- ベストアンサー
消費性向とは何か?質問と解説
- 消費性向とは、収入のうちどれくらいを消費に使用するかを表す指標です。
- 消費性向は、低所得ほど高く、高所得ほど低い傾向があります。
- 収入が少ない人ほど消費に回す割合が大きくなり、多くの人が消費に回すことで経済に活気を与えます。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
おお。#1の補足です。 仰る通り、銀行は資金運営をしたがります。問題は、経済が良くないと、貸し出す先も限られてくるということです。 「え……君、お金貸してあげても、ものが売れないから、お金返す目処立ってないよね…?」 という感じで、回収の可能性が低い先には貸せません。 景気が悪いと、この「貸しても返してくれなそう」な先が増えるわけですから、銀行としては「いや、貸したいけどむり!」と言わざるをえなくなるんです。 もちろん、海外の国債を買ったりとかもするけれど、それは国内の企業の活性化にはあまり繋がらないわけで…。 結論からいうと、「金を上げたら使ってくれないと意味がない!」だと思います。 このコスト対効果に関しては、私も「どうなんだろう」と疑問に思うところなんですが(民衆心理が絡んで来るので)。 消費性向が低い(貯蓄傾向にある)こと自体は悪いことではないと思いますが、国民に還付金を渡す目的が「もっとお金使って経済刺激して!」なので、国としては、貯蓄されてしまうと困るんじゃないかな。 日本がバブル以降不況から抜け出せないのは、この消費性向の低さに一因がある気がします。 アメリカとか、不況から抜け出すのが比較的早いんですよね。すぐお金使っちゃうから。笑
その他の回答 (1)
- kacashi
- ベストアンサー率50% (67/134)
えっと、質問の意味を取り違えているかもしれないので、的外れだったらご寛恕ください。 消費性向というのは、基本的に個人に大して使われる言葉です。 たとえば、アフリカなど、明日の食事にも困るような人の消費傾向は限りなく100%にちかいです。お金が入ったら、明日生きるために全額使い切るので。笑 なので、消費傾向が高い=消費が増えるという考えは正しいと思います。 さて、では大金持ちが預金をして、それが融資やさらなる投資に使われたら、結局、景気刺激効果があるのではないかという点ですが。 消費性向が低くて、国民がみんな、財布の紐をギッチリ締めていると思ってください。 誰も、消費にお金を使おうとしないので、銀行にはお金が貯まりますよね。 銀行としては、溜まったお金をどこかに投資したい。 でも、財布の紐をきつーく締めてしまっている消費者は、そもそもお金を使いたくないので、ものを買いたがりません。だから、物やサービスを提供する企業はお客さんがこなくなります(需要減)。 需要がないので、今後、生産性を上げるために、大型の投資を行う必要はないですよね。 つまり、銀行からお金を借りなくてもいいということです。 そうすると、お金は銀行にごっそりあるのに、景気刺激効果が得られないというガッカリな結果になります。 なので、景気刺激効果を期待して消費者にお金を還元する場合、消費者に「こんだけあるんだから使わないとね!!」と思わせないと意味がないのですね。
お礼
素晴らしいご回答有り難うございます。 銀行の融資が減ることが問題なわけですね。 ここで一つ疑問に思うのは、銀行にお金があると言うことですが、 銀行は、一応低い金利とは言え、利子をつけているわけですよね。 銀行の預金口座に貯めておくようなことはしないと思います。 貸し出しがしにくいときでも、預金の全ては何らかの形で運用していると思います。 それが国債だったり社債だったりするのでしょうが。 そうなると国や企業にお金が移動するだけです。国や企業は債券を発行して銀行 から得たお金を投資や給料で使うわけですよね。 結局、投資金額の総額は変わらないと言うことだと思います。 消費性向の高い世帯にお金が回らなくても、社会全体の投資金額は 変わらないという意見はいかがでしょうか? つまり消費性向は低くても一向に構わないという 意見についてはどうお考えですか?