしたんでしたっけ? 働く場を広く設ける~とかなんとかで。 確かにその頃は「派遣社員」というのがOLの間でもブームだった気がします。 企業に属せず(嫌なしがらみなく)働ける、ということで。 ゆとり教育もダメでしたね。 私も少しゆとりかじってますが。 ご親切にありがとうございました。

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